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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

4.1.13 Interstage ディレクトリサービスの資源ファイル

Interstage ディレクトリサービスの資源ファイルは、リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合と、リレーショナルデータベース(RDB)を使用する場合とで異なります。

ここでは、以下についても説明します。

標準データベースを使用する場合

リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
    例) C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\IREP\rep001\data

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
    例) C:\Interstage\IREP\var\rep001\log


リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
    例) /var/opt/FJSVena/EnablerDStores/FJSVirep/rep001/data

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
    例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log


リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
    例) /var/opt/FJSVena/DStores/FJSVirep/rep001/data

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
    例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log


1)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリの[データベース格納先](irepconfigコマンドで作成した場合は、「ena_directory」項目)に指定したディレクトリです。

注2)

リポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先](irepconfigコマンドで作成した場合は、「accesslog_dir」項目)に指定したディレクトリです。


RDBを使用する場合

RDBを使用する場合、Interstage ディレクトリサービス資源のうち、リポジトリデータはRDBが管理しています。Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能とは別に、RDBのバックアップ機能を利用して、バックアップする必要があります。
ここでは、以下について説明します。

上記(Symfoware/RDB、Oracleデータベース)以外のデータベースの資源については、データベースの構成、運用方法に合わせてバックアップしてください。


Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能の対象資源

リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注)
    例) C:\Interstage\IREP\var\rep001\log


リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注)
    例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log


リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注)
    例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log


)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先](irepconfigコマンドで作成した場合は、「accesslog_dir」項目)に指定したディレクトリです。


RDB(Symfoware/RDB)のバックアップ機能を使って退避する資源

Symfoware Server Lite Editionの場合

Symfoware Server Lite Editionのバックアップ機能を使うことで、Symfoware Server Lite Editionの全ての資源がバックアップされます。

Symfoware Server Lite Edition以外の場合

以下に示す資源を退避してください。

ディスク上のデータベーススペース情報、およびディスク(ボリューム)の構成情報
    データベース作成時に指定したデータベース名、データベーススペース情報一覧、およびディスクの構成情報 (注1)

テーブルのDSI
    irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したすべてのテーブルのDSI (注2)

RDBディクショナリ

アーカイブログ (注3)


1)

データベース作成時にデータベース名、およびデータベーススペース情報一覧を作成して、ノートなどに記録して保存しておきます。

注2)

irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したテーブルのDSIの取得方法は、「4.4.13 Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップ」で示します。

注3)

アーカイブログをバックアップするアーカイブログ運用をするときに退避します。


RDB(Oracleデータベース)のバックアップ機能を使って退避する資源

以下に示す資源を退避してください。

データファイル
制御ファイル
テンポラリログファイル
REDOログファイル
パスワードファイルやPFILE等の重要なファイル
Oracleデータベースに接続するために必要な構成ファイル(listener.ora、tnsnames.oraなど)


Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンドと対象資源の関係

Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンド(irepbacksys/ireprestsys)のオプションと、その対象とする資源の関係は以下のとおりです。


標準データベースを使用する場合

対象とする資源

コマンドのオプション

指定なし

-confonly

-dataonly

リポジトリ環境

  

リポジトリデータ

  

アクセスログ

  

  


RDBを使用する場合

対象とする資源

コマンドのオプション

指定なし

-confonly

-dataonly

リポジトリ環境

  

アクセスログ

  

  


注意事項