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ETERNUS SF Express 16.1 / Storage Cruiser 16.1 / AdvancedCopy Manager 16.1 移行ガイド
FUJITSU Storage

A.11 管理情報のリストア(Windows環境)

管理対象サーバの管理情報を復元します。

バックアップ運用を行っていた場合
  1. device.iniを復元します。

    A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」で退避したdevice.iniファイルを、copyコマンドを使用して復元します。

    クラスタ運用でない場合、かつ、運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    device.ini

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\device.ini

    クラスタ運用でない場合、かつ、管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    device.ini

    <環境設定ディレクトリ>\etc\device.ini

    クラスタ運用の場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    device.ini

    <共有ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\device.ini

  2. バックアップ管理簿を復元します。

    A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」でバックアップしたディレクトリを指定して、以下のコマンドを実行します。

    運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合
    C:\> <プログラムディレクトリ>\ACM\bin\swstresrst <退避先ディレクトリ>
    管理対象サーバの場合
    C:\> <プログラムディレクトリ>\bin\swstresrst <退避先ディレクトリ>

    参照

    コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「swstresrst(資源リストアコマンド)」を参照してください。

  3. 動作指定ファイルを復元します。

    参考

    環境によってボリュームロック動作指定ファイルが存在しない場合があります。「A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」でボリュームロック動作指定ファイルを退避していない場合、本手順は不要です。

    A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」でバックアップした以下のファイルを、copyコマンドを使用して復元します。

    • バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル

    • バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイル

    • リストア先ボリュームロック動作指定ファイル

    クラスタ運用でない場合、かつ、運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\backup\data\BTRANLOCK.INI

    バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\backup\data\BBACKLOCK.INI

    リストア先ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\backup\data\RDSTLOCK.INI

    クラスタ運用でない場合、かつ、管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\backup\data\BTRANLOCK.INI

    バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\backup\data\BBACKLOCK.INI

    リストア先ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\backup\data\RDSTLOCK.INI

    クラスタ運用の場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル

    <ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\backup\data\BTRANLOCK.INI

    バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイル

    <ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\backup\data\BBACKLOCK.INI

    リストア先ボリュームロック動作指定ファイル

    <ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\backup\data\RDSTLOCK.INI

    注意

    バックアップ管理の前後処理スクリプトを、copyコマンドで復元しないでください。

    本製品は、バージョンレベルアップ時に、前後処理スクリプトのひな形を変更することがあります。旧バージョンレベルの運用において前後処理スクリプトをカスタマイズしていた場合は、退避した前後処理スクリプトを参考に、バージョンレベルアップ後の前後処理スクリプトをカスタマイズし直してください。


レプリケーション運用を行っていた場合
  1. device.iniを復元します。「バックアップ運用を行っていた場合」で本ファイルを復元済みの場合は、実施不要です。

    A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」で退避したdevice.iniファイルを、copyコマンドを使用して復元します。

    クラスタ運用でない場合、かつ、運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    device.ini

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\device.ini

    クラスタ運用でない場合、かつ、管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    device.ini

    <環境設定ディレクトリ>\etc\device.ini

    クラスタ運用の場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    device.ini

    <共有ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\device.ini

  2. レプリケーション管理簿を復元します。

    レプリケーション管理簿は、運用管理サーバのリポジトリに格納されています。以下のコマンドを実行します。

    運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合
    C:\> <プログラムディレクトリ>\ACM\bin\swsrprecoverres -r
    管理対象サーバの場合
    C:\> <プログラムディレクトリ>\bin\swsrprecoverres -r

    参照

    コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「swsrprecoverres(資源整合コマンド)」を参照してください。

  3. 動作指定ファイルを復元します。

    A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」でバックアップした以下のファイルを、copyコマンドを使用して復元します。

    • 複写元ボリュームロック動作指定ファイル

    • 複写先ボリュームロック動作指定ファイル

    • コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル

    参考

    環境によってボリュームロック動作指定ファイルが存在しない場合があります。「A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」でボリュームロック動作指定ファイルを退避していない場合、ボリュームロック動作指定ファイルの復元は不要です。

    クラスタ運用でない場合、かつ、運用管理サーバ兼管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    複写元ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\repl\data\SRCLOCK.INI

    複写先ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\repl\data\DSTLOCK.INI

    コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\ACM\etc\repl\data\DEFAULT\check.ini

    クラスタ運用でない場合、かつ、管理対象サーバの場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    複写元ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\SRCLOCK.INI

    複写先ボリュームロック動作指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\DSTLOCK.INI

    コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\DEFAULT\check.ini

    クラスタ運用の場合

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    複写元ボリュームロック動作指定ファイル

    <ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\repl\data\SRCLOCK.INI

    複写先ボリュームロック動作指定ファイル

    <ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\repl\data\DSTLOCK.INI

    コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル

    <ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\repl\data\DEFAULT\check.ini

    注意

    レプリケーション管理の前後処理スクリプトを、copyコマンドで復元しないでください。

    本製品は、バージョンレベルアップ時に、前後処理スクリプトのひな形を変更することがあります。旧バージョンレベルの運用において前後処理スクリプトをカスタマイズしていた場合は、退避した前後処理スクリプトを参考に、バージョンレベルアップ後の前後処理スクリプトをカスタマイズし直してください。

  4. Exchange Serverデータベースのバックアップ・リストア機能を利用する場合は、以下の管理情報も復元します。

    • ドライブ文字マップファイル

    • デバイス定義ファイル (Windows Server 2003環境の場合だけ)

    復元対象ファイル

    復元先のフルパス名

    ドライブ文字マップファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\EXDMAP.INI

    デバイス定義ファイル

    <環境設定ディレクトリ>\etc\eternus_hardope.def