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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

2.5 uji:getProperty

uji:getPropertyについて説明します。uji:getPropertyには、以下の機能があります。

基本機能

uji:getPropertyタグは、データBeanのプロパティの値を画面に出力します。

アトリビュート

uji:getPropertyタグのアトリビュートは以下を指定します。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanのJSP変数を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

データBeanのプロパティ名を指定します。

XML連携機能を使用した場合のみ省略できます

escape

false、true、fullのいずれかを指定します。

  • false
    プロパティ値をそのままHTMLに出力します。

  • true
    「"」、「&」、「<」、「>」をそれぞれ「&quot;」、「&amp;」、「&lt;」、「&gt;」に変換して出力します。

    また、初期化パラメタuji.escapeにtrueが指定されている場合、上記に加え「'」を「&#39;」に変換します。

  • full
    trueの変換に加え、「 」(半角スペース) を「&nbsp;」に変換して出力します。

初期化パラメタuji.escapeがfalse、または省略した場合、初期化パラメタuji.getProperty.escapeの値が利用されます。初期化パラメタuji.getProperty.escapeの値を省略した場合はfalseの動作となります。


初期化パラメタuji.escapeがtrueの場合はfullの動作となります。

コンテント

uji:getPropertyタグのコンテントは記述できません。

使用例

JSP

<uji:getProperty property="someValue" />
注意事項

カレントオブジェクトについては、各画面部品タグのレンダラを参照してください。

XML連携機能

uji:getPropertyタグは、XMLデータBeanの要素の内容を画面に出力します。

イベントモデルではXML連携機能は利用できません。

アトリビュート

uji:getPropertyタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*)

カレントオブジェクトを使用します。

property

出力する要素をルート要素の子要素名で指定します。(*)

propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。

xpath

出力する要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*)

propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。

(*)“7.4.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。

XMLデータの構造

propertyまたはxpathには単純要素を指定します。要素の集合を指定した場合の動作は“7.4.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。

使用例

XML

<root>
  <someValue>表示データ</someValue>
</root>

JSP

データ:<uji:getProperty bean="body" xpath="someValue" />

表示画面

データ:表示データ

イベントモデル

uji:getPropertyタグは、managed beanのプロパティの値を画面に出力します。

アトリビュート

uji:getPropertyタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

managed beanの名前を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

不可

managed beanのプロパティ名を指定します。

省略できません。

converter

コンバータをコンバータIDもしくはバリューバインディング式で指定します。

コンバータを使用しません。

id

コンポーネントのIDを指定します。

自動的に付与されます。

コンテント

uji:getPropertyタグのコンテントには以下のタグが記述できます。

  • f:converter(最大1個)

使用例

JSP

<f:view>
  <uji:getProperty bean="myBean" property="someProperty" escape="full" />
</f:view>
注意事項

uji:getPropertyタグでコンバータを利用する場合、getAsStringメソッドに渡される第3引数の型は、Beanのプロパティの型です。
UIコンポーネントの値を画面に表示する場合(javax.faces.convert.ConverterインタフェースのgetAsString)のみ有効です。