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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

E.2 メッセージの詳細

III連携機能のメッセージ

III連携機能のメッセージの本文、意味およびオペレータの処置について以下に示します。III連携機能のメッセージ番号は"TRMIFI"で始まります。

TRMIFI0001

TRMIFI0001:Invalid option.
TRMIFI0001:オプションまたはコマンド引数の指定に誤りがあります.

メッセージの意味

オプションの指定に誤りがあります。または必須オプションが指定されていません。

オペレータの処置

指定内容、過不足や指定値の長さを確認してください。

TRMIFI0002

TRMIFI0002:File already exists.
TRMIFI0002:指定ファイルはすでに存在します.

メッセージの意味

以下のいずれかのファイルが存在します。

  • 指定ファイル

  • 指定ファイル.trn

オペレータの処置

以下の可能性があります。

  • 同名のファイル(同コマンドとは異なる目的のファイル)が存在する。

  • 前回trmifigetmsgコマンドを実行した後にtrmificommitコマンドを実行せず、trmifigetmsgコマンドを再実行した。

以下のいずれかの処置を実施してください。

  • 指定ファイル名を変更してください。

  • 存在するファイルを削除または退避してください。

  • ファイルを上書きする場合は、-oオプションを指定してください。

TRMIFI0003

TRMIFI0003:Output directory does not exist.
TRMIFI0003:出力先のディレクトリが存在しません.

メッセージの意味

出力先のディレクトリが存在しません。

オペレータの処置

ファイル名(ディレクトリ含む)を変更するか、対象ディレクトリを作成してください。

TRMIFI0004

TRMIFI0004:File is not regular file.
TRMIFI0004:指定ファイルは通常ファイルではありません.

メッセージの意味

指定ファイルは通常ファイルではありません。または、ディレクトリです。

オペレータの処置

正しいファイル名を指定してください。

TRMIFI0101

TRMIFI0101:TRM system does not exist.(TRM:TRMシステム名)
TRMIFI0101:TRMのシステム環境が存在しません.(TRM:TRMシステム名)

メッセージの意味

TRMのシステム環境が存在しません。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名

オペレータの処置

TRMシステム名を確認してください。

TRMIFI0102

TRMIFI0102:TRM system is not active.(TRM:TRMシステム名)
TRMIFI0102:TRMシステムは運用状態ではありません.(TRM:TRMシステム名)

メッセージの意味

TRMシステムは運用状態ではありません。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名

オペレータの処置

TRMシステムを起動してください。

TRMIFI0103

TRMIFI0103:Invalid TRM system name.(TRM:TRMシステム名)
TRMIFI0103:TRMシステム名に誤りがあります.(TRM:TRMシステム名)

メッセージの意味

TRMシステム名に誤りがあります。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名

オペレータの処置

TRMシステム名を確認してください。

TRMIFI0104

TRMIFI0104:Message queue does not exist.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)
TRMIFI0104:メッセージキューが存在しません.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)

メッセージの意味

メッセージキューが存在しません。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名

オペレータの処置

メッセージキュー名を確認してください。

TRMIFI0105

TRMIFI0105:Invalid message queue name.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)
TRMIFI0105:メッセージキュー名に誤りがあります.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)

メッセージの意味

メッセージキュー名に誤りがあります。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名

オペレータの処置

メッセージキュー名を確認してください。

TRMIFI0201

TRMIFI0201:Command is being executed for same message queue.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)
TRMIFI0201:同一メッセージキューに対するコマンドが実行されています.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)

メッセージの意味

同一メッセージキューに対するコマンドが実行されています。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名

オペレータの処置

trmifigetmsgコマンド実行時に指定したメッセージキュー名を確認してください。または、先行して実行されているコマンドが終了したあとに再実行してください。

TRMIFI0202

TRMIFI0202:Message queue is in use.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)
TRMIFI0202:メッセージキューは使用中です.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)

メッセージの意味

TRMに接続している他のアプリケーション(逐次差分反映など)で同一メッセージキューが使用されています。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名

オペレータの処置

指定したメッセージキュー名が正しいか確認してください。本コマンドを実行する必要がある場合は、他のアプリケーションが停止していることを確認してください。

TRMIFI0203

TRMIFI0203:Specified file is in use.
TRMIFI0203:指定したファイルは使用中です.

メッセージの意味

指定したファイルは他で使用されています。

オペレータの処置

指定ファイル、トランザクション通知ファイル、メッセージ通知ファイルのどれかが他で使用されています。
指定したファイル名が正しいか確認してください。
または、他のアプリケーションで同一ファイルを使用しないでください。

TRMIFI0211

TRMIFI0211:Inconsistent data. (TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)
TRMIFI0211:データが矛盾しています. (TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)

メッセージの意味

データに矛盾が発生しました。以下の可能性があります。

  • コマンドの処理中に、他のアプリケーションから対象メッセージキュー上のメッセージを削除した。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名

オペレータの処置

抽出側システムで、対象のデータを再度抽出してください。

TRMIFI0301

TRMIFI0301:Required system item is not extracted.
TRMIFI0301:必須のシステム取得項目が抽出されていません.

メッセージの意味

必須のシステム取得項目が抽出されていません。
TJNLRESOURCE/TJNLDBOP/TJNLTRNIDが抽出されていることを確認してください。

オペレータの処置

必須のシステム取得項目を抽出するようにしてください。
すでにメッセージキュー上に蓄積されているデータは、本コマンドでは受け付けない形式のため、trmqdprgmsgコマンドにより削除してください。

TRMIFI0302

TRMIFI0302:Invalid TJNLRESOURCE.
TRMIFI0302:TJNLRESOURCEが不正です.

メッセージの意味

TJNLRESOURCEが不正です。TJNLRESOURCEの内容を確認してください。

オペレータの処置

TJNLRESOURCEの内容を確認し、本コマンドで受け付ける形式に変更してください。
すでにメッセージキュー上に蓄積されているデータは、本コマンドでは受け付けない形式のため、trmqdprgmsgコマンドにより削除してください。

TRMIFI0303

TRMIFI0303:Invalid item data.
TRMIFI0303:項目データが不正です.

メッセージの意味

項目データが不正です。以下の原因が考えられます。

  • 項目有効表示が抜けている。

オペレータの処置

データの内容を確認し、本コマンドで受け付ける形式に変更してください。
すでにメッセージキュー上に蓄積されているデータは、本コマンドでは受け付けない形式のため、trmqdprgmsgコマンドにより削除してください。

TRMIFI0401

TRMIFI0401:Permission denied.(TRM:TRMシステム名)
TRMIFI0401:実行権限がありません.(TRM:TRMシステム名)

メッセージの意味

以下の原因が考えられます。

  • TRM利用者グループにユーザアカウントが登録されていません。

  • 以下のファイルまたはディレクトリにアクセス権限がありません。

    • TRM環境定義ファイルに指定したファイルまたはディレクトリ

    • TRMシステムが使用するファイルまたはディレクトリ

  • Windows 2008以降の場合、管理者として実行されていない可能性があります。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名

オペレータの処置

  • TRM利用者グループを運用している場合、TRM利用者グループにユーザアカウントが登録されていることを確認してください。詳細は"17.1.3 TRM利用者グループの作成"を参照してください。

  • TRM利用者グループにユーザアカウントが登録されているにもかかわらず本メッセージが出力される場合は、以下の手順で処置してください。

    (1)TRMのシステム環境を強制削除します。
    (2)TRM利用者グループを指定してTRMのシステム環境を作成します。
    ただし、TRMのシステム環境を強制削除したときに本メッセージが出力された場合は、以下の手順で処置してください。
    (1)ファイルまたはディレクトリのアクセス権を変更します。
    (2)TRMのシステム環境を強制削除します。
    (3)(2)のあと、TRM環境定義ファイルに指定したファイルが存在する場合は、そのファイルを削除してください。

  • Windows 2008以降の場合は、コマンドの実行権限を確認してください。詳細は"17.1.3 TRM利用者グループの作成"を参照してください。

TRMIFI0901

TRMIFI0901:TRMAPI error.(TRM:TRMシステム名,func:保守情報,code:エラー詳細コード,detail:詳細情報)
TRMIFI0901:TRMAPIでエラーが発生しました.(TRM:TRMシステム名,func:保守情報,code:エラー詳細コード,detail:詳細情報)

メッセージの意味

TRMシステムのアクセスでエラーが発生しました。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
保守情報 : 保守情報
エラー詳細コード : エラー詳細コード
詳細情報 : 詳細情報

オペレータの処置

"C.4 エラー詳細コードの一覧"を参照してください。

TRMIFI0902

TRMIFI0902:TRMAPI error.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名,func:保守情報,code:エラー詳細コード,detail:詳細情報)
TRMIFI0902:TRMAPIでエラーが発生しました.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名,func:保守情報,code:エラー詳細コード,detail:詳細情報)

メッセージの意味

メッセージキューのアクセスでエラーが発生しました。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名
保守情報 : 保守情報
エラー詳細コード : エラー詳細コード
詳細情報 : 詳細情報

オペレータの処置

"C.4 エラー詳細コードの一覧"を参照してください。

TRMIFI0903

TRMIFI0903:システムコール名 function error.(errno:エラー番号,detail:詳細情報)
TRMIFI0903:関数システムコール名でエラーが発生しました.(errno:エラー番号,detail:詳細情報)

メッセージの意味

メモリ不足やファイルのアクセスエラーが発生しました。

パラメータの意味

システムコール:システムコール名
エラー番号 : システムコールで発生したエラー番号
詳細情報 : 詳細情報

オペレータの処置

システム環境を確認してください。

TRMIFI0904

TRMIFI0904:Internal error.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名,detail:詳細情報)
TRMIFI0904:内部エラーが発生しました.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名,detail:詳細情報)

メッセージの意味

内部エラーが発生しました。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名
詳細情報 : 詳細情報

オペレータの処置

技術員(SE)に連絡してください。

TRMIFI0905

TRMIFI0905:Failed in deleting a part of messages.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)
TRMIFI0905:一部のメッセージを削除できませんでした.(TRM:TRMシステム名,QUE:メッセージキュー名)

メッセージの意味

trmificommitコマンドにてメッセージを削除しましたが、一部のメッセージを削除できませんでした。

パラメータの意味

TRMシステム名 : TRMシステム名
メッセージキュー名 : メッセージキュー名

オペレータの処置

trmificommitコマンドを再実行してください。

再実行しても再度発生する場合はメッセージキューが壊れているため、メッセージキューを作成しなおしてください。業務を再開するときにはtrmifigetmsgコマンドから実行してください。
本メッセージが出力された場合、トランザクション通知ファイルが残っています。トランザクション通知ファイルには、メッセージを削除するための制御情報が記録されており、この状態でtrmificommitコマンドを先に実行すると、業務再開後にメッセージキューに蓄積されたメッセージが削除されます。