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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書
FUJITSU Software

1.18.2 セットアップ

ServerView Resource Orchestratorとの連携において必要なセットアップ手順について以下に示します。

1.18.2.1 ServerView Resource Orchestratorマネージャーの収集項目の変更

以下のコマンドを実行して、ServerView Resource Orchestratorマネージャーの収集項目を変更します。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。

■記述形式

【Windows版】

<ServerView Resource Orchestrator インストールディレクトリ>\SQCM\bin\sqcSetRorUpgrade.bat -a sqc-m

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetRorUpgrade.sh -a sqc-m

ポイント

上記のコマンドを実行する場合には、「A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのサービス/デーモンを停止してください。

1.18.2.2 ServerView Resource Orchestratorエージェントの収集項目の変更

以下のコマンドを実行して、ServerView Resource Orchestratorエージェントの収集項目を変更します。

購入したライセンスに合わせて、Agent for Server、およびAgent for Businessの収集項目に変更します。


■ 記述形式

【Windows版】

<ServerView Resource Orchestrator インストールディレクトリ>\RCXCTMGA\bin\sqcSetRorUpgrade.bat -a sqc-a-sv

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetRorUpgrade.sh -a sqc-a-sv

【Windows版】

<ServerView Resource Orchestrator インストールディレクトリ>\RCXCTMGA\bin\sqcSetRorUpgrade.bat -a sqc-a-biz

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetRorUpgrade.sh -a sqc-a-biz

1.18.2.3 通信環境のセットアップ

通信環境のセットアップを行います。本セットアップは、別居型の場合にセットアップしてください。同居型の場合はセットアップ不要です。

ポイント

ServerView Resource Orchestratorとの連携とは別に、運用管理クライアントの管理コンソールを利用した運用も行う場合は、導入手引書「通信環境のセットアップ」を合わせて実施してください。

1.18.2.3.1 仮想ディレクトリの作成

仮想ディレクトリ(エイリアス)“SSQCSV”を追加します。

仮想ディレクトリ(エイリアス)“SSQCSV”の追加には運用管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。


■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。


■記述形式

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetIISreg.exe -e SSQCSV -d <インストールディレクトリ>\www

1.18.2.3.2 ハンドラマッピングの設定

ハンドラマッピングの設定は、Microsoft(R) Internet Information Services(IIS)のバージョンが7.0以降の場合に必要な設定です。

設定方法については、導入手引書「ハンドラマッピングの設定」を参照し、仮想ディレクトリ名“SSQC”を“SSQCSV”に読み替えて設定を行ってください。

その後に、同様の手順で、以下のモジュールマップの追加も実施してください。

ポイント

[モジュールマップの追加]ダイアログに以下の情報を設定し、[OK]ボタンを押してください。

  • 要求パス : *.rb

  • モジュール : CgiModule

  • 実行可能ファイル : "<インストールディレクトリ>\bin\ruby\bin\ruby.exe" "%s" %s

  • 名前 : Ruby-.rb

1.18.2.3.3 ディレクトリ・セキュリティの設定

1.18.2.3.1 仮想ディレクトリの作成」で作成した仮想ディレクトリ“SSQCSV”に対してディレクトリ・セキュリティの設定を行います。

設定方法については、導入手引書「ディレクトリ・セキュリティの設定」を参照し、仮想ディレクトリ名“SSQC”を“SSQCSV”に読み替えて設定を行ってください。

1.18.2.3.4 CGIタイムアウト値の設定

IISのタイムアウト値を3600秒に延長します。

設定方法については、導入手引書「CGIタイムアウト値の設定」を参照し、タイムアウト値を延長してください。IIS 7.0以降の場合、仮想ディレクトリ名“SSQC”を“SSQCSV”に読み替えて設定を行ってください。

1.18.2.3.5 Webサービス拡張の設定およびマッピングの設定

Webサービス拡張の設定はIISのバージョンが6.0の場合に必要な設定です。

また、マッピングの設定は、IISのバージョンが5.1/6.0の場合に必要な設定です。

[Webサービス拡張の設定]

以下の手順でIISのWeb拡張サービスの設定を行います。

  1. IISの設定画面で、[Web サービス拡張]を右クリックし、[新しい Web サービス拡張を追加]をクリックします。

  2. [拡張名]および[必要なファイル]、[拡張の状態を許可済みに設定する]に以下を設定します。

    拡張名: SystemwalkerSQC_Ruby

    必要なファイル: <運用管理クライアントインストールディレクトリ>\bin\ruby\bin\ruby.exe "%s" %s

    拡張の状態を許可済みに設定する: チェック状態

  3. [OK]ボタンをクリックします。

[マッピングの設定]

  1. IISの設定画面で、[Web サイト] - [既定の Web サイト] - [SSQCSV]を右クリックし、[プロパティ]をクリックして、[仮想ディレクトリ]シートを開きます。

  2. [アプリケーションの設定]の[実行アクセス許可]を[スクリプトおよび実行可能ファイル]に設定し、[作成]ボタンをクリックします。

  3. [構成]ボタンをクリックします。

  4. [マッピング]シートの[追加]ボタンをクリックします。

  5. [実行可能ファイル]および[拡張子]に以下を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

    実行可能ファイル: "<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\bin\ruby\bin\ruby.exe" "%s" %s

    拡張子: .rb

1.18.2.4 ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携

ServerView Resource Orchestratorコンソールに、Systemwalker Service Quality Coordinatorコンソールを登録して、呼び出すようにします。

■実行に必要な権限

Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。

■手順

  1. ServerView Resource Orchestratorマネージャーの以下の定義ファイルをリネームします。

    ■格納場所

    Windows版】

    <ServerView Resource Orchestratorマネージャーのインストールディレクトリ>\RCXCTMG\Operation\conf\funclist_tools

    UNIX版】

    /opt/FJSVctope/conf/funclist_tools

    ■ファイル名

    [修正前]

    _SQC_console.xml

    _SQC_admin.xml

    [修正後]

    SQC_console.xml

    SQC_admin.xml

  2. ServerView Resource OrchestratorマネージャーとSystemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントが別サーバの場合は、以下の手順を実施します。

    1. 「SQC_admin.xml」をテキストエディタで開き、linkタブUrlの値を変更します。

      [修正前]

      <link url="[Request_port]/op_portal/sqc_admin"

      [修正後]

      <link url="[Request_port]/op_portal/sqc_admin?protocol=http&amp;server=<運用管理クライアントIP>&amp;port=80"

      <運用管理クライアントIP>には、運用管理クライアントのIPアドレスを指定してください。

      また、運用管理クライアントの環境に応じてprotocolおよびportの指定を変更してください。

    2. 「SQC_console.xml」をテキストエディタで編集します。

      [修正前]

      <link url="[Request_port]/op_portal/sqc_console"

      [修正後]

      <link url="[Request_port]/op_portal/sqc_console?protocol=http&amp;server=<運用管理クライアントIP>&amp;port=80"

      <運用管理クライアントIP>には、運用管理クライアントのIPアドレスを指定してください。

      また、運用管理クライアントの環境に応じてprotocolおよびportの指定を変更してください。

  3. ServerView Resource Orchestratorマネージャーを再起動します。

    参考

    ServerView Resource Orchestratorマネージャーの再起動の手順は、ServerView Resource Orchestratorのマニュアルを参照してください。

  4. ServerView Resource OrchestratorのRORコンソールにログインし、「ホーム」タブにSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソールへのリンクが追加されていることを確認してください。