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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(ダッシュボード編)
FUJITSU Software

3.2.1 Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能の導入

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールおよびセットアップ手順について説明します。

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能をインストールすると、Interstage Business Process Manager Analyticsが導入されます。

参考

Interstage Business Process Manager Analyticsのマニュアルは、Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能をインストール後、以下のファイルを開くことで参照できます。

<Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールディレクトリ>\manual\ja\index.html


3.2.1.1 Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストール

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストール手順について、以下に説明します。


  1. インストーラを起動します。

    以下のDVDをコンピュータのDVDドライブにセットします。

    • Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V15.1.0

    ポイント

    インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。

    1. [スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックします。

    2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

      DVDドライブ:\SwSetup.exe

    UNIX版のDVDを使用する場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。

    1. [スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックします。

    2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

      DVDドライブ:\client\SwSetup.exe

    表示された画面で[セットアップ(クライアント)]→[ダッシュボードサーバ機能のインストール]を選択します。


  2. [次へ]をクリックします。


  3. インストールディレクトリを確認し、[次へ]をクリックします。

    注意

    インストールディレクトリにはNTFS形式のディスクを指定してください。


  4. 作業領域ディレクトリを確認し、[次へ]をクリックします。


    設定内容を確認し、[次へ]をクリックします。

  5. [完了]を選択し、インストールを終了します。


3.2.1.2 Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のセットアップ

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のセットアップ手順について説明します。


3.2.1.2.1 セットアップファイルの作成

セットアップに必要なパラメーターを定義したセットアップファイルを作成します。

デフォルトの値が定義されたセットアップファイルは、以下の場所に格納されています。

■格納場所

<Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールディレクトリ>\conf\setupfile.txt

■定義内容(デフォルト)

IBPMA_PORT=30330

IBPMA_EF_PORT=32770

IBPMA_DB_PORT=30325

IBPMA_ADMIN_ID=bpmadmin

IBPMA_ADMIN_PASSWORD=bpm

■設定値

項目

説明

デフォルト値

IBPMA_PORT

ビルトインアプリサーバが使用するポート番号です。

30330

IBPMA_EF_PORT

ルールエンジンサービスが使用するポート番号です。

32770

IBPMA_DB_PORT

ビルトインデータベースが使用するポート番号です。

30325

IBPMA_ADMIN_ID

運用管理コンソールにログインする管理者IDです。

指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。

  • 文字長:64文字以内

  • 文字種:半角英数字、以下の記号

    # $ -_

bpmadmin

IBPMA_ADMIN_PASSWORD

運用管理コンソールにログインする管理者のパスワードです。

指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。

  • 文字長:64文字以内

  • 文字種:半角英数字、以下の記号

    # $ - @ . +

bpm


3.2.1.2.2 セットアップコマンドの実行

以下のコマンドを実行して、Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のセットアップを行います。

<Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールディレクトリ>\bin\sqcDashboardSetup.bat -s -f <セットアップファイル>

コマンドについての詳細は、「5.1 sqcDashboardSetup(ダッシュボードサーバ機能のセットアップコマンド)」を参照してください。

注意

  • 作成したセットアップファイルは、パスワード情報が含まれるため、セットアップコマンド実行後に削除してください。

  • セットアップコマンドを実行すると、データベースを管理するためのsqcpgsというWindowsのユーザーが作成されます。
    Windows上でsqcpgsユーザーのパスワードを変更する場合は、「Systemwalker SQC Dashboard builtin DB」サービスのログオンアカウントのパスワードも一緒に変更してください。


3.2.1.2.3 セットアップコマンド実行後の作業

ファイアーウォールの設定変更

インストール時に設定したポート番号(デフォルト:30330)が許可されていない場合は、ファイアーウォールの設定を変更して該当のポート番号に外部からのアクセス許可してください。

Internet Explorerセキュリティ強化の構成について

Internet Explorerで「Internet Explorerセキュリティ強化の構成」が有効化されている場合、スクリプトの実行が禁止されるため、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールおよびAnalyticsコンソールが正しく動作しません。

ダッシュボードサーバ環境をInternet Explorerの信頼済みサイトに登録するか、サーバー マネージャでIE ESCの構成を変更する等、設定を緩和した上で使用してください。

Internet Explorer 9以降を利用する場合の注意事項

Internet Explorer 9以降を互換モードで動作させた場合、データが正しく表示されない場合があります。以下の方法で、互換モードで動作しないよう設定を変更してください。

[ツール] - [互換表示設定]において、すべてのチェックを外す。


3.2.1.3 ビルトインアプリサーバの起動確認

A.1.1 ビルトインアプリサーバの起動」を参照して、ビルトインアプリサーバ起動しているか確認してください。ビルトインアプリサーバが停止している場合は、起動してください。


3.2.1.4 ダッシュボードを使用するユーザーの作成

ダッシュボードを利用するユーザーを作成します。

  1. Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。

    Windows Server 2012以降

    [アプリ]画面で、[Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、セットアップ時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。

    Windows Server 2008以前

    [スタート]メニュー - [Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。


  2. [Analyticsシステム] - [システム設定] - [ユーザー管理]をクリックし、[ユーザー] - [ユーザーの作成]タブを選択します。


    以下の2種類の権限のユーザーを作成します。

    • Analytics Studioを使ってダッシュボードを編集できるユーザー

    • ダッシュボードの参照のみできるユーザー

    以下の項目を設定してください。

    パラメーター

    説明

    ユーザーID

    ダッシュボードを使用するユーザーのIDを指定します。

    指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。

    • 文字長:64文字以内

    • 文字種:半角英数字、以下を除く記号

      < > : | * ? / |

    ポイント

    ユーザーIDが「bpm」、「sqc」およびインストール時に指定した管理者IDのユーザーは作成できません。

    ユーザー名

    ダッシュボードを使用するユーザーのユーザー名を指定します。

    Eメールアドレス

    ダッシュボードを使用するユーザーのEメールアドレスを指定します。入力は必須ではありません。

    パスワード

    ダッシュボードを使用するユーザーのログインパスワードを指定します。

    指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。

    • 文字長:64文字以内

    • 文字種:半角英数字、記号

    割り当て済みのグループ

    ユーザーが所属するグループを指定し、ユーザーの権限を設定します。

    • ダッシュボードを編集できるユーザー

      “Dashboard User”と“Studio Super User”を設定してください。

    • ダッシュボードを参照のみできるユーザー

      “Dashboard User”を設定してください。

    説明

    ユーザーについての説明を指定します。入力は必須ではありません。


    例1. Analytics Studioを使ってダッシュボードを編集できるユーザー

    パラメーター

    説明

    ユーザーID

    sqcadmin

    ユーザー名

    sqcadmin

    Eメールアドレス

    パスワード

    <任意のパスワード>

    割り当て済みのグループ

    以下を選択

    Dashboard User

    Studio Super User

    説明

    例2. ダッシュボードの参照のみできるユーザー

    パラメーター

    説明

    ユーザーID

    sqcuser

    ユーザー名

    sqcuser

    Eメールアドレス

    パスワード

    <任意のパスワード>

    割り当て済みのグループ

    以下を選択

    Dashboard User

    説明


  3. [新規作成]ボタンをクリックします。


3.2.1.5 接続先ManagerのIPアドレスの設定

ダッシュボードサーバとSystemwalker Service Quality Coordinator Managerが別々のサーバで構成されている場合、接続先ManagerのIPアドレスの設定を行います。

ポイント

ダッシュボードサーバとSystemwalker Service Quality Coordinator Managerが同じサーバにインストールされている場合、本手順を実施する必要はありません。

  1. Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。

    Windows Server 2012以降

    [アプリ]画面で、[Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、セットアップ時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。

    Windows Server 2008以前

    [スタート]メニュー - [Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。


  2. [Analytics システム] - [センサー管理] - [<ホスト名>]をクリックし、[01:SQC]を選択します。

    注意

    [01:SQC]の状態が"起動"となっている場合は、[接続情報リスト]の接続情報名[01:SQC]の左側のチェックボックスを選択し[停止]ボタンをクリックして停止させてください。


  3. ["PDB"接続情報パラメタ] - [PDBSensorConf] - [SQCManagerHostName]のテキストボックスに、Managerのホスト名もしくはIPアドレスを設定します。


  4. [変更]ボタンをクリックします。


  5. [接続情報リスト]の接続情報名[01:SQC]の左側のチェックボックスを選択し、[起動]ボタンをクリックします。


3.2.1.6 ダッシュボードサーバの起動確認

ダッシュボードサーバの起動については、「A.3.1 ダッシュボードサーバの起動」を参照して、「BPM Analytics Server」が起動しているか確認してください。ダッシュボードが停止している場合は、起動してください。


3.2.1.7 ダッシュボードテンプレートの適用

ダッシュボードテンプレートの適用を行います。手順については、「4.1.2.1 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの適用」を参照してください。


3.2.1.8 ダッシュボードテンプレートの運用開始

3.2.1.4 ダッシュボードを使用するユーザーの作成」で作成したユーザーに、ダッシュボードテンプレートのビュープロファイルを設定し、運用を開始します。

手順については、「4.1.2.2 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの運用開始」を参照してください。

ポイント

4.1.2.2 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの運用開始」で、ダッシュボードグループに適用するビュープロファイルは以下のとおりです。

  • SQCダッシュボード

  • 仮想化ダッシュボード