作成したTJNLの動作環境を変更できます。TJNLの動作環境変更は、以下の変更が発生した場合に行います。
1つのトランザクションで更新するデータ量が増加し、取得するジャーナル量の上限を変更する
UPDATE文に対応するジャーナルの取得形式を変更する
ジャーナル取得機能を起動する契機を変更する
ジャーナル配付機能を起動する契機を変更する
利用ジャーナル配付時のリトライ回数や間隔を変更する
動作環境の変更について説明します。
TJNLの動作環境は、TJNLの運用状態に関係なく変更できます。変更したTJNLの動作環境は、TJNLを再起動することにより有効となります。
TJNL動作環境の変更を行う手順を、"図11.30 TJNL動作環境の変更の手順"に示します。
以下の操作や動作環境変更の方法について説明します。
動作環境変更定義の作成
動作環境の変更
TJNLの動作環境変更定義を格納するファイルをTJNLの動作環境変更定義ファイルと呼びます。TJNLの動作環境変更定義ファイルは、TJNLの環境作成時に使用した環境定義ファイルの一部を使用するか、ユーザが任意の通常ファイル上にテキストファイルとして作成します。
TJNLの動作環境変更定義ファイルは、viコマンドなど(Windowsではメモ帳など)の編集ツールを使用して作成してください。TJNLの動作環境変更定義の記述方法の詳細については、"11.8.1.3 動作環境変更定義の記述"を参照してください。
TJNLの動作環境の変更は、tjnlcstmコマンドを使用して行います。tjnlcstmコマンドの詳細は、"11.9.3.3 tjnlcstm(TJNLの動作環境を変更する)"を参照してください。
以下に、tjnlcstmコマンドの入力例を示します。
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tjnlcstm -f /tjnl/def/TJNLcstm.def
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tjnlcstm -f c:\tjnl\def\TJNLcstm.def
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TJNLの動作環境変更定義ファイルには、環境作成時に指定した[TJNLDefinition]セクションを指定することが可能です。
[TJNLDefinition]セクションに指定することができるキーワードや値の詳細については、"11.3.4 環境定義の記述"を参照してください。なお、キーワードを省略した場合は、値の変更は行われません。