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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

4.9.1 サンプルについて

資源のバックアップ・リストアを一括実行するためのサンプルについて、説明します。


格納場所

サンプルは以下にあります。

バックアップの場合

C:\Interstage\sample\backup_restore\isbackup.bat

リストアの場合

C:\Interstage\sample\backup_restore\isrestore.bat

移入の場合

C:\Interstage\sample\backup_restore\isimport.bat

バックアップの場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isbackup

リストアおよび移入の場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore

バックアップの場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isbackup

リストアの場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore

移入の場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isimport

実行形式

サンプルの実行形式を以下に示します。

コマンド名  [-s]

コマンド名は、バックアップ/リストア/移入用サンプルのバッチファイルまたはシェルスクリプトのファイル名です。

Enterprise Edition
-sオプションは、マルチサーバ管理機能を使用している環境(管理サーバまたは管理対象サーバ。これらのサーバ機能が共存しているサーバも含む)に対してリストアまたは移入する場合に必要です。なお、リストアおよび移入の操作を管理対象サーバに対して行う場合には、リザーブサーバに対してのみ実行してください。

コマンド名  [-s] バックアップ・リストア対象定義ファイル

コマンド名は、バックアップ/リストア/移入用サンプルのバッチファイルまたはシェルスクリプトのファイル名です。また、パラメタとしてバックアップ・リストア対象定義ファイルを指定します。

Enterprise Edition
-sオプションは、マルチサーバ管理機能を使用している環境(管理サーバまたは管理対象サーバ。これらのサーバ機能が共存しているサーバも含む)に対してリストアまたは移入する場合に必要です。なお、リストアおよび移入の操作を管理対象サーバに対して行う場合には、リザーブサーバに対してのみ実行してください。


以下に、サンプルの実行例を示します。

通常のサーバ(スタンドアロンサーバ)からバックアップする場合

isbackup.bat

Enterprise Edition管理サーバにリストアする場合

C:\Interstage\sample\backup_restore\isrestore.bat -s

管理対象サーバ(リザーブサーバ)に移入する場合

C:\Interstage\sample\backup_restore\isimport.bat -s

通常のサーバ(スタンドアロンサーバ)からバックアップする場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isbackup definition_file

definition_file:バックアップ・リストア対象定義ファイル

Enterprise Edition
管理対象サーバ(リザーブサーバ)に移入する場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore -s definition_file

definition_file:バックアップ・リストア対象定義ファイル

通常のサーバ(スタンドアロンサーバ)からバックアップする場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isbackup

Enterprise Edition管理サーバにリストアする場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore -s

管理対象サーバ(リザーブサーバ)に移入する場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isimport -s
Enterprise Edition

注意


マルチサーバ管理機能を使用している場合、リストア/移入操作は、以下のいずれかのサーバ種別のサーバに対してのみ行います。サーバグループに所属する管理対象サーバや、単体運用の管理対象サーバに対してはリストアしないでください。

  • 管理サーバ

  • 管理対象サーバ(リザーブサーバのみ)

  • 管理サーバと管理対象サーバ(リザーブサーバ)が共存しているサーバ

  • 管理サーバとスタンドアロンサーバが共存しているサーバ


記述形式

isbackup、isrestoreおよびisimportにはInterstageのバックアップ・リストアの手順が命令として記述されています。
各処理は、処理内容により以下の形式でコメントが付けられています。

#============================================
# 数字. 英語の説明文
#============================================

処理概要

各処理の概要を説明します。

コメント

処理内容

:DEFINITION_PART

バックアップ・リストア対象の定義

:PROCEDURE_PART

主処理


コメント

処理内容

0. Environment Check

実行権限のチェック

1. check the input parameter

コマンドパラメタのチェック

2-1. set the backup COMMAND

コマンド名の変数定義  (バックアップ時)

2-1. set the restore COMMAND

コマンド名の変数定義  (リストア時)

2-2. set the section name list

バックアップ・リストア対象の変数定義

2-3. get the file line and set line = 0

バックアップ・リストア対象資源ファイルの構文解析

2-4. check the def file format

2-5. check sub-routines

3. MAIN

主処理

4. Sub-Routines

対象資源のバックアップ・リストア処理


記述内容

バックアップ・リストア対象資源について

バックアップ・リストア対象資源の定義については、「4.9.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法」を参照してください。

サービス動作状態の事前チェックについて

Interstage管理コンソールと関連性を持つサービスが、バックアップ/リストア/移入の対象として指定されている場合には、以下のサービスの動作状態をチェックします。

Interstage Operation Toolサービス

Interstage JMXサービス

バックアップ・リストア対象資源のバックアップ・リストア処理

バックアップ・リストア処理は、対象資源ごとに、以下の形式で処理が区切られています。

## サービス名 START
                 :
    (バックアップ・リストア処理の記述)
                 :
## サービス名 END
サービス名と対象資源の対応

サービス名(可変)は、バックアップ・リストア対象資源と、以下のように対応します。

サービス名

バックアップ・リストア対象資源

ISCOM

Interstageセットアップ資源

GUI

Interstage管理コンソール資源

JMX

Interstage JMXサービス資源

ISCM

業務構成管理のリポジトリ資源

OD

CORBAサービス資源

ES

イベントサービス資源

PORB

Portable-ORB資源

TD

コンポーネントトランザクションサービス資源


OTS

データベース連携サービス資源

SSOsv

Interstage シングル・サインオン資源(リポジトリサーバ)

SSOac

Interstage シングル・サインオン資源(認証サーバ)

SSOaz

Interstage シングル・サインオン資源(業務サーバ)

IHS

Interstage HTTP Server資源

AHS

Interstage HTTP Server 2.2資源

WSC

Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)の資源

J2EE

J2EE共通資源

IJServer

IJServer資源

JavaEE

IJServerクラスタ資源

JavaEE6

Java EE 6資源

JMS

Interstage JMS資源

IREP

Interstage ディレクトリサービス資源

ISSCS

Interstage証明書環境資源