Interstage資源を他サーバへ移行する場合の、移行先サーバで実施する資源移入手順について説明します。
ポイント
ここでは、以下のバックアップ資源格納用ディレクトリが存在することを前提に説明します。
X:\Backup
/backup
ここでは、管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合について説明しています。管理サーバの場合は、「4.6.3 資源移入手順(管理サーバの場合) 」を参照してください。
注意
資源の移入は、以下を確認した上で操作を開始してください。
Interstageのインストールが完了していること。
すべてのサービス、サーバアプリケーションが停止していること。
Interstageのインストールディレクトリ、J2EE共通ディレクトリ、インストールドライブ(Windows (R)の場合)や移入対象とならないすべての資源(Interstageの運用時に使用するユーザ資源、ユーザアプリケーションなど)が、資源移出元サーバと同じディレクトリ構成に配置されていること。
Interstageのインストールディレクトリに設定されている8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名が資源移出元サーバと同じであること。
操作手順
Interstage資源を他サーバへ移入する場合の、移行先サーバで実施する資源移入手順は、同一マシン上でのリストア手順とほぼ同じです。「4.2.4 リストア手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合)」を参照してください。
ここでは、リストア手順とは手順が異なる場合について説明します。
ポイント
コマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。
サービスの停止
「4.2.1 バックアップ手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合)」の「サービスの停止」を参照して、サービスを停止します。
移入対象資源の確認
移入対象とするサービス資源は、移出操作時に、移出対象とした資源になります。以降の操作では、移入対象とするサービス資源に対して移入操作を行ってください。
各サービスの資源の移入
各サービスの資源を移入します。詳細は、「4.7 資源移入手順詳細」を参照してください。
サービスの起動
「4.2.1 バックアップ手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合)」の「サービスの起動」を参照して、サービスを起動します。
注意
資源移入後のサービス起動に失敗した場合には、出力メッセージに対する対処の前に、移入資源の不足、移入手順の誤りなどがないかを確認してください。