Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールおよびセットアップ手順について説明します。
Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能をインストールすると、Interstage Business Process Manager Analyticsが導入されます。
参考
Interstage Business Process Manager Analyticsのマニュアルは、Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能をインストール後、以下のファイルを開くことで参照できます。
<Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールディレクトリ>\manual\ja\index.html |
Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストール手順について、以下に説明します。
インストーラを起動します。
以下のDVDをコンピュータのDVDドライブにセットします。
Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V15.1.0
ポイント
インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
[ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。
DVDドライブ:\SwSetup.exe
UNIX版のDVDを使用する場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
[ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。
DVDドライブ:\client\SwSetup.exe
表示された画面で[セットアップ(クライアント)]→[ダッシュボードサーバ機能のインストール]を選択します。
[次へ]をクリックします。
インストールディレクトリを確認し、[次へ]をクリックします。
注意
インストールディレクトリにはNTFS形式のディスクを指定してください。
作業領域ディレクトリを確認し、[次へ]をクリックします。
設定内容を確認し、[次へ]をクリックします。
[完了]を選択し、インストールを終了します。
Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のセットアップ手順について説明します。
セットアップに必要なパラメーターを定義したセットアップファイルを作成します。
デフォルトの値が定義されたセットアップファイルは、以下の場所に格納されています。
■格納場所
<Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールディレクトリ>\conf\setupfile.txt |
■定義内容(デフォルト)
IBPMA_PORT=30330 IBPMA_EF_PORT=32770 IBPMA_DB_PORT=30325 IBPMA_ADMIN_ID=bpmadmin IBPMA_ADMIN_PASSWORD=bpm |
■設定値
項目 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
IBPMA_PORT | ビルトインアプリサーバが使用するポート番号です。 | 30330 |
IBPMA_EF_PORT | ルールエンジンサービスが使用するポート番号です。 | 32770 |
IBPMA_DB_PORT | ビルトインデータベースが使用するポート番号です。 | 30325 |
IBPMA_ADMIN_ID | 運用管理コンソールにログインする管理者IDです。 指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。
| bpmadmin |
IBPMA_ADMIN_PASSWORD | 運用管理コンソールにログインする管理者のパスワードです。 指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。
| bpm |
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のセットアップを行います。
<Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードサーバ機能のインストールディレクトリ>\bin\sqcDashboardSetup.bat -s -f <セットアップファイル> |
コマンドについての詳細は、「5.1 sqcDashboardSetup(ダッシュボードサーバ機能のセットアップコマンド)」を参照してください。
注意
作成したセットアップファイルは、パスワード情報が含まれるため、セットアップコマンド実行後に削除してください。
セットアップコマンドを実行すると、データベースを管理するためのsqcpgsというWindowsのユーザーが作成されます。
Windows上でsqcpgsユーザーのパスワードを変更する場合は、「Systemwalker SQC Dashboard builtin DB」サービスのログオンアカウントのパスワードも一緒に変更してください。
■ファイアーウォールの設定変更
インストール時に設定したポート番号(デフォルト:30330)が許可されていない場合は、ファイアーウォールの設定を変更して該当のポート番号に外部からのアクセス許可してください。
■Internet Explorerセキュリティ強化の構成について
Internet Explorerで「Internet Explorerセキュリティ強化の構成」が有効化されている場合、スクリプトの実行が禁止されるため、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールおよびAnalyticsコンソールが正しく動作しません。
ダッシュボードサーバ環境をInternet Explorerの信頼済みサイトに登録するか、サーバー マネージャでIE ESCの構成を変更する等、設定を緩和した上で使用してください。
■Internet Explorer 9以降を利用する場合の注意事項
Internet Explorer 9以降を互換モードで動作させた場合、データが正しく表示されない場合があります。以下の方法で、互換モードで動作しないよう設定を変更してください。
[ツール] - [互換表示設定]において、すべてのチェックを外す。
「A.1.1 ビルトインアプリサーバの起動」を参照して、ビルトインアプリサーバ起動しているか確認してください。ビルトインアプリサーバが停止している場合は、起動してください。
ダッシュボードを利用するユーザーを作成します。
Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
Windows Server 2012以降
[アプリ]画面で、[Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、セットアップ時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
Windows Server 2008以前
[スタート]メニュー - [Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
[Analyticsシステム] - [システム設定] - [ユーザー管理]をクリックし、[ユーザー] - [ユーザーの作成]タブを選択します。
以下の2種類の権限のユーザーを作成します。
Analytics Studioを使ってダッシュボードを編集できるユーザー
ダッシュボードの参照のみできるユーザー
以下の項目を設定してください。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ユーザーID | ダッシュボードを使用するユーザーのIDを指定します。 指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。
ポイント ユーザーIDが「bpm」、「sqc」およびインストール時に指定した管理者IDのユーザーは作成できません。 |
ユーザー名 | ダッシュボードを使用するユーザーのユーザー名を指定します。 |
Eメールアドレス | ダッシュボードを使用するユーザーのEメールアドレスを指定します。入力は必須ではありません。 |
パスワード | ダッシュボードを使用するユーザーのログインパスワードを指定します。 指定可能な文字長および文字種は以下のとおりです。
|
割り当て済みのグループ | ユーザーが所属するグループを指定し、ユーザーの権限を設定します。
|
説明 | ユーザーについての説明を指定します。入力は必須ではありません。 |
パラメーター | 説明 |
---|---|
ユーザーID | sqcadmin |
ユーザー名 | sqcadmin |
Eメールアドレス | |
パスワード | <任意のパスワード> |
割り当て済みのグループ | 以下を選択 Dashboard User Studio Super User |
説明 |
パラメーター | 説明 |
---|---|
ユーザーID | sqcuser |
ユーザー名 | sqcuser |
Eメールアドレス | |
パスワード | <任意のパスワード> |
割り当て済みのグループ | 以下を選択 Dashboard User |
説明 |
[新規作成]ボタンをクリックします。
ダッシュボードサーバとSystemwalker Service Quality Coordinator Managerが別々のサーバで構成されている場合、接続先ManagerのIPアドレスの設定を行います。
ポイント
ダッシュボードサーバとSystemwalker Service Quality Coordinator Managerが同じサーバにインストールされている場合、本手順を実施する必要はありません。
Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
Windows Server 2012以降
[アプリ]画面で、[Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、セットアップ時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
Windows Server 2008以前
[スタート]メニュー - [Systemwalker Service Quality Coordinator] - [ダッシュボード機能(運用管理コンソール)]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
[Analytics システム] - [センサー管理] - [<ホスト名>]をクリックし、[01:SQC]を選択します。
注意
[01:SQC]の状態が"起動"となっている場合は、[接続情報リスト]の接続情報名[01:SQC]の左側のチェックボックスを選択し[停止]ボタンをクリックして停止させてください。
["PDB"接続情報パラメタ] - [PDBSensorConf] - [SQCManagerHostName]のテキストボックスに、Managerのホスト名もしくはIPアドレスを設定します。
[変更]ボタンをクリックします。
[接続情報リスト]の接続情報名[01:SQC]の左側のチェックボックスを選択し、[起動]ボタンをクリックします。
ダッシュボードサーバの起動については、「A.3.1 ダッシュボードサーバの起動」を参照して、「BPM Analytics Server」が起動しているか確認してください。ダッシュボードが停止している場合は、起動してください。
ダッシュボードテンプレートの適用を行います。手順については、「4.1.2.1 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの適用」を参照してください。
「3.2.1.4 ダッシュボードを使用するユーザーの作成」で作成したユーザーに、ダッシュボードテンプレートのビュープロファイルを設定し、運用を開始します。
手順については、「4.1.2.2 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの運用開始」を参照してください。
ポイント
「4.1.2.2 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの運用開始」で、ダッシュボードグループに適用するビュープロファイルは以下のとおりです。
SQCダッシュボード
仮想化ダッシュボード