バックアップされたNASボリュームは、Webコンソールから参照設定を行うことができます。
本機能により、NASバックアップボリュームがRead-Onlyで参照できるようになるため、NASバックアップボリュームからNASボリュームへのファイル単位の書戻しが可能になります。
NASバックアップボリュームのマウント
WebコンソールからNASバックアップボリュームをマウントします。
マウント実施後は、NASバックアップボリューム内の共有フォルダをRead-Onlyで参照できます。
ファイル単位のリストアを行う場合は、マウント実行後にNASバックアップボリューム内の共有フォルダからNASボリューム内の共有フォルダへ手動でファイルを移動させてください。
マウント手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「バックアップ先のマウント/アンマウント」を参照してください。
NASバックアップボリューム内の共有フォルダへのアクセス方法は、「3.10.4 バックアップ先ボリュームのアクセス方法」を参照してください。
参考
NASバックアップボリュームのマウントを実行する場合、バックアップが実施済みである必要があります。バックアップが実施済みであるかは、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「共有フォルダの表示」で確認してください。
CIFSプロトコルでアクセスする場合、NASバックアップボリューム内の共有フォルダは、名前にサフィックス($bak)が付与され、Read-Onlyで共有されます。
例えば、共有フォルダを NAS_Share という名前で作成した場合、NASバックアップボリューム内の共有フォルダは NAS_Share$bak という名前で参照できます。
NASバックアップボリュームをマウントした場合、NASバックアップボリューム内の共有フォルダ名は、Webコンソールに表示されません。
NASバックアップボリュームのマウント中は、共有フォルダに対する以下の操作を実施できません。
共有フォルダの作成/変更/削除
共有の開始/停止
バックアップ/リストア
NASバックアップボリューム内の共有フォルダの設定値(共有状態やアクセス設定など)は、バックアップ実施時点のNASボリュームの設定値になります。
NASバックアップボリュームの共有フォルダの設定は変更できません。
NASバックアップボリュームのアンマウントは、クライアントからのネットワーク接続を切断してから実行してください。クライアントからのネットワーク接続が存在する状態でアンマウントした場合、NASバックアップボリュームが使用中のエラーとなることがあります。
NASバックアップボリュームのアンマウント
WebコンソールからNASバックアップボリュームをアンマウントします。
アンマウント手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「バックアップ先のマウント/アンマウント」を参照してください。