Systemwalker Centric Managerより、以下に対しての滞留キュー数(待ちメッセージ数)をリアルタイムに監視できます。IJServerは対象外です。
CORBAワークユニットのインプリメンテーションリポジトリ
トランザクションワークユニットのオブジェクト
AIM連携用ワークユニットのオブジェクト(DPCF通信パス)
滞留キュー数を監視する場合、以下の3つのポイントを監視できます。
滞留キュー数が最大キューイング数を超過した場合
滞留キュー数が監視キューイング数(任意)と同じになった場合
滞留キュー数が監視再開キューイング数(任意)と同じになった場合
監視対象の滞留キュー数が、上記のポイントに達した時、Systemwalker Centric Manager運用管理クライアントの画面上に、状態の遷移が表示されます。
これにより、滞留キュー数の増減に対してリアルタイムな対応が可能となります。
滞留キュー数を監視する場合には、以下の作業を行います。
監視値の定義
AIM連携用ワークユニットのオブジェクト(DPCF通信パス)以外の場合
ワークユニット定義に、滞留キュー数の監視に使用する以下の情報を定義します。
最大キューイング数
キューに滞留できる最大キュー数です。この値を超過したときにメッセージが出力されます。一度この値を超過すると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数超過に対するメッセージは出力されません。
監視キューイング数
アラーム通知(メッセージ出力)を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数がこの値になるとメッセージが出力されます。一度この値になると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数に対するメッセージは出力されません。
監視再開キューイング数
アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。また、監視再開時にメッセージが出力されます。
AIM連携用ワークユニットのオブジェクト(DPCF通信パス)の場合
コンポーネントトランザクションサービスの環境定義と、ワークユニット定義に、滞留キュー数の監視に使用する以下の情報を定義します。
最大同時通信セション数(コンポーネントトランザクションサービスの環境定義)
相手システムごとに同時に通信できる最大セション数です。この値を超過したときにメッセージが出力されます。一度この値を超過すると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数超過に対するメッセージは出力されません。
監視キューイング数(ワークユニット定義)
アラーム通知(メッセージ出力)を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数がこの値になるとメッセージが出力されます。一度この値になると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数に対するメッセージは出力されません。
監視再開キューイング数(ワークユニット定義)
アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。また、監視再開時にメッセージが出力されます。