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Interstage Mobile Application Server V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

7.4.4 プッシュWeb APIの動作設定

プッシュWeb APIの動作をプッシュプロパティファイル(impush.properties)で設定します。

定義については「第13章 サーバ定義ファイル」を参照してください。

最大メッセージサイズ

IMAPSプッシュ利用時、プッシュWeb API「メッセージの送信」で指定できるメッセージ文字数の上限を設定します。

クライアントが未接続状態の場合、送信するメッセージはプッシュ基盤サーバ上に蓄積されるため、送信可能な最大メッセージサイズを指定することで、プッシュ基盤サーバの資源圧迫を防止します。

同時指定可能な最大登録ID数

以下のプッシュWeb APIが1回の呼び出しで対象にできる登録ID数を制限できます。

  • 登録IDの一覧取得
  • メッセージの送信

対象にする登録ID数が多い場合、検索結果や送信のデータ量が多くなり、メモリやCPU資源の圧迫、および、レスポンスの遅延につながる場合があります。

対象とする登録ID数の制限により、これらの影響をおさえることができます。

不正なメッセージ時の制御

プッシュWeb APIによる「メッセージの送信」時に、指定したメッセージが不正であった場合の振る舞いを設定します。

以下に該当するものがある場合、該当するメッセージ以外は送信するか、全て送信しないかを設定できます。

  • 最大メッセージサイズを超過

    使用するプッシュサービス

    最大メッセージサイズ

    IMAPSプッシュ

    255(byte数)

    GCM

    4096(文字数)

    APNs

    256(byte数)

  • メッセージのエンコーディング正否(IMAPSプッシュ、GCM)

例えば以下のような運用の場合には、該当するメッセージ以外は送信する設定とします。

  • 緊急メッセージを通知するシステムであり、仮にAPNsへのメッセージがサイズ超過により通知できない場合でも、その他(IMAPSプッシュ、GCM)には少しでも早く通知したい

以下のような場合には、全て送信しない設定とします。

  • 利用しているプッシュサービス種別によらず、できるだけ一斉にメッセージを通知したい