Windows Server 2008以降の環境で本作業が利用できます。
Storage Cruiserエージェントのサイレントバージョンアップインストール作業は、以下のとおりす。
Storage Cruiserエージェント(Windows版)をサイレントバージョンアップインストールする手順は、以下のとおりです。
なお、手順1と手順2がすでに実施されている場合、再実施は不要です。
作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
本バージョンレベルの「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。なお、自動起動によりインストーラ画面が表示されている場合は、インストーラを終了させます。
コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。
以下のサイレントインストール用のコマンドを実行し、インストールします。
<インストールログファイル>に、インストールのログを出力するファイルを絶対パスで指定します。<インストールログファイル>の指定は任意です。
<DVD-ROMドライブ>:\Agent_windows\Storage_Cruiser\windows_x86\scagtsilentinstall.bat [-l <インストールログファイル>]
ポイント
インストールログファイルの指定がない場合、TEMP環境変数で指定されている作業用ディレクトリにscagtsilentinstall.logという名前のインストールログファイルを作成します。
指定したインストールログファイルと同名のファイルが存在する場合、上書きします。
インストールログファイルを格納するディレクトリには、書込み権限のある実在するディレクトリを指定する必要があります。書込み権限がない場合は、プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力を行わずにエラー終了します。
インストールログファイルのパスが半角空白を含む場合は、ダブルクォートで囲む必要があります。
インストールログファイルのパス名には、【 " | : * ? / . < > % & ^ ; ! 】を使用できません。
注意
オプションの指定に誤りがあった場合は、エラーメッセージをインストールログファイルに出力して終了します。プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力は行いません。
サイレントインストール用のコマンドを多重実行しないでください。多重実行した場合は、あとから実行したコマンドが異常終了します。このとき、インストールログファイルは作成されません。
バージョンアップ時は、コマンドにインストールパラメーターファイルを指定できません。指定した場合は、コマンドがエラー終了します。
インストールが終了すると、プロンプトが表示されます。
インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。
サイレントインストール用のコマンドの復帰値を確認してください。なお、必要に応じて、インストールログファイルを確認してください。ただし、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が3または9の場合、インストールログファイルは作成されません。コマンドの復帰値の説明は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「サイレントインストール(Windows版Storage Cruiserエージェント)の復帰値」を参照してください。
インストール結果は、インストールログファイルでも確認できます。
インストールログファイルを開き、[ResponseResult]セクションの"ResultCode"を参照してください。"ResultCode"には、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が書き込まれています。
ポイント
バージョンアップインストールが異常終了した場合は、「11.3.3 Storage Cruiserエージェントのバージョンアップインストールで異常が発生した場合の対処(Windows環境)」を参照し、正常な状態に復旧してください。