ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Express 16.1 / Storage Cruiser 16.1 / AdvancedCopy Manager 16.1 移行ガイド
FUJITSU Storage

8.1.1 バージョンアップインストール前の作業

AdvancedCopy Managerマネージャーのバージョンアップインストールを実施する前に行っておくべき作業について、説明します。

8.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ

旧バージョンレベルのAdvancedCopy Managerマネージャー運用環境をバックアップします。

AdvancedCopy Managerの運用環境

AdvancedCopy Managerがインストールされている場合は、旧バージョンレベルの運用環境をバックアップします。

注意

以下の情報を引き継いで利用することはできません。

  • GUIクライアントを利用するためのアカウント

参照

運用環境のバックアップは、以下を参照して実施してください。

サーバ種別

OS種別

参照先

Storage管理サーバ

Windows

A.1 リポジトリデータのバックアップ(Windows環境)

Solaris、
Linux

A.2 リポジトリデータのバックアップ(Solaris/Linux環境)

Storage管理サーバ兼Storageサーバ

Windows

以下の順に作業してください。

  1. A.1 リポジトリデータのバックアップ(Windows環境)

  2. A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)

Solaris、
Linux

以下の順に作業してください。

  1. A.2 リポジトリデータのバックアップ(Solaris/Linux環境)

  2. A.4 管理情報のバックアップ(Solaris/Linux環境)

AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの運用環境

AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleがインストールされている場合は、旧バージョンレベルの運用環境をバックアップします。

参照

運用環境のバックアップ方法は、「A.6 環境設定ファイルのバックアップ」を参照してください。

8.1.1.2 ディスクの空き容量の確認

バージョンアップインストールを行うサーバのディスクに、バージョンアップインストールに必要な容量が空いているかを確認してください。
バージョンアップインストールに必要な空き容量は、「本バージョンレベルに必要な空き容量」から「旧バージョンレベルに必要な空き容量」を引いた値です。

本バージョンレベルに必要な空き容量

本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。

旧バージョンレベルに必要な空き容量

旧バージョンレベルのAdvancedCopy Managerマネージャープログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』を参照してください。

8.1.1.3 排他ソフトウェアのアンインストール

本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムに対する排他ソフトウェアの、インストール状況を確認してください。
インストールされている場合は、排他ソフトウェアのマニュアルを参照して、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。

参照

排他ソフトウェアは、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。

8.1.1.4 データベース領域の見積り

本バージョンレベルのAdvancedCopy Managerマネージャーの運用には、データベース領域が必要です。
バージョンアップインストールを行う前に、データベース領域を見積ってください。

参照

詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。

8.1.1.5 カーネルパラメーターのチューニング(Solaris/Linux環境だけ)

本バージョンレベルのAdvancedCopy Managerマネージャーの運用には、カーネルパラメーターのチューニングが必要です。
バージョンアップインストールを行う前に、カーネルパラメーターのチューニングを行ってください。

参照

チューニング方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。

8.1.1.6 通信サービスに用いるポート番号の確認(Solaris/Linux環境だけ)

本バージョンレベルのAdvancedCopy Managerマネージャーの運用では、旧バージョンレベルに比べて、使用するポートが追加されています。
バージョンアップインストールを行う前に、使用するポート番号が空いていることを確認してください。

参照

使用するポート番号は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。

8.1.1.7 旧バージョンレベルのアンインストールの準備

バージョンアップインストールを行うための、旧バージョンレベルのアンインストール準備として、以下の作業を実施してください。

  1. デーモンの停止 (Solaris環境、Linux環境だけ)

    以下のコマンドを実行して、運用管理サーバ上のAdvancedCopy Managerのデーモンを停止します。

    # /opt/swstorage/bin/stopacm
  2. DBアンセットアップの実行

    以下を参照して、旧バージョンレベルのリポジトリ用データベースをアンセットアップします。

クラスタ運用の場合

クラスタ運用している場合は、アンインストールの前に、クラスタアンセットアップが必要です。

参照

クラスタアンセットアップの作業手順は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の削除」を参照してください。