管理対象サーバの管理情報を復元します。
注意
Linux環境におけるAdvancedCopy Managerエージェントに関する注意事項
udevデバイス名が存在する環境では、バージョンアップ後に、以下のudevデバイス名を優先して使用します。
通常デバイス
PRIMECLUSTER GDSのSDXオブジェクト(スライス単位の運用時だけ)
udevデバイス名は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Linux版)』の「AdvancedCopy Managerにおけるサポートデバイスについて」を参照してください。
バージョンアップ前に互換デバイス名を使用していた場合、バージョンアップ後に使用するデバイス名に応じて、以下の操作を行ってください。
バージョンアップ後に、互換デバイス名を使用して運用する場合
udevデバイス名を使用しないように、stgxfwcmsetmode(情報取得モード設定コマンド)を使用し、情報取得モードを変更してください。
情報取得モードの変更は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Linux版)』の「AdvancedCopy Managerにおけるサポートデバイスについて」を参照してください。
バージョンアップ後に、udevデバイス名を使用して運用する場合
バックアップ管理、レプリケーション管理の定義情報を削除し、udevデバイス情報の取込みを行った後は、udevデバイス名を使用したバックアップ、レプリケーションの再定義が必要です。
バックアップ管理およびレプリケーション管理の手順は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Linux版)』の「デバイス構成の変更」を参照してください。
バックアップ管理簿を復元します。
「A.4 管理情報のバックアップ(Solaris/Linux環境)」でバックアップしたディレクトリを指定して、以下のコマンドを実行します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst <退避先ディレクトリ>
参照
コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「swstresrst(資源リストアコマンド)」を参照してください。
前後処理スクリプトを復元します。
注意
バックアップ管理の前後処理スクリプトを、copyコマンドで復元しないでください。
本製品は、バージョンレベルアップ時に、前後処理スクリプトのひな形を変更することがあります。旧バージョンレベルの運用において前後処理スクリプトをカスタマイズしていた場合は、退避した前後処理スクリプトを参考に、バージョンレベルアップ後の前後処理スクリプトをカスタマイズし直してください。
レプリケーション管理簿を復元します。
レプリケーション管理簿は、運用管理サーバのリポジトリに格納されています。以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r
参照
コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「swsrprecoverres(資源整合コマンド)」を参照してください。
動作指定ファイルを復元します。
「A.4 管理情報のバックアップ(Solaris/Linux環境)」で退避した以下のファイルを、copyコマンドを使用して復元します。
コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル
復元対象ファイル | 復元先のフルパス名 |
---|---|
コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル | /etc/opt/FJSVswsrp/data/DEFAULT/check.ini |
復元対象ファイル | 復元先のフルパス名 |
---|---|
コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル | /etc/opt/FJSVswsrp/<論理ノード名>/data/DEFAULT/check.ini |
注意
レプリケーション管理の前後処理スクリプトを、copyコマンドで復元しないでください。
本製品は、バージョンレベルアップ時に、前後処理スクリプトのひな形を変更することがあります。旧バージョンレベルの運用において前後処理スクリプトをカスタマイズしていた場合は、退避した前後処理スクリプトを参考に、バージョンレベルアップ後の前後処理スクリプトをカスタマイズし直してください。