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Symfoware Server V12.1.x データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

K.2.2 OSに返却済の資源の保護

DBミラーリングシステムがOSに返却した資源は、そのままでは情報がシステムに残っている場合があり、不当に情報を参照されるといった脅威があります。そのため、OSに返却した資源から情報が不当に参照されないようにするため、返却時に情報の保護対策として、データの初期化を行います。

以下に、データベース二重化の各資源について消去方法を示します。

表K.3 データベース二重化資源の消去方法

資源

作成先

消去方法

RERUNログ引継ぎファイル

ローデバイスまたはUNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

RERUNログ抽出ファイル

UNIX系ファイル

システムが消去(初期化して消去可(注1))

BC管理DB

ローデバイスまたはUNIX系ファイル

rdbddlexコマンド(注2)

RLCファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

RLM(送信用、受信用)

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

RERUNログ抽出作業域の作業域ファイル

UNIX系ファイル

システムが消去 (初期化して消去可(注1))

RLP動作環境ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

BCログ管理ファイル

ローデバイスまたはUNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

BC構成パラメタファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

資源識別子抽出ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

DBミラーリング動作環境ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

モニタ管理ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

RLP定義ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

注1)情報の初期化を行うかどうかは、RLP動作環境ファイルで選択します。

注2)Symfoware/RDBで標準セキュリティ運用を行っている場合、BC管理DBは、初期化してから消去されます。

参照