RHEL5/RHEL6環境でStorage Cruiserエージェントのサイレントバージョンアップインストール手順は、以下のとおりです。
以下のコマンドを実行します。
<DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/Storage_Cruiser/Linux/scagtsilentinstall.sh [-l <インストールログファイル>]
インストールが終了すると、プロンプトが表示されます。
バージョンアップインストールに使用したDVD-ROMをアンマウントし装置から取り出します。
# umount <DVD-ROMマウントポイント>
ポイント
インストールログファイルの指定がない場合、/var/tmpディレクトリにscagtsilentinstall.logという名前のインストールログファイルを作成します。
指定したインストールログファイルと同名のファイルが存在する場合、上書きします。
インストールログファイルを格納するディレクトリには、書込み権限のある実在するディレクトリを指定する必要があります。書込み権限がない場合は、プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力を行わずにエラー終了します。
注意
オプションの指定に誤りがあった場合は、エラーメッセージをインストールログファイルに出力して終了します。プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力は行いません。
サイレントインストール用のコマンドを多重実行しないでください。多重実行した場合は、あとから実行したコマンドが異常終了します。このとき、インストールログファイルは作成されません。
バージョンアップ時は、コマンドにインストールパラメーターファイルの指定はできません。指定した場合は、コマンドがエラー終了します。
サイレントインストール用のコマンドの復帰値を確認してください。なお、必要に応じて、インストールログファイルを確認してください。ただし、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が3または9の場合、インストールログファイルは作成されません。コマンドの復帰値の説明は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「サイレントインストール(Solaris/Linux版Storage Cruiserエージェント)の復帰値」を参照してください。
インストール結果は、インストールログファイルでも確認できます。
インストールログファイルを開き、[ResponseResult]セクションの"ResultCode"を参照してください。"ResultCode"には、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が書き込まれています。
ポイント
バージョンアップインストールが異常終了した場合は、「11.2.3 Storage Cruiserエージェントのバージョンアップインストールで異常が発生した場合の対処(Solaris、RHEL5/RHEL6環境)」を参照し、正常な状態に復旧してください。