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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

5.15 uji:listBox

uji:listBoxについて説明します。uji:listBoxには、以下の機能があります。

また、ブラウザによる対応状況についても説明します。

基本機能

uji:listBoxタグは、リストボックスを作成します。uji:listBoxタグは以下の動作をします。

uji:listBoxタグは、HTMLのFORMタグまたはuji:formタグの中に記述します。

アトリビュート

uji:listBoxタグのアトリビュートは以下を指定します。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanのJSP変数を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

データBeanのプロパティ名を指定します。

データBean自体がListBoxModelインタフェースを持つオブジェクトとして使用されます。

width

リストボックスの幅を指定します。(*)

標準の幅となります。

background

リストボックスの背景色を指定します。(*)

標準の背景色となります。

foreground

文字色を指定します。(*)

標準の文字色となります。

fontStyle

文字スタイルを指定します。(*)

標準の文字スタイルとなります。

fontWeight

文字の太さを指定します。(*)

標準の太さとなります。

fontSize

文字の大きさを指定します。(*)

標準の大きさとなります。

textDecoration

文字の装飾形式を指定します。(*)

標準の装飾形式となります。

enabled

項目選択の可否をtrue/falseで指定します。

true

tabIndex

タブ順を数値で指定します。

配置順となります。

size

不可

リストボックスの表示行数を数値で指定します。

省略できません。

multipleMode

複数選択が可能かどうかをtrue/falseで指定します。

false

css

class属性の属性値を指定します。以下のタグにclass属性を設定します。
SELECT, OPTION

class属性を出力しません。

visible

項目の表示の有無をtrue/falseで指定します。

true

event

イベント発生時に実行するJavaScriptを記述します。

イベント発生時にJavaScriptを実行しません。

(*)“7.5.1 項目の指定方法”を参照してください。

コンテント

uji:listBoxタグのコンテントは記述できません。

使用例

JSP

<uji:listBox bean="body" property="list"
        size="3" width="120" foreground="blue" />
注意事項
  • beanアトリビュートは画面部品タグのレンダラの中で、カレントオブジェクトが利用できる場合にのみ省略できます。

  • 各ブラウザでそれぞれのアトリビュートが有効かどうかは“ブラウザ対応状況”を参照してください。

XML連携機能

uji:listBoxタグは、リストボックスを作成します。uji:listBoxタグは以下の動作をします。

イベントモデルではXML連携機能は利用できません。

アトリビュート

uji:listBoxタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*)

カレントオブジェクトを使用します。

property

リストボックス情報として使用する要素をルート要素の子要素名を指定します。(*)

ルート要素を使用します。

xpath

リストボックス情報として使用する要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*)

ルート要素を使用します。

selectedXPath

リストボックスの選択状態を保持する要素または属性を指定します。要素を指定する場合はルート要素からの相対パスで、属性を指定する場合は選択肢となる要素からの相対パスで指定します。(**)

選択状態は保持されません。

valueAttr

選択肢の識別値として使用する属性を指定します。選択肢となる要素の属性名で指定します。

選択肢となる要素の内容を使用します。

(*)“7.4.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。

(**)“7.4.2 属性指定時の注意”を参照してください。

XMLデータの構造
  • propertyまたはxpathには複合要素を指定します(*1)。指定された要素がリストボックス情報として使用されます。

  • リストボックス情報の子要素が選択肢となります。単純要素だけが選択肢となります。選択肢となる要素の内容が選択肢の表示文字列として使用されます(*2)。

  • selectedXPathには単純要素または属性を指定します。このアトリビュートで選択状態の保持方法を指定します。

    • 単純要素を指定した場合、その要素の内容で選択状態を表します。その内容は選択肢を識別する値です(*2)。選択肢となる要素の属性のうち、valueAttrで指定された属性の値が選択肢の識別値として使用されます。valueAttr省略時は選択肢となる要素の要素名が識別値となります。

    • 属性を指定した場合、選択肢となる要素の属性で選択状態を表します。選択済みの選択肢では、selectedXPathで指定された属性の値は"true"です。選択されていない選択肢では"false"です。なお、"true"、"false"の大文字小文字は区別しません。

    データ入力時には、selectedXPathで指定したデータが更新されます。画面表示時は、selectedXPathで指定したデータに従って選択状態が決まります。

  • multipleModeアトリビュートで"true"を指定して複数選択が可能となっており、selectedXPathで要素を指定した場合、選択された選択肢の個数分だけ要素を並べることによって複数の選択肢が選択された状態を表します。各要素の内容は選択肢の識別値です。この場合に限って、selectedXPathで単純要素の集合を指定できます。ただし、すべて同じ要素名である必要があります。データ更新時には選択された選択肢の個数を超える要素は削除され、不足分は追加されます。なお、複数選択が不可能な状態でselectedXPathに集合を指定した場合の動作は、“7.4.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。

    (*1) 要素の集合または属性の集合を指定した場合の動作は“7.4.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。

    (*2) 要素の内容または属性の値に改行が含まれる場合、改行の直前までが使用されます。

使用例
  • 複数選択を許可しない場合

    XML

    <root>
      <selected>soccer</selected>
      <list>
        <option value="baseball">野球</option>
        <option value="soccer">サッカー</option>
        <option value="tennis">テニス</option>
      </list>
    </root>

    JSP

    <uji:listBox bean="body" xpath="list" size="3" width="120"
                 selectedXPath="selected" multipleMode="false" />

    表示画面

  • 複数選択を許可する場合

    XML

    <root>
      <selected>soccer</selected>
      <selected>tennis</selected>
      <list>
        <option value="baseball">野球</option>
        <option value="soccer">サッカー</option>
        <option value="tennis">テニス</option>
      </list>
    </root>

    JSP

    <uji:listBox bean="body" xpath="list" size="3" width="120"
                 selectedXPath="selected" multipleMode="true" />

    表示画面

イベントモデル

uji:listBoxタグは、リストボックスを作成します。

uji:listBoxタグは、uji:formタグの中に記述します。

uji:listBoxタグの動作については、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート

uji:listBoxタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

managed beanの名前を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

managed beanのプロパティ名を指定します。

managed bean自体がListBoxModelインタフェースを持つオブジェクトとして使用されます。

id

コンポーネントのIDを指定します。

自動的に付与されます。

immediate

値の検証を処理するフェーズを指定します。

  • trueの場合、Apply Request Valuesで処理されます。

  • falseの場合、Process Validatorsで処理されます。

false

valueChangeListener

バリューチェンジリスナメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

バリューチェンジリスナメソッドを使用しません。

コンテント

uji:listBoxタグのコンテントには以下のタグが記述できます。

  • f:valueChangeListener(0個以上)

使用例

JSP

<f:view>
  <uji:form name="myform" method="post">
    <uji:listBox bean="body" property="list"
            size="3" width="120" foreground="blue" />
  </uji:form>
</f:view>
注意事項

注意事項については、“基本機能”を参照してください。

ブラウザ対応状況

アトリビュート

IE7

IE8

IE9

IE10

IE11

width

background

foreground

fontStyle

fontWeight

fontSize

textDecoration

※1

※1

※1

※2

※2

enabled

tabIndex

size

multipleMode

css

※3

※3

※3

※3

※3

visible

※1: blink, overlineは指定できません。

※2: blinkは指定できません。

※3: CSSを使った設定が実際に表示に反映されるかどうかはブラウザの仕様に依存します。