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Interstage Mobile Application Server V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

7.4.3 APNsの設定

APNsへのメッセージ送信のための、SOCKSプロキシへの接続の設定を行います。

また、APNsへのメッセージ送信のエラー通知に関する設定を行います。

SOCKSプロキシへの接続の設定

APNsを利用したメッセージ通知では、IMAPSサーバからApple社のサービスに対して、通常のHTTP(S)ポートではなく固有のポートへの接続を行います。

そのため、ファイアーウォールを透過させるためには、SOCKSプロキシを利用します。

SOCKSプロキシへの接続に使用する、ホスト名、ポート番号、ユーザー名、パスワードをプッシュプロパティファイル(impush.properties)に設定します。

詳細は「第13章 サーバ定義ファイル」を参照してください。

証明書の登録

APNsを使用するための証明書(entrust)を登録します。

  1. entrustの公式サイトより、ルート証明書ファイル「Root Certificates(entrust_2048_ca.cer)」(※1)を取得します。

    (※1) 2014/07/01 現在のファイル名であり、変更される可能性があります。

  2. imstopapplicationコマンドでIMAPSサーバの機能を停止します。
  3. impshputtruststoreコマンドで用意した証明書ファイルを登録します。
  4. imstartapplicationコマンドでIMAPSサーバの機能を起動します。

ポイント

  • セットアップ後の作業で登録済みの場合は不要です。
  • 証明書の失効などで再登録する場合も同様に実施します。

エラーレスポンスパケット記録の設定

メッセージ送信時に、APNsから返却されるエラー情報(error-response packets)を待ち合わせる時間を「プッシュプロパティファイル(impush.properties)」に設定します。

設定値が大きい場合、送信後の待ち時間(メッセージの送信のWeb API復帰時間)が大きくなる場合があります。

設定値が小さい場合、メッセージを送信した際にエラー検知できない場合があります。

APNsのシステムからの応答がなんらかの理由で遅延している場合に設定を変更します。通常は変更の必要はありません。

詳細は「第13章 サーバ定義ファイル」を参照してください。

フィードバックサービスのログの設定

APNsのフィードバックサービス(feedback service)のログについて、ログサイズやローテーションの世代数などの設定を行います。

ログの設定については、「12.1.1 IMAPSサーバが出力するログ」および「第13章 サーバ定義ファイル」を参照してください。