Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレートのカスタマイズは、Analytics Studioを使用して行います。
ポイント
Analytics Studioの詳細な使用方法(チャートやビューなどのカスタマイズ方法)については、Interstage Business Process Manager Analytics 使用手引書(Analytics Studio)を参照してください。
注意
本節で解説に用いている画像の中で[01:Summary_ECO]という表現が出てきますが、この名称はテンプレートの設定によって変わります。実際の画面と見比べて適宜読みかえてください。
ダッシュボードテンプレートは監視対象ごとに分かれています。
「4.1.1 概要」に記載されているダッシュボードのビュー以外の監視対象をダッシュボードで監視したい場合は、以下のダッシュボードテンプレートについて「4.1.2 ダッシュボードテンプレートの使用方法」の手順を実施し、そのあとに「4.1.3.4 ダッシュボードの監視対象情報の追加」を参照して他の監視対象を「有効」にしてから、カスタマイズしてください。
接続情報名 | テンプレートファイル名 | 収集情報 | 備考 |
---|---|---|---|
01:Summary_ECO | 01:Summary_ECO.aar | ServerMonitor | |
ZoneMonitor/ZoneStackMonitor/ZoneStackMonitor(All) | |||
ECOフォルダ配下/ECO~レポート | |||
02:Windows | 02:Windows.aar | Windowsフォルダ配下/Windows~レポート | |
03:Unix | 03:Unix.aar | Solaris&Linuxフォルダ配下/UNIX~レポート | 収集情報のうちRecord IDが"UX_xxx"のレコードが定義されています。 |
04:Linux | 04:Linux.aar | Solaris&Linuxフォルダ配下/UNIX~レポート | 収集情報のうちRecord IDが"LX_xxx"のレコードが定義されています。 |
05:AIX_HP_UX | 05:AIX_HP_UX.aar | Solaris&Linuxフォルダ配下/UNIX~レポート | 収集情報のうちRecord IDが"AX_xxx"および"HP_xxx"のレコードが定義されています。 |
06:VMware ESX/ESXi | 06:VMware ESX/ESXi.aar | VMware(Virtual)StackMonitor | |
VMware(Physical)Monitor | |||
VMwareフォルダ配下/VMware~レポート | |||
07:Hyper-V | 07:Hyper-V.aar | HyperV(Virtual)StackMonitor | |
HyperV(Physical)Monitor | |||
Hyper-Vフォルダ配下/Hyper-V~レポート | |||
08:Xen | 08:Xen.aar | Xen(Virtual)StackMonitor | |
Xenフォルダ配下/Xen~レポート | |||
09:Response_Service | 09:Response_Service.aar | UserResponseMonitor | |
ServiceAvailMonitor | |||
WebTrnMonitor | |||
ResponseConditionフォルダ配下/エンドユーザーレスポンスレポート | |||
ServiceConditionフォルダ配下/(HTTP/DNS/SMTP/PORT)サービスレポート | |||
WebTrnフォルダ配下/Webトランザクションレポート | |||
10:Network | 10:Network.aar | TcpNetworkMonitor | |
詳細なし/Systemwalker Network Manager~レポート | |||
TcpNetworkフォルダ配下/TcpNetworkレポート | |||
11:Storagemonitor | 11:Storagemonitor.aar | StorageMonitor | |
StorageResourceフォルダ配下/Storage~レポート | |||
12:Systemwalker | 12:Systemwalker.aar | OperationMgrMonitor | |
詳細なし/CentreicManager~レポート | |||
OperationMgrフォルダ配下/OperationManager~レポート | |||
13:Interstage(summary) | 13:Interstage(summary).aar | Interstage(EJB)Monitor | |
Interstage(TD)Monitor | |||
Interstage(CORBA)Monitor | |||
Interstage(IJServer)Monitor | |||
TxnSyncMonitor | |||
TxnAsyncMonitor | |||
ISI SequenceMonitor | |||
ISI QueueMonitor | |||
14:Interstage(detail) | 14:Interstage(detail).aar | Interstageフォルダ配下/Interstage~レポート | |
Interstage(TxnAnalysis)JavaEE&Interstage(TxnAnalysis)フォルダ配下/レポートなし | |||
TxnAnalysis(Sync)フォルダ配下/レポートなし | |||
TxnAnalysis(Async)フォルダ配下/レポートなし | |||
ISIフォルダ配下/ISI~レポート | |||
15:SymfoWARE | 15:SymfoWARE.aar | SymfowareMonitor | |
Symfowareフォルダ配下/Symfoware~レポート | |||
16:Oracle | 16:Oracle.aar | OracleMonitor | |
Oracleフォルダ配下/Oracle~レポート | |||
17:MS-SQL | 17:MS-SQL.aar | MS-SQL_Monitor | |
18:MS-NET | 18:MS-NET.aar | MS-.NET_Monitor | |
MS-.NETフォルダ配下/MS-.NET~レポート | |||
19:SAP | 19:SAP.aar | SAP Monitor | |
SAPフォルダ配下/SAP~レポート | |||
20:UserDataMonitor | 20:UserDataMonitor.aar | UserDataMonitor | |
21:UserData | 21:UserData.aar | UserDataフォルダ配下/詳細レポート(UDATA1~20) | |
22:Primesoft | 22:Primesoft.aar | PrimesoftMonitor | |
Primesoftフォルダ配下/Primesoft~レポート | |||
23:OSResource | 23:OSResource.aar | 詳細なし/P2Vシミュレーション | |
24:VMware vCenter | 24:VMware vCenter.aar | VMware(Cluster)Monitor | |
VMware(ResourcePool)Monitor | |||
VMwareフォルダ配下/vCenter~レポート | |||
25:KVM | 25:KVM.aar | KVM(Virtual)StackMonitor | |
KVMフォルダ配下/KVM~レポート | |||
26:SolarisZone | 26:SolarisZone.aar | SolarisZone(Virtual)StackMonitor | |
SolarisZoneフォルダ配下/SolarisZone~レポート | |||
27:ResourceOrchestrator | 27:ResourceOrchestrator.aar | VMPoolMonitor | |
StoragePoolMonitor | |||
NetworkPoolMonitor | |||
ServerPoolMonitor | |||
AddressPoolMonitor | |||
Resource Orchestratorフォルダ配下/~プール(需要予測)レポー | |||
28:PostgreSQL | 28:PostgreSQL.aar | PostgreSQLMonitor | |
PostgreSQLフォルダ配下/PostgreSQL~レポート | |||
29:MSMQ | 29:MSMQ.aar | MSMQフォルダ配下/レポートなし |
注意
ダッシュボードサーバに収集可能なAgentの性能情報は、以下のとおりです。
サマリデータ
リソースデータ(10分)
監視対象Agentの設定を行うことにより、指定したAgentの情報だけがダッシュボードサーバへデータ転送されるようになるため、ダッシュボードサーバへの負荷を軽減することができます。
■手順
Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
Windows Server 2012以降
[アプリ]画面で、[Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、セットアップ時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
Windows Server 2008以前
[スタート]メニュー - [Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
[Analyticsシステム] - [センサー管理] - [<ホスト名>]をクリックし、[接続情報リスト]を表示します。
[接続情報名]-[01:SQC]をクリックします。
注意
監視対象Agentの設定を変更する場合は、変更する接続情報の状態を停止させてから実施してください。
「01:SQC」の接続情報の変更画面が表示されます。[PDBSensorConf]配下の[TargetServerNameList*]テキストボックスに、ダッシュボードで監視するAgentのシステム名を記載します。複数のAgentを監視する場合は、カンマ区切りでサーバのIPアドレスを追加してください。
注意
sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)の-hオプションを使用して管理対象のシステム名を変更した場合は、変更したシステム名を指定します。
インストールレス型Agentの場合は、Manager/Proxy Managerで作成したリモート監視定義ファイルのDISPLAYNAME(DISPLAYNAMEがない場合は、HOSTNAME)の値を指定してください。
ポイント
[PDBSensorConf] - [TargetServerNameList*]のテキストボックスには初期値として「*」が入力されており、この場合、PDBに格納されているすべてのAgentの性能情報を取得することになります。
取得するAgentを指定する場合は、Agentのホスト名、または、IPアドレスを入力してください(半角英数43,644文字まで)。なお、ホスト名やIPアドレスには「*」での前方一致および後方一致が可能です。
以下に例を示します。
「Win*」を指定 → 「Win」で始まるホストが対象
「*dows」を指定 → 「dows」で終わるホストが対象
「*ndo*」を指定 → 「ndo」を含むホストが対象
「192.168.0.*」 → 192.168.0.0~255までのAgentに対応
[変更]ボタンをクリックします。
ダッシュボードサーバがManagerから収集している監視対象のデータの収集間隔の変更方法について説明します。
注意
データ収集間隔をデフォルト値(10分)よりも小さい値を設定しないでください。ダッシュボードサーバが高負荷状態となりデータが正常に収集されない場合があります。
■手順
Analytics Studioにログインします。
ナビゲーションスペースの[操作ガイド]タブから、[4. 共有・運用の開始]の[すべての定義の一覧表示]をクリックします。
収集条件の[Condition_<イベント名>]を選択します。
ワークスペース・エディタの[ローカル編集]ボタンをクリックします。
「ローカル編集 操作が成功しました」というメッセージが表示されます。
[スケジュール]タブをクリックします。
[スケジュール設定]の収集間隔の欄の時間を、変更するデータ収集間隔に設定します。
ワークスペース・エディタの[保存]ボタンをクリックします。
ワークスペース・エディタの[共有]ボタンをクリックします。
共有されると「共有 操作が成功しました」というメッセージが表示されます。
[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
ワークスペース・エディタの[承認依頼]ボタンをクリックします。
[承認依頼 -確認]ダイアログが表示されるので、[はい]をクリックします。
「承認依頼 操作が成功しました」というメッセージが表示されます。
[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
ナビゲーションスペースの[公開ビュー]タブを選択します。
公開したい収集条件が登録されているグループを選択します。
ワークスペース・一覧の[運用の開始]ボタンをクリックします。
[運用開始 -確認]ダイアログが表示されるので、[はい]をクリックします。
「運用開始 操作が成功した定義:」というメッセージが表示されます。
[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレートでは、以下のイベントが監視対象として有効化されており、Managerからダッシュボードサーバへ性能情報が転送されます。
イベント名 | 備考 |
---|---|
PDB_M_SUM_PROC | サマリ情報(CPU) |
PDB_M_SUM_MEM | サマリ情報(メモリ) |
PDB_M_SUM_DISK | サマリ情報(Disk) |
PDB_M_SUM_ZONE | サマリ情報(ZONE) |
PDB_D_ECO_POWER | 消費電力 |
PDB_D_ECO_TEMPERATURE | 温度 |
PDB_M_SUM_VMWVPROC | サマリ情報(VMware 仮想マシン CPU) |
PDB_M_SUM_VMWVMEM | サマリ情報(VMware 仮想マシン メモリ) |
PDB_M_SUM_VMWVDISK | サマリ情報(VMware 仮想マシン Disk) |
PDB_M_SUM_VMWPPROC | サマリ情報(VMware 仮想ホスト CPU) |
PDB_M_SUM_VMWPMEM | サマリ情報(VMware 仮想ホスト メモリ) |
PDB_M_SUM_VMWPDISK | サマリ情報(VMware 仮想ホスト Disk) |
上記以外のイベントを監視対象として追加する場合、「4.1.3.1 ダッシュボードテンプレート」を参照し該当するテンプレートを適用後、以下の手順を実施してください。
注意
イベントを監視対象として追加する場合は、Interstage Business Process Manager Analiticsの運用管理コンソールの[センサー管理]から接続タイプが"PDB"になっているすべての接続情報を停止させてください。停止しない場合、監視対象の追加・アップロード処理に長時間かかる場合があります。
■手順
Analytics Studioにログインします。
ナビゲーションスペースの[操作ガイド]タブから、[4. 共有・運用の開始]の[運用の開始]をクリックを選択します。
追加するイベントのグループを選択し、[運用の開始]をクリックします。
運用の開始を確認するダイアログが表示されるので、[はい]をクリックして運用を開始します。
[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
ポイント
本手順実施後、ダッシュボードを表示させる場合は、一度ログアウトして再度ログインしてください。
アカウント管理では、ダッシュボードのアクセス権限を定義します。
「3.2.1.4 ダッシュボードを使用するユーザーの作成」を参照して、ユーザーを作成してください。
詳細については、Interstage Business Process Manager Analytics 使用手引書(Analytics Studio)を参照してください。