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ETERNUS SF Express 16.1 / Storage Cruiser 16.1 / AdvancedCopy Manager 16.1 移行ガイド
FUJITSU Storage

8.3.4 バージョンアップインストール後の作業

バージョンアップインストールを実施したあとに必要な作業について、説明します。

8.3.4.1 環境設定ファイルのリストア

8.3.1.2 環境設定ファイルのバックアップ」で退避した環境設定ファイルをリストアします。

参照

リストア方法は、「A.14 環境設定ファイルのリストア」を参照してください。

8.3.4.2 装置情報の再設定

以下の手順に従って、装置情報を再設定してください。(コマンド例はWindows版の例です)
各コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」を参照してください。

  1. acarray list(ETERNUS ディスクアレイの情報表示コマンド)を実行して、登録されている装置情報を確認します。

    C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray list
    
    Name  BOX-ID                                   IP Address
    ----- ---------------------------------------- ------------
    E4000 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## 10.124.6.251
    E8000 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 10.124.6.241
  2. acarray detail(ETERNUS ディスクアレイの詳細情報表示コマンド)を実行して、登録されている装置の詳細情報を確認します。

    C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray detail -a E4000
    
    Disk Array Name : E4000
    BOX-ID          : 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##
    IP Address      : 10.124.6.251
    Admin User      : ****
    Access Volume   : X:
    
    C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray detail -a E8000
    
    Disk Array Name : E8000
    BOX-ID          : 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003##
    IP Address      : 10.124.6.241
    Admin User      : ****
    Access Volume   : Y:
  3. acarray remove(ETERNUS ディスクアレイの登録情報の削除コマンド)を実行して、登録されているすべての装置情報を削除します。

    C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray remove -a E4000
    Successful completion.
    
    C:\>acarray remove -a E8000
    Successful completion.
  4. acarray add(ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)を実行して、削除したすべての装置情報を再登録します。

    C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray add -a E4000 -ip 10.124.6.251 -user **** -password **** -path X:
    Successful completion.
    
    C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray add -a E8000 -ip 10.124.6.241 -user **** -password **** -path Y:
    Successful completion.

    ポイント

    旧バージョンレベルで、実在しないドライブ文字またはデバイス名をアクセスボリューム(旧名称は「アクセスパス」)に設定して登録していた装置は、リモートETERNUS ディスクアレイとして再登録してください。

8.3.4.3 ライセンスの設定

必要なライセンスを設定します。


参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの管理」を参照してください。

8.3.4.4 Symfowareのアンインストール

本バージョンレベルのETERNUS SF Managerでは、Symfowareを使用していません。
SymfowareがETERNUS SF Managerだけに利用されていた場合に限り、Symfowareをアンインストールしてください。

Symfowareをアンインストールする手順は、以下のとおりです。

Windows環境の場合

[プログラムの追加と削除]画面または[プログラムと機能]画面で、Symfowareをアンインストールします。
Symfoware ServerとSymfoware Clientを共にインストールしている場合は、先にSymfoware Clientをアンインストールしてください。

Solaris環境、Linux環境の場合
  1. Symfowareのアンインストーラを起動してパッケージを削除します。
    このパッケージ機能をETERNUS SF Manager以外、利用していないことを確認してから削除してください。

    # /opt/symfoware/setup/symfo_remove
  2. Symfowareのアンインストールを実行する確認メッセージが表示されます。実行する場合は"y"を、実行しない場合は"q"を入力します。
    "y"を入力すると、アンインストールする機能を選択するメッセージが表示されます。"all"または"削除する番号"を入力して、アンインストールする機能を選択します。
    再度アンインストールの確認メッセージが表示されます。アンインストールを実行する場合は"y"を、実行しない場合は"q"を入力します。

    allを指定して、アンインストールする場合の例
    インストール環境のチェックを開始します。
    インストール環境のチェックが終了しました。
    
    警告:他製品が "Symfoware Server Enterprise Edition" を利用している可能性があります。
    
    アンインストールを継続しますか?
    y: アンインストールを継続します
    q: アンインストールせずに終了します
    [y,q]: y
    
    "Symfoware Server Enterprise Edition"をアンインストールします。
    
    アンインストールする機能を選択してください。
    1: 基本機能(サーバ機能、クライアント機能)
    複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
    [all:全機能,1,q]: all
    
    選択した機能
    - 基本機能(サーバ機能、クライアント機能)
    
    上記の機能のアンインストールを開始しますか?
    y: アンインストールを開始します
    n: 再び機能を選択します
    q: アンインストールせずに終了します
    [y,n,q]: y
    
    アンインストールを開始します。
  3. Symfowareのアンインストールが正常に終了すると、以下のメッセージが表示されます。

    "Symfoware Server Enterprise Edition"のアンインストールが正常終了しました。
  4. FSUNiconvパッケージがインストールされている場合、FSUNiconvパッケージを削除します(Solaris環境だけ)。
    このパッケージの機能をETERNUS SF Manager以外、利用していないことを確認してから削除してください。

    # pkgrm FSUNiconv