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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

B.7.4 簡易取得定義の記述

簡易取得定義の記述方法について、以下の順で説明します。

なお、簡易取得定義の記述規約については、"B.5.1 取得定義構文(Symfoware/RDB連携)"を参照してください。

B.7.4.1 簡易取得定義の記述形式

簡易取得定義の記述形式を、"表B.45 簡易取得定義の記述形式"に示します。

表B.45 簡易取得定義の記述形式
SIMPLEFMT 簡易取得定義名  -- 簡易取得定義名
    SYSITEM システム取得項目  -- システム取得項目
    TABLE データベース名.スキーマ名.テーブル名  -- ジャーナル取得対象列情報
          ( 列名 )
    DSI データベース名.スキーマ名.テーブル名    -- ジャーナル取得対象DSI情報
          DSI名
    CHECKPOINT ジャーナル・チェックポイント名   -- ジャーナル・チェックポイント情報
    COMMENT コメント文 ;

B.7.4.2 簡易取得定義の記述内容の説明

簡易取得定義の記述内容の説明を"表B.46 簡易取得定義の記述内容"に示します。なお、簡易取得定義の構文、および指定値の詳細については、"B.5.1 取得定義構文(Symfoware/RDB連携)"を参照してください。

表B.46 簡易取得定義の記述内容

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

SIMPLEFMT

不可

簡易取得定義名を指定します。

本キーワードで指定した名前が、取得定義名となります。

簡易取得定義名を指定します。

本キーワードから";"までが1つの簡易取得定義となります。

SYSITEM

以下のいずれかの形式で指定します。

TJNLSYSALL:すべてのシステム取得項目を取得対象とします
システム取得項目キーワード:特定のシステム取得項目を取得対象とします

取得するシステム取得項目を指定します。

複数のシステム取得項目を取得対象とする場合は、システム取得項目を","で区切って記述してください。

TABLE

以下のいずれかの形式で指定します。

データベース名.スキーマ名.テーブル名(列名):取得する列を特定して指定します
データベース名.スキーマ名.テーブル名 ALL:指定されたテーブルに定義されているすべての列が取得対象となります(注1)

ジャーナルを取得する列を指定します。

同一テーブル内の複数の列を取得対象とする場合は、"列名"を","で区切って記述してください。

複数のテーブルをジャーナル取得対象とする場合は、本キーワードを複数記述してください。

DSI

以下の形式で指定します。

データベース名.スキーマ名.テーブル名 DSI名

ジャーナルを取得するDSIを指定します。

同一テーブル内の複数のDSIを取得対象とする場合は、"DSI名"を","で区切って記述してください。

複数のテーブルのDSIをジャーナル取得対象とする場合は、本キーワードを複数記述してください。

CHECKPOINT

ジャーナル・チェックポイント名を指定します。

配付を要求するジャーナル・チェックポイントを識別するジャーナル・チェックポイント名を指定します。

複数のジャーナル・チェックポイント名を指定する場合は、"ジャーナル・チェックポイント名"を", "で区切って記述してください。

COMMENT

任意の文字列を指定します。

取得定義に対するコメント文を指定します。

注1)ジャーナル取得対象として指定できるデータ型については、"ジャーナル取得対象として指定できるデータ型(Symfoware/RDB連携)"を参照してください。

B.7.4.3 簡易取得定義の記述例

簡易取得定義の記述例を"表B.47 簡易取得定義の記述例"に示します。

表B.47 簡易取得定義の記述例
SIMPLEFMT LOG_NKANTO
    SYSITEM TJNLRESOURCE,TJNLDBOP,TJNLTIME
    TABLE 販促.関東地区.家電
          ALL
    DSI 販促.関東地区.家電
          群馬DSI , 栃木DSI , 茨城DSI
    CHECKPOINT DAYEND , WEEKEND
    COMMENT "北関東地区の家電製品販売状況”;