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Symfoware Server V12.1.x データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

付録L データベース二重化処理での異常の詳細なリカバリ手順

DBミラーリングシステムは、両ノードでのデータベース二重化処理として、以下の処理で実現しています。

これらの処理異常に対しては、DCUの再構築によりリカバリを実施しますが、一部の異常事象によっては、DCUの再構築以外の方法でリカバリすることも可能です。
本付録では、これらの異常に対するリカバリ方法を個々に説明します。

図L.1 データベース二重化処理での異常の概要

データベース二重化処理での異常原因の調査方法

DBミラーリングサービス中に、RLC再使用処理、RERUNログ抽出処理およびRERUNログ反映処理で異常を検知すると、以下のメッセージを出力します。メッセージとメッセージの本文に設定された詳細情報を元に異常原因を特定します。

RLC再使用処理の異常の場合

RLC再使用処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。

SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32006: Error occurred in the DB mirroring service script. Detail information='詳細情報'

RERUNログ抽出処理の異常の場合

RERUNログ抽出処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。

SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32007: Error occurred in the DB mirroring service script(extract process). Detail information='詳細情報'

RERUNログ反映処理の異常の場合

RERUNログ反映処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。

SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32008: Error occurred in the DB mirroring service script(reflect process). Detail information='詳細情報'

ポイント

異常原因に応じた対処を行う場合、上記メッセージの“Detail information” に設定されるqdgで始まるメッセージおよびSymfoware/RDBのRDBREPORTで指定したメッセージログファイルも合わせて調査してください。

参照