エラー詳細コードの意味と対処方法を"表C.3 エラー詳細コード一覧"に示します。なお、エラー詳細コード一覧では、TRMを使用するアプリケーション(TRO、TJNL、JournalTransfer、TRMのコマンド)をアプリケーションと表記しています。
エラー詳細コード | 意味内容 | 対処方法 |
---|---|---|
17 | TRMのシステム環境が存在しません。 | TRMのシステム環境を作成してください。 |
クラスタ環境用のTRMシステムを作成するときの、SystemDirectoryの値に誤りがあります。 | クラスタ環境の設定を修正したTRMシステムを再作成したあとに、再実行してください。 | |
18 | TRMが起動されていません。 | TRMを起動してください。 |
26 | トランザクションの数がトランザクション多重度を超えました。 | TRMを使用するアプリケーションの数を減らしてください。 |
32 | I/Oエラーが発生しました。 | ディスク装置を確認してください。 |
33 | 実メモリ、スワップ、共有メモリ、メッセージバッファ、トランザクション用管理用ファイル容量のいずれかが不足しています。 | 一時的に資源不足が発生している可能性があるので、再度逐次差分反映処理を実行してください。 |
34 | 空きのディスク領域が不足しています。 | 不要なファイルなどを消してディスク領域を確保してください。 |
36 | TRM内のプロセスの数が多過ぎます。 | TRMを使用するアプリケーションの数を減らしてください。 |
37 | TRMのシステム環境のファイルへのアクセス権がありません。 | 逐次差分反映を起動したユーザの権限を確認してください。 |
39 | TRMのトランザクションファイルの空き容量が不足しています。 | TRMを使用する他のアプリケーションの処理が終了したあと、再度逐次差分反映処理を実行してください。 |
40 | メッセージ格納域の空き容量が不足しています。 | メッセージ格納域の容量を変更してください。 |
41 | システム資源の制限値に違反しています。 | システム資源の設定値を見直してください。システム資源の設定値については“インストールガイド”を参照してください。 |
50 | プロセス内でのファイルオープン数が上限に達しました。 | プロセス内でのメッセージキューのシステムへの接続数を減らしてください。 |
52 | 1つのトランザクションで扱うことのできるメッセージ合計サイズの上限に達したため、メッセージを格納できません。 | TRM環境定義のTransactionセクションのMax_Size を見直したうえで、TRM環境を再作成してください。 |
64 | 作成しようとしたメッセージキューはすでに存在します。 | 作成するメッセージキューの名前を変更してください。 |
65 | TRMにメッセージキューが1つも存在しません。 | メッセージキューを作成してください |
66 | 指定されたメッセージキューは存在しません。 | メッセージキュー名を確認してください。 |
68 | 指定されたメッセージキューにメッセージが存在しません。 | trmqdprtqコマンドによりメッセージの数を確認してください。 |
72 | メッセージキューが送信禁止状態です。 | trmqdchgqコマンドを実行してメッセージキューを送信可能状態にしてください。 |
73 | メッセージキューが受信禁止状態です。 | trmqdchgqコマンドを実行してメッセージキューを受信可能状態にしてください。 |
74 | メッセージキューが使用禁止状態です。 | しばらく待って使用禁止状態が解除されてから逐次差分反映を再実行してください。使用禁止状態が解除されない場合は、trmqdchgqコマンドを実行してメッセージキューの使用禁止状態を解除してから、再実行してください。 |
76 | メッセージキューからユニット途中または最後のメッセージを受信または参照できません。 | メッセージキューが受信禁止状態や使用禁止状態の場合は禁止状態を解除したあと、メッセージキューを一度システムから切断し、再度接続してください。 |
112 | TRMシステム名が誤っています。 | 正しく指定してください。 |
113 | メッセージキュー名が誤っています。 | 正しく指定してください。 |
表に掲載されていないコードが出力された場合、技術員(SE)に連絡してください。