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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express チューニングガイド
FUJITSU Software

3.1.7 MessageQueueDirectorのシステム資源の設定

  MessageQueueDirectorを用いたシステムの運用時には、MQDのシステム数およびMQDの上位サービスの種類などによりシステム資源を拡張する必要があります。ここでは、以下について説明します。

システムパラメタ

  MessageQueueDirectorが使用するシステムパラメタのチューニングについて説明します。
  システムパラメタの変更方法や、各パラメタの意味については、“■システムパラメタについて”を参照してください。

共用メモリ

パラメタ

資源制御

種類

必要数

shmmax

設定値

MessageBufferMaxSize × 1,000,000 以上

project.max-shm-memory

加算値

MessageBufferMaxSize × 1,000,000 × MQDシステム数

shmmni

project.max-shm-ids

加算値

100 × MQDシステム数

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

kernel.shmmax

設定値

134,217,728 以上

kernel.shmmni

加算値

100 × MQDシステム数

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

para1

設定値

29

para2

加算値

MQDシステム数 × 29

para3

設定値

29

para4

加算値

MQDシステム数 × 256

メッセージキュー

パラメタ

資源制御

種類

必要数

msgmnb

process.max-msg-qbytes

設定値

44 × 1,024 × 4 × 1.3 (注1)

msgmni

project.max-msg-ids

加算値

3 × MQDのシステム数

msgtql

加算値

[MQDのアプリケーションインタフェースを使用する場合]
MQDシステム数 × (6 + (1,024 × 4 × 1.3)) (注1)

[MQDのアプリケーションインタフェースを使用しない場合]
MQDシステム数 × (6 + (n × 4 × 1.3)) (注1)(2)

process.max-msg-messages

設定値

[MQDのアプリケーションインタフェースを使用する場合]
MQDシステム数 × (6 + (1,024 × 4 × 1.3)) 以上 (注1)

[MQDのアプリケーションインタフェースを使用しない場合]
MQDシステム数 × (6 + (n × 4 × 1.3)) 以上 (注1)(2)

1)

1.3は余裕値です。

2)

MQDの拡張機能を使用する場合、nには以下の式に従った値をいれてください。また、nには3以上の数値をいれてください。

拡張機能

nの値

イベントチャネル連携サービス(非同期メッセージ基盤にMQDを使用する場合)

3 + 送信キュー数 + 受信キュー数 を加算

イベントチャネル連携サービス(非同期メッセージ基盤にMQDを使用しない場合)

3 を加算

同報配信サービス

同報配信グループ数 + 1 を加算

SMTP連携サービス

3 + 送信キュー数 × 2 + 受信キュー数 + 100 を加算

メッセージキュー

パラメタ

種類

必要数

kernel.msgmax

設定値

16,384 以上

kernel.msgmnb

設定値

32,768 以上

kernel.msgmni

加算値

9 × MQDシステム数


ファイルディスクリプタ数

  MessageQueueDirectorでSMTP連携サービスを使用する場合には、MQDを起動するshellに対してulimitコマンドで設定するパラメタを変更する必要があります。

パラメタ

内容

descriptors

20 + (送信キュー数定義数 × 2)