逐次差分反映では、"A.1.2 ジャーナル定義の対応表"で示すとおりに属性が対応している必要があります。入力データの属性と格納側の列属性が対応していない場合、RT14003メッセージを出力して逐次差分反映が終了します。
また、日時型の列に格納する場合、固定長形式英数字属性やゾーン10進数属性から変換できます。変換規則は"表A.8 日時型への変換規則"に示すとおりです。
なお、取り扱い可能な年は0000~9999年です。入力データの属性がゾーン10進数属性の場合、負の値を絶対値に補正して逐次差分反映処理を継続することもできます。
入力データの形式 | 入力データの属性 | 格納側の列属性 | |
---|---|---|---|
日付6桁 | "YYMMDD" | char(6) ※3 | 日付時間属性 |
YYMMDD | zone(6) ※2 ※3 | 日付時間属性 | |
日付8桁 | "YYYYMMDD" | char(8) | 日付時間属性 |
YYYYMMDD | zone(8) ※2 | 日付時間属性 | |
日付6桁+時刻6桁 | "YYMMDDhhmmss" | char(12) ※3 | 日付時間属性 |
YYMMDDhhmmss | zone(12) ※2 ※3 | 日付時間属性 | |
日付8桁+時刻6桁 | "YYYYMMDDhhmmss" | char(14) | 日付時間属性 |
YYYYMMDDhhmmss | zone(14) ※2 | 日付時間属性 | |
日付8桁+時刻8桁 | "YYYYMMDDhhmmsscc" | char(16) | 日付時間属性 |
YYYYMMDDhhmmsscc | zone(16) ※2 | 日付時間属性 | |
時刻8桁 | "hhmmsscc" | char(8) | 時間属性 ※1 |
YYYY:年(西暦)を4桁で表現します。有効範囲は、"0000"~"9999"です。
YY:年(西暦)を下2桁で表現します。有効範囲は、"00"~"99"です。
MM:月を2桁で表現します。有効範囲は、"01"~"12"です。
DD:日を2桁で表現します。有効範囲は、"01"~"31"です。
hh:時を2桁で表現します。有効範囲は、"00"~"23"です。
mm:分を2桁で表現します。有効範囲は、"00"~"59"です。
ss:秒を2桁で表現します。有効範囲は、"00"~"59"です。
cc:1/100秒を桁で表現します。有効範囲は、"00"~"99"です。
※1:Symfoware/RDBの場合だけ使用できます。
※2:ゾーン10進数属性データを日時型に格納する場合の動作を、DB動作環境定義ファイルのDATETIME_CORRECTキーワードにより指定できます。
※3:年の上2桁を補完します。年の下2桁と年の上2桁との関係は以下のとおりです。
年の下2桁 | 年の上2桁(補完する値) | 例 |
---|---|---|
60~99 | 19 | 970401→19970401 |
00~59 | 20 | 090401→20090401 |