Windows Azure上に展開したオンライン業務(WebロールやWorkerロール)の処理負荷に応じて、計画的にWindows Azure上のインスタンス数を変更することができます。例えば、繁忙期には稼働しているロールのインスタンスを増加させて対応し、閑散期にはインスタンス数を減らすなどです。
インスタンス数の変更には、デプロイメント制御コマンド(jmcloudazdep configure)を使用します。デプロイメント制御コマンド(jmcloudazdep configure)は、引数として与えるサービス構成ファイル(*.cscfg)の内容に基づいて、展開済みのデプロイメントの構成を変更します。
デプロイメント制御コマンドをジョブネットにジョブとして登録することにより、Windows Azure上に展開されたロールのインスタンスを計画的に制御できるようになります。
デプロイメント制御コマンドの詳細については、“第7章 リファレンス”の“7.2.1 jmcloudazdep デプロイメント制御コマンド”を参照してください。
なお、デプロイメント制御コマンドが動作する前に、デプロイメント制御環境設定コマンド(jmcloudsetenvdep)により、必要な情報が設定されている必要があります。
ポイント
オンライン業務のロールのインスタンス制御をするには、条件を変えて作成したサービス構成ファイル(*.cscfg)が複数必要です。“3.3 ロールインスタンスの構成変更をスケジュールする場合の留意点”を参照してください。