Interstage ディレクトリサービスの資源ファイルは、リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合と、リレーショナルデータベース(RDB)を使用する場合とで異なります。
ここでは、以下についても説明します。
標準データベースを使用する場合
リポジトリ環境 リポジトリデータ アクセスログ |
リポジトリ環境 リポジトリデータ アクセスログ |
リポジトリ環境 リポジトリデータ アクセスログ |
Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリの[データベース格納先](irepconfigコマンドで作成した場合は、「ena_directory」項目)に指定したディレクトリです。
リポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先](irepconfigコマンドで作成した場合は、「accesslog_dir」項目)に指定したディレクトリです。
RDBを使用する場合
RDBを使用する場合、Interstage ディレクトリサービス資源のうち、リポジトリデータはRDBが管理しています。Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能とは別に、RDBのバックアップ機能を利用して、バックアップする必要があります。
ここでは、以下について説明します。
上記(Symfoware/RDB、Oracleデータベース)以外のデータベースの資源については、データベースの構成、運用方法に合わせてバックアップしてください。
Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能の対象資源
リポジトリ環境 アクセスログ |
リポジトリ環境 アクセスログ |
リポジトリ環境 アクセスログ |
Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先](irepconfigコマンドで作成した場合は、「accesslog_dir」項目)に指定したディレクトリです。
RDB(Symfoware/RDB)のバックアップ機能を使って退避する資源
Symfoware Server Lite Editionのバックアップ機能を使うことで、Symfoware Server Lite Editionの全ての資源がバックアップされます。
以下に示す資源を退避してください。
ディスク上のデータベーススペース情報、およびディスク(ボリューム)の構成情報 テーブルのDSI RDBディクショナリ アーカイブログ (注3) |
データベース作成時にデータベース名、およびデータベーススペース情報一覧を作成して、ノートなどに記録して保存しておきます。
irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したテーブルのDSIの取得方法は、「4.4.13 Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップ」で示します。
アーカイブログをバックアップするアーカイブログ運用をするときに退避します。
RDB(Oracleデータベース)のバックアップ機能を使って退避する資源
以下に示す資源を退避してください。
データファイル |
Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンドと対象資源の関係
Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンド(irepbacksys/ireprestsys)のオプションと、その対象とする資源の関係は以下のとおりです。
標準データベースを使用する場合
対象とする資源 | コマンドのオプション | ||
---|---|---|---|
指定なし | -confonly | -dataonly | |
リポジトリ環境 | ○ | ○ |
|
リポジトリデータ | ○ |
| ○ |
アクセスログ | ○ |
|
|
RDBを使用する場合
対象とする資源 | コマンドのオプション | ||
---|---|---|---|
指定なし | -confonly | -dataonly | |
リポジトリ環境 | ○ | ○ |
|
アクセスログ | ○ |
|
|
注意事項
エントリ管理ツールの「接続情報設定」はバックアップの対象ではありません。
irepadminコマンドのRDBとの依存関係の設定は、バックアップの対象ではありません。
irepadminコマンドの自動起動設定は、バックアップの対象ではありません。