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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

Enterprise Edition5.1.1 ワークユニットおよびオブジェクトの稼働状態監視

Systemwalker Centric Managerよりワークユニット(IJServerを除きます)およびオブジェクトの稼働状態を監視できます。
以下に、Systemwalker Centric Managerより監視できる情報を示します。

ワークユニット情報

ワークユニットの情報として、以下の項目が表示されます。

表示項目

CORBAアプリケーション


トランザクションアプリケーション


ラッパー


ユーティリティアプリケーション



非同期アプリケーション

備考

表示名

ユーザがワークユニットに対して任意に命名する名前

ワークユニット名

  

種別

ワークユニット種別

実行先ノード

ワークユニット実行先のホスト名

稼働状態

ワークユニットの稼働状態

○:表示される項目


オブジェクト情報

オブジェクトの情報として、以下の項目が表示されます。

表示項目

CORBAアプリケーション


トランザクションアプリケーション


ラッパー


ユーティリティアプリケーション


非同期アプリケーション

備考

オブジェクト名

非同期アプリケーションの場合はDestination名

常駐

オブジェクトの運用形態
(常駐/非常駐/マルチオブジェクト常駐)

待ちメッセージ数

  

累積処理件数

  

○:表示される項目      -:表示されない項目


オブジェクト詳細

オブジェクトの詳細情報として、以下の項目が表示されます。

表示項目

CORBAアプリケーション


トランザクションアプリケーション


ラッパー


ユーティリティアプリケーション


非同期アプリケーション

備考

常駐

オブジェクトの運用形態
(常駐/非常駐/マルチオブジェクト常駐)

プロセス多重度

  

スレッド多重度

CORBAワークユニットが停止中の場合は表示されません。

DPCF通信パス

  

待ちメッセージ数

  

累積処理件数

  

最大キューイング数

  

監視キューイング数

  

監視再開キューイング数

  

○:表示される項目      -:表示されない項目

注意

  • 最新の情報を表示する場合は、「アプリケーション検出」を行ってください。「アプリケーション検出」については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。

  • 本機能を使用するには、isstartコマンドまたはInterstage管理コンソールを使用し、Interstageの起動を行う必要があります。各サービスから提供されている起動コマンドは使用しないでください。
    なお、クラスタシステムでInterstageを運用する場合には、クラスタシステムの運用方法に従ってください。

  • Interstageが動作しているサーバでの電源断や回線断、システムのリブート、Interstageのシステムダウンなどが発生した場合、ワークユニットの稼働状態が動作中のままとなります。本現象が発生した場合には、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照し、復旧作業を行ってください。

  • オブジェクトが停止状態の場合、オブジェクト情報の取得はできません。


  • 「/etc/syslog.conf」の設定値に、「daemon.notice;mail.crit」を指定している場合には、その記述の必要はありません。Interstage 3.1までは、「/etc/syslog.conf」への「daemon.notice;mail.crit」の記述が必要でしたが、4.0より不要となりました。Interstage 3.1までを使用していた環境では、特に注意してください。
    以下に、Systemwalker Centric Managerインストール時のデフォルトの記述例を示します。デフォルト設定で良い場合は、以下のとおり修正してください。カスタマイズが必要な場合は、「daemon.notice;mail.crit」を指定しない任意の設定値を指定してください。

    • SystemWalker/CentricMGR 5.0、5.1の場合

      *.err;kern.debug;auth.notice        /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
    • SystemWalker/CentricMGR 5.2以降の場合

      *.warning                        /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg

    上記の第1パラメタ(「*.err;kern.debug;auth.notice」など)と第2パラメタ(「/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg」など)の間は、必ずタブで間を空けてください。スペースは指定できませんので注意してください。

    次に、syslogdに設定を反映します。以下の手順を実施してください。

    1. syslogdのプロセスIDを調べます。

    2. 以下のコマンドを実行します。

      kill -HUP  syslogdのプロセスid