RHEL5/RHEL6環境におけるStorage Cruiserエージェントのバージョンアップインストール手順は、以下のとおりです。
以下のコマンドを実行します。
# cd <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/Storage_Cruiser/Linux
# /bin/sh ./scagtinstall.sh
以下のメッセージが出力されます。バージョンアップインストールを継続する場合は"y"を、中断する場合は"y"以外を入力します。
ETERNUS SF Storage Cruiser 16.1 Copyright FUJITSU LIMITED 2013-2014 This program will upgrade "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent on your system. Do you want to continue the upgrade of this package? [y,n,?,q]
"y"を入力した場合は、バージョンアップインストールが開始されます。
バージョンアップインストールに成功すると、以下のメッセージが表示されます。
INFO : Starting Upgrade of ETERNUS SF Storage Cruiser ... ... INFO : Upgrade of <FJSVssage> was successful. INFO : ETERNUS SF Storage Cruiser Agent was upgraded successfully.
インストールに失敗すると、以下のメッセージが表示されます。
ERROR : not privileged または INFO : Upgrade is terminated. または ERROR : Upgrading FJSVssage was failed.
バージョンアップインストールに使用したDVD-ROMをアンマウントし装置から取り出します。
# cd /
# umount <DVD-ROMマウントポイント>
以上で、Storage Cruiserエージェントのバージョンアップインストールは終了です。
「7.5.4 バージョンアップインストール後の作業」を参照して、Storage Cruiserエージェントをセットアップしてください。
ポイント
バージョンアップインストールを行う前に、システムをバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、バージョンアップインストール中に異常が発生した場合にバックアップからシステムを復元(リストア)することで、バージョンアップインストール前の状態に戻すことができます。
バージョンアップインストールが異常終了した場合は、「11.2.3 Storage Cruiserエージェントのバージョンアップインストールで異常が発生した場合の対処(Solaris、RHEL5/RHEL6環境)」を参照し、正常な状態に復旧してください。
Storage Cruiserエージェントのバージョンアップ後に正常動作を確認できたら、「7.5.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」の手順5で作成したバックアップ先ディレクトリ内のバックアップデータを削除して問題ありません。