簡易取得定義の記述方法について、以下の順で説明します。
簡易取得定義の記述形式
簡易取得定義の記述内容の説明
簡易取得定義の記述例
なお、簡易取得定義の記述規約については、"B.5.1 取得定義構文(Symfoware/RDB連携)"を参照してください。
簡易取得定義の記述形式を、"表B.45 簡易取得定義の記述形式"に示します。
SIMPLEFMT 簡易取得定義名 -- 簡易取得定義名 SYSITEM システム取得項目 -- システム取得項目 TABLE データベース名.スキーマ名.テーブル名 -- ジャーナル取得対象列情報 ( 列名 ) DSI データベース名.スキーマ名.テーブル名 -- ジャーナル取得対象DSI情報 DSI名 CHECKPOINT ジャーナル・チェックポイント名 -- ジャーナル・チェックポイント情報 COMMENT コメント文 ; |
簡易取得定義の記述内容の説明を"表B.46 簡易取得定義の記述内容"に示します。なお、簡易取得定義の構文、および指定値の詳細については、"B.5.1 取得定義構文(Symfoware/RDB連携)"を参照してください。
キーワード | 省略 | 記述方法 | 記述内容の説明 |
---|---|---|---|
SIMPLEFMT | 不可 | 簡易取得定義名を指定します。 本キーワードで指定した名前が、取得定義名となります。 | 簡易取得定義名を指定します。 本キーワードから";"までが1つの簡易取得定義となります。 |
SYSITEM | 可 | 以下のいずれかの形式で指定します。 TJNLSYSALL:すべてのシステム取得項目を取得対象とします | 取得するシステム取得項目を指定します。 複数のシステム取得項目を取得対象とする場合は、システム取得項目を","で区切って記述してください。 |
TABLE | 可 | 以下のいずれかの形式で指定します。 データベース名.スキーマ名.テーブル名(列名):取得する列を特定して指定します | ジャーナルを取得する列を指定します。 同一テーブル内の複数の列を取得対象とする場合は、"列名"を","で区切って記述してください。 複数のテーブルをジャーナル取得対象とする場合は、本キーワードを複数記述してください。 |
DSI | 可 | 以下の形式で指定します。 データベース名.スキーマ名.テーブル名 DSI名 | ジャーナルを取得するDSIを指定します。 同一テーブル内の複数のDSIを取得対象とする場合は、"DSI名"を","で区切って記述してください。 複数のテーブルのDSIをジャーナル取得対象とする場合は、本キーワードを複数記述してください。 |
CHECKPOINT | 可 | ジャーナル・チェックポイント名を指定します。 | 配付を要求するジャーナル・チェックポイントを識別するジャーナル・チェックポイント名を指定します。 複数のジャーナル・チェックポイント名を指定する場合は、"ジャーナル・チェックポイント名"を", "で区切って記述してください。 |
COMMENT | 可 | 任意の文字列を指定します。 | 取得定義に対するコメント文を指定します。 |
注1)ジャーナル取得対象として指定できるデータ型については、"ジャーナル取得対象として指定できるデータ型(Symfoware/RDB連携)"を参照してください。
簡易取得定義の記述例を"表B.47 簡易取得定義の記述例"に示します。
SIMPLEFMT LOG_NKANTO SYSITEM TJNLRESOURCE,TJNLDBOP,TJNLTIME TABLE 販促.関東地区.家電 ALL DSI 販促.関東地区.家電 群馬DSI , 栃木DSI , 茨城DSI CHECKPOINT DAYEND , WEEKEND COMMENT "北関東地区の家電製品販売状況”; |