Symfoware Serverが標準セキュリティ運用を行っている場合の、DBミラーリングシステムの環境構築について説明します。
構築の種類 | 考慮する点 |
---|---|
セットアップ | 通常のセットアップと同等。 |
運用環境の変更 | 通常のセットアップと同等。 |
運用の中止 | パッケージの削除は“インストールガイド”または“ソフトウェア説明書”を参照してください。 |
参照
Symfoware Serverの標準セキュリティ運用については“インストールガイド(サーバ編)”および“セキュリティ運用ガイド”を参照してください。
Symfoware Serverの資源削除の詳細は、“セキュリティ運用ガイド”を参照してください。
標準セキュリティ運用を行う場合は、RLP動作環境ファイルの以下のセキュリティパラメタが“YES”になっていることを確認してください。
RERUNログの抽出で自動的に作成するRERUNログ抽出ファイルの削除時に、RERUNログ抽出ファイルの初期化を行うかどうかを指定します。RERUNログ抽出処理の実行の延長で、RLP動作環境ファイルのパラメタEXT_FILE_PATHで指定したディレクトリに作成するRERUNログ抽出ファイルが対象になります。
本パラメタは、セキュリティ運用時のみ有効となります。
記述形式は、以下のとおりです。
EXT_FILE_CLEAR = {YES | NO}
YES:RERUNログ抽出ファイルの削除時にRERUNログ抽出ファイルの初期化を行います。
NO:RERUNログ抽出ファイルの削除時にRERUNログ抽出ファイルの初期化を行いません。
本定義は省略可能です。省略時はYESが指定されたものとみなします。
注意
本パラメタでNOを指定した場合は、作成したRERUNログ抽出ファイルの削除時に初期化を行わないため、ファイルシステムを別の目的で使用するように変更した場合に、rdbclrfコマンドによりディスクの内容を初期化してください。
参照
セキュリティ運用の詳細については“付録K セキュリティ運用”を参照してください。
RERUNログの抽出で自動的に作成するRERUNログ抽出作業域の削除時に、RERUNログ抽出作業域の初期化を行うかどうかを指定します。RERUNログ抽出処理の実行の延長で、RLP動作環境ファイルのEXT_WORK_PATHパラメタで指定したディレクトリに作成する作業域ファイルが対象になります。
本パラメタは、セキュリティ運用時のみ有効となります。
記述形式は、以下のとおりです。
EXT_WORK_CLEAR = {YES | NO}
YES:作業域ファイルの削除時に作業域ファイルの初期化を行います。
NO:作業域ファイルの削除時に作業域ファイルの初期化を行いません。
本定義は省略可能です。省略した場合はYESが指定されたものとみなします。
注意
本パラメタでNOを指定した場合は、作成した作業域ファイルの削除時に初期化を行わないため、ファイルシステムを別の目的で使用するように変更した場合に、rdbclrfコマンドによりディスクの内容を初期化してください。
参照
セキュリティ運用の詳細については“付録K セキュリティ運用”を参照してください。
性能を考慮する場合は、セキュリティパラメタを変更することにより、対応することができます。
ただし、利用者の責任で、セキュリティを確保してください。
EXT_FILE_CLEARパラメタの変更
RERUNログの抽出で自動的に作成するRERUNログ抽出ファイルの初期化処理は、RERUNログ反映終了後に非同期で行われます。ディスクへのI/O負荷を軽減する目的などで、利用者任意の契機で初期化処理を行いたい場合は、RLP動作環境ファイルのEXT_FILE_CLEARパラメタにNOを指定してください。
なお、資源の初期化は、DBミラーリングサービスが通常停止または緊急停止の状態で、rdbclrfコマンドを利用して実施します。
EXT_WORK_CLEARパラメタの変更
RERUNログの抽出で自動的に作成するRERUNログ抽出作業域の初期化処理は、DBミラーリングサービスの停止の延長で行われます。本処理時間を削減する目的などで、利用者任意の契機で初期化処理を行いたい場合は、RLP動作環境ファイルのEXT_WORK_CLEARパラメタにNOを指定してください。
なお、資源の初期化は、DBミラーリングサービスが通常停止または緊急停止の状態で、rdbclrfコマンドを利用して実施します。