インストールまたはアンインストール時の不測の事態により、以降再インストールまたはアンインストールが正常に動作しなくなった場合にだけ必要な緊急対処用作業について説明します。
以下の手順を実施しご利用の環境から本製品に関する資産・情報を削除することで、元の環境に復旧することができます。ただし、同一システム上に関連製品が既に混在してインストールされている場合には、あらかじめそれらの製品のアンインストールを行った上で以下の作業を実施してください。
注意
Interstage AR Processing Serverが残り続ける問題を引き起こす場合は、本章の対処作業ではこの問題を解消できません。技術員までにご連絡してください。
Webコンテナプロセスを停止させます。
Webコンテナ用のポートを使用しているプロセスIDの確認を行います。デフォルト値でインストールしていた場合は、以下のコマンドを用いてWebコンテナ用のポートを使用しているプロセスIDを確認できます。
netstat -nap|grep 910
該当するプロセスIDがある場合は停止させます。停止させるには以下のコマンドを用います。
kill プロセスid
データベースプロセスを停止させます。
以下のコマンドを用いて親プロセスが1になっているプロセスの確認を行います。
ps -ef|grep postgres
該当するプロセスがある場合は停止させます。プロセスを停止させるには以下のコマンドを用います。なお、この操作を行うことで下位のプロセスも同時に停止します。
kill プロセスid
以下のコマンドを用いてデータベースユーザを削除します。
userdel arsvdmpg
以下のコマンドを用いてサービスを削除します。
/sbin/chkconfig --del FJSVardas /sbin/chkconfig --del FJSVardb rm -f /etc/rc.d/init.d/FJSVardas rm -f /etc/rc.d/init.d/FJSVardb
以下のコマンドを用いてサービスのロックファイルを削除します。
rm -f /var/lock/subsys/FJSVardas rm -f /var/lock/subsys/FJSVardb
コンピュータを再起動します。
以下のコマンドを用いてインストールディレクトリを削除します。
rm -rf /opt/FJSVar /etc/opt/FJSVar /var/opt/FJSVar /home/arsvdmpg
Interstage AR Processing Serverをアンインストールしてください。
手順について、4.2.2.1 アンインストール(Linux)の実行にてご参照ください。