インストールまたはアンインストール時の不測の事態により、以降再インストールまたはアンインストールが正常に動作しなくなった場合にだけ必要な緊急対処用作業について説明します。
以下の手順を実施しご利用の環境から本製品に関する資産・情報を削除することで、元の環境に復旧することができます。ただし、同一システム上に関連製品が既に混在してインストールされている場合には、あらかじめそれらの製品のアンインストールを行った上で以下の作業を実施してください。
インストールされている機能の有無により、本手順書に記載されているレジストリキーやディレクトリ、環境変数等が存在しない場合があります。その場合は、無視して作業を進めてください。
注意
Interstage AR Processing Serverが残り続ける問題を引き起こす場合は、本章の対処作業ではこの問題を解消できません。技術員までにご連絡してください。
本製品の関連製品(個別ソフトウェアなど)が既にインストールされている場合には、アンインストールを実施してください。
以下に、本製品の各コンポーネントのインストール環境の削除手順を示します。
レジストリを削除します。
レジストリエディタ(Windowsディレクトリ配下のシステムディレクトリ内の(REGEDIT.EXE)を起動し、以下のレジストリキーのうち該当するキー配下を全て削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu配下の以下のキー
ISAR
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install配下の以下のキー
ISAR
環境変数を削除します。
環境変数ISAR_HOMEが本製品で定義する環境変数です。ISAR_HOMEが定義されている場合は、削除してください。環境変数の編集および削除は以下のように行います。
Windows Server 2008 R2の場合
[コントロールパネル]の[システム]を起動します。[システムの詳細設定]を選択し、ポップアップ表示される[システムのプロパティ]の[詳細設定]タブから[環境変数]ボタンを選択します。[システム環境変数]内から該当する環境変数名を選択し、[編集]/[削除]ボタンをクリックします。
Windows Server 2012・Windows Server 2012 R2の場合
[コントロールパネル]の[システム]を起動します。[システムの詳細設定]を選択し、ポップアップ表示される[システムのプロパティ]の[詳細設定]タブから[環境変数]ボタンを選択します。[システム環境変数]内から該当する環境変数名を選択し、[編集]/[削除]ボタンをクリックします。
画面左下にカーソルをフォーカスした際に表示される[スタート]をクリックすると[コントロールパネル]が表示されます。
管理ツールからサービスを選択し、以下のサービスを停止してください。
[Interstage AR Processing Server DB Service]
レジストリエディタを起動し、以下のレジストリキーのうち該当するキー配下を全て削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services 配下の以下のキー
Interstage AR Processing Server DB Service
以下のタスクが定義されている場合は、削除してください。
Interstage AR Processing Server(Start domain)
Windows Server 2008 R2の場合
[コントロールパネル]の[管理ツール]から[タスクスケジューラ]を起動します。[タスクスケジューラライブラリ]を選択し、リスト表示されるタスク内から該当するタスク名を選択し、右クリックして[削除]します。
Windows Server 2012・Windows Server 2012 R2の場合
[サーバマネージャ]の[ツール]から[タスクスケジューラ]を起動します。[タスクスケジューラライブラリ]を選択し、リスト表示されるタスク内から該当するタスク名を選択し、右クリックして[削除]します。
ユーザー[arsvdmpg]の権利を削除します。
Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012共通
[コントロールパネル]の[管理ツール]から[ローカル セキュリティ ポリシー]を起動します。
[ローカル セキュリティ ポリシー] の[ローカル ポリシー]から[ユーザー権利の割り当て]を選択し、[サービスとしてログオン]を開きます。
[サービスとしてログオン]にある[arsvdmpg]を選択し、削除ボタンで[削除]します。
[ユーザー権利の割り当て]にある[リモート デスクトップ サービスを使ったログオンを拒否]を選択します。
[arsvdmpg]および[arsvgfad]を選択し、それぞれ削除ボタンで[削除]します。
ユーザーを削除します。
[arsvdmpg][arsvgfad]がユーザーとして存在する場合は削除してください。
Windows Server 2008 R2の場合
[コンピュータの管理]を起動します。[ローカルユーザーとグループ]の[ユーザー]を選択し、リスト表示される名前内から該当するユーザー名を選択し、右クリックして[削除]します。
Windows Server 2012・Windows Server 2012 R2の場合
[サーバマネージャ]の[ツール]から[コンピュータの管理]を起動します。[ローカルユーザーとグループ]の[ユーザー]を選択し、リスト表示される名前内から該当するユーザー名を選択し、右クリックして[削除]します。
コンピュータを再起動します。
Interstage AR Processing Serverのインストールディレクトリ配下を削除してください。
以下のユーザーディレクトリ配下を削除します。ディレクトリ名の後ろに[.DD.000]などの文字列が付いている場合があります。その場合も該当ディレクトリを削除してください。
・C:\Users\arsvdmpg ・C:\Users\arsvgfad
スタートメニューのアイコン/グループを削除します。
Windows Server 2008 R2の場合
スタートメニューのアイコン/グループを削除します。[スタート]-[すべてのプログラム]-[Interstage AR Processing Server]を削除してください。
[スタート]-[すべてのプログラム]-[FJQSS (資料採取ツール)]-[資料採取 (Interstage AR Processing Server V1.0.1)]を削除してください。
Windows Server 2012・Windows Server 2012 R2の場合
%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs配下の以下のディレクトリを削除してください。
Interstage AR Processing Server
%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\FJQSS (資料採取ツール)配下の以下のファイルを削除してください。
資料採取 (Interstage AR Processing Server V1.0.1)
FJQSSインストールディレクトリから以下のファイルを削除してください。
C:\Program Files (x86)\Fujitsu\FJQSS\product\cnf_ISAR.txt
Interstage AR Processing Serverをアンインストールしてください。
手順について、4.2.1 アンインストール(Windows)にてご参照ください。