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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

A.1.1 ジャーナル利用定義の規定

TROでは、入力するデータ形式に規定があります。入力するデータ形式は、抽出側システムで動作するTJNLが出力するデータ形式となりますが、以下に示す定義が前提となります。

抽出側システム(グローバルサーバ)

前提となる定義について示します。その他の定義については、"TJNL使用手引書"に従ってください。

ジャーナル利用定義の注意点

前提となるジャーナル利用定義の注意点について、"表A.1 ジャーナル利用定義の注意点"に示します。

表A.1 ジャーナル利用定義の注意点

番号

エントリ(サブエントリ)

指定値

指定

抽出側システムの注意事項

1

ジャーナルエントリ(項目選択)

SELECT ITEM句

システム取得項目名

TJNLRESOURCE

システム取得項目名は、TJNLRESOURCE、TJNLDBOP、TJNLTIMEの順序で定義してください。

また、TJNLTRNID、TJNLRECNOを指定する場合は、上記システム取得項目の直後に定義してください。
なお、TJNLTRNID、TJNLRECNOの順序は任意です。

TJNLDBOP

TJNLTIME

TJNLTRNID

TJNLSTS

×

TJNLDBKIND

×

TJNLSTORAGE

×

TJNLRECNO

ジャーナル項目名
または *

いずれかの記述が必須です。

2

ジャーナルエントリ(項目選択)

FAST RECORD COMPRESSION句

FAST RECORD COMPRESSION IS USED.

なし

3

ジャーナルエントリ(UPDATEジャーナルタイプ)

UPDATE JOURNAL句

TYPE1

なし

TYPE2

×

TYPE3

4

利用ジャーナルパッキングエントリ

USAGE JOURNAL PACKING句

STANDARD

なし

MAX

NONE

×

5

文字コード種別エントリ

CHARACTER CODE句

EBCDIC_KANA
EBCDIC_ASCII
より選択

文字コードは、DBサービス定義のSTOREGROUP定義文と一致させてください。

6

項目属性通知エントリ

ATTRIBUTE NOTICE句

ATTRIBUTE NOTICE IS USED.

なし

7

ジャーナルチェックポイントエントリ

JOURNAL CHECK POINT NAME句

ジャーナルチェックポイント名(ワイルドカードの使用も可)

DB動作環境定義にSTOP_JNLCHECKPOINT_NAMEキーワードを指定した場合は、指定したジャーナルチェックポイント名のジャーナルチェックポイントが取得できるように指定してください。

8

ジャーナルチェックポイントエントリ

JOURNAL CHECK POINT句

JOURNAL CHECK POINT IS DELIVERED.

JOURNAL CHECK POINT NAME句を指定した場合は本句を指定してください。JOURNAL CHECK POINT NAME句を指定しない場合は本句を指定しないでください。

◎:指定必須
○:指定は任意
×:指定不可
下線:省略値

[注意事項]

TJNLTRNIDおよびTJNLRECNOはデータベースに格納することが可能です。これらのシステム取得項目を取得する場合のDBサービス定義およびDB動作環境定義の指定について以下に示します。これらのシステム取得項目を取得する場合は、項目の属性に応じてデータベースに列を作成してください。データベースの列の属性はINTABLE定義文のITEMオペランドに指定した入力データ属性と対応させてください。

  • DBサービス定義の指定

    • TJNLTRNIDを取得する場合は、INTABLE定義文のITEMオペランドの特殊項目の直後にデータ項目(固定長英数字文字列16文字)として指定してください。

    • TJNLRECNOを取得する場合は、INTABLE定義文のITEMオペランドの特殊項目の直後にデータ項目(パック10進数10桁)として指定してください。

    • TJNLTRNIDとTJNLRECNOを両方取得する場合は、ジャーナルエントリ(項目選択)のSELECT ITEM句に指定した順序と一致するようにINTABLE定義文のITEMオペランドに指定してください。ジャーナルエントリ(項目選択)のSELECT ITEM句にTJNLTRNID、TJNLRECNOの順序で指定した場合のINTABLE定義文のITEMオペランドの指定例を以下に示します。

      ITEM = ( ( @TRHEADER , char(8) except null field ) ,
                ( @DBOP , sint add null field ) ,
                ( TRNID , char(16) ) ,
                ( RECNO , pack(10,0) ) ,
                ( [入力データ項目名] , 入力データ属性 ) [, …])

  • DB動作環境定義の指定

    TJNLTRNIDを取得する場合は、TRANSACTIONID_CONV_MODEキーワードに"CHARCONV"を指定してください。