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Systemwalker Operation Manager  Windows Azure 連携ガイド
FUJITSU Software

7.2.1 jmcloudazdep  デプロイメント制御コマンド

記述形式

機能説明

Windows Azure環境に、サービスパッケージファイルを使ってデプロイメントを作成します(create)。また、デプロイメントの削除(delete)や、デプロイメントの構成を変更する(configure)こともできます。サービス構成ファイル(*.cscfg)内のロールインスタンス数を変更し、このファイルを-configurationオプションに指定してjmcloudazdep configureを実行することで、ロールインスタンス数の増減を行うことが可能です。

なお、事前に環境設定コマンドセットのデプロイメント制御環境設定コマンドを使用して“デプロイメント識別子”の登録をする必要があります。

また、これらのコマンドで必要なサービスパッケージファイルおよびサービス構成ファイルはVisual Studioなどを利用してあらかじめ作成し、任意のパスに保管してください。

オプション

デプロイメント識別子

事前にデプロイメント制御環境設定コマンドで設定したデプロイメント識別子を指定します。デプロイメント識別子で登録した環境設定に基づいて、デプロイメントを制御します。

-deployment デプロイメント名

Windows Azureに展開するデプロイメントの名前を指定します。

このデプロイメント名を使ってWindows Azure環境にデプロイメントを作成します。

1~100文字の文字列を指定してください。

以下の半角文字は、デプロイメント名に指定できません。

> < % ; &

-package サービスパッケージファイル

サービスパッケージファイル(*.cspkg)をフルパスで指定します。

パスの長さは256バイト未満で指定してください。

サービスパッケージファイルのサイズは、600Mバイトまでにしてください。

-configuration サービス構成ファイル

サービス構成ファイル(*.cscfg)をフルパスで指定します。

パスの長さは256バイト未満で指定してください。

-deploytimeout デプロイメント起動待ち合わせ秒数

デプロイメントの作成が完了してからデプロイメントがrunning状態になるまでの待ち合わせ処理に必要な最大待ち合わせ時間を、秒単位で指定します。1~86400の範囲の値を指定します。省略値は1200です。

復帰値

復帰値

意味

0

正常終了

1

オペランドに過不足があります。

2

オペランドに設定できない値が指定されています。

3

デプロイメントのロールインスタンスがReady状態になりませんでした。

5

設定されていない識別子が指定されています。

10

管理者権限のユーザーではありません。

20

処理に失敗しました。

98

環境に起因するエラー

99

その他のエラー

コマンド格納場所

Windows

[Windows Azure 連携機能インストールディレクトリ]\mpjmcloud\bin

実行に必要な権限

システム管理者(Administratorsグループに属するユーザー)の権限が必要です。

注意事項

サービスパッケージファイルのサイズは、600Mバイトまでです。

使用例

実行結果/出力形式

なし