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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

3.7 uji:switch

uji:switchについて説明します。uji:switchには、以下の機能があります。

基本機能

uji:switchタグは、条件によって異なる画面を展開するための画面部品タグです。uji:switchタグは以下の動作をします。

  1. beanとpropertyで指定されたデータBeanのプロパティを取得します。これを文字列化します。

  2. uji:switchタグのコンテントにプロパティの文字列と一致するclsアトリビュートを持つレンダラ(uji:caseタグによる展開形の指定)があれば、その内容を展開します。
    一致するものがなく、cls指定のないレンダラがあれば、その内容を展開します。

uji:switchタグは、HTMLのFORMタグまたはuji:formタグの中に記述します。

アトリビュート

uji:switchタグのアトリビュートは以下を指定します。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanのJSP変数を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

データBeanのプロパティ名を指定します。

データBean自体が使用されます。

コンテント

uji:switchタグのコンテントにはuji:caseタグを1個以上記述します。それ以外のタグは記述できません。

使用例

JSP

<uji:switch bean="body" property="status" >
   <uji:case cls="error" >
       <FONT color="red" ><uji:getProperty property="value" /></FONT>
   </uji:case>
   <uji:case cls="warning" >
       <FONT color="yellow" ><uji:getProperty property="value" /></FONT>
   </uji:case>
   <uji:case>
       <FONT color="black" ><uji:getProperty property="value" /></FONT>
   </uji:case>
</uji:switch>
注意事項

beanアトリビュートは、他の画面部品タグのレンダラの中で、カレントオブジェクトが利用できる場合にのみ省略できます。

XML連携機能

uji:switchタグは、条件によって異なる画面を展開するための画面部品タグです。uji:switchタグは以下の動作をします。

  1. propertyまたはxpathで指定された要素の内容を取得し、文字列として使用します。

  2. uji:switchタグ内のuji:caseタグの中から、clsアトリビュートの値が1.で取得した文字列と一致するものを探します。あればそのコンテントを画面に展開します。一致するものがない場合、cls指定のないuji:caseがあれば、そのコンテントを展開します。

イベントモデルではXML連携機能は利用できません。

アトリビュート

uji:switchタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*)

カレントオブジェクトを使用します。

property

条件として使用する要素をルート要素の子要素名で指定します。(*)

propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。

xpath

条件として使用する要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*)

propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。

(*)“7.4.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。

XMLデータの構造

propertyまたはxpathには単純要素を指定します。要素の内容に改行が含まれる場合、改行の直前までが使用されます。要素の集合を指定した場合の動作は“7.4.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。

使用例

XML

<root>
  <order>
    <no>1</no>
    <name>米酢</name>
    <status>true</status>
  </order>
</root>

JSP

<uji:switch bean="body" xpath="order/status" >
  <uji:case cls="true" >
    <b>購入</b><br>
  </uji:case>
  <uji:case>
    未購入<br>
  </uji:case>
</uji:switch>

表示画面

イベントモデル

uji:switchタグは、条件によって異なる画面を展開するための画面部品タグです。

uji:switchタグの動作については、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート

uji:switchタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

managed beanの名前を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

managed beanのプロパティ名を指定します。

managed bean自体が使用されます。

id

コンポーネントのIDを指定します。

自動的に付与されます。

コンテント

uji:switchタグのコンテントには以下のタグが記述できます。

  • uji:caseタグ(1個以上)

使用例

JSP

<f:view>
  <uji:switch bean="myBean" property="status" >
    <uji:case cls="error" >
      <FONT color="red" ><uji:getProperty property="value" /></FONT>
    </uji:case>
    <uji:case cls="warning" >
      <FONT color="yellow" ><uji:getProperty property="value" /></FONT>
    </uji:case>
    <uji:case>
      <FONT color="black" ><uji:getProperty property="value" /></FONT>
    </uji:case>
  </uji:switch>
</f:view>