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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書
FUJITSU Software

1.18.1 導入手順

ServerView Resource Orchestratorとの連携モデルの、同居型と別居型のそれぞれの導入手順を以下に示します。

1.18.1.1 同居型の場合

ServerView Resource Orchestratorのマネージャーを、Systemwalker Service Quality CoordinatorのManagerとして利用する手順を以下に示します。


■手順

以下の順に沿って実施してください。

ServerView Resource Orchestratorと、Systemwalker Service Quality Coordinatorのバージョンレベルの関係については、解説書「ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionとの連携モデル」を参照してください。

1.18.1.1.1 ServerView Resource Orchestrator マネージャーでの作業

ServerView Resource Orchestratorのマネージャーに含まれるSystemwalker Service Quality Coordinator Managerをそのまま利用する場合

  1. ServerView Resource Orchestrator マネージャーのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、マネージャーのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。すでにインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールしてください。

  2. ServerView Resource Orchestrator マネージャーの収集項目の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは収集項目が制限されています。

    1.18.2.1 ServerView Resource Orchestratorマネージャーの収集項目の変更」を参照して、収集項目の制限を解除します。

    ポイント

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionがインストールされている環境にSystemwalker Service Quality Coordinatorをインストールした場合は、収集項目の変更を実施する必要はありません。

  3. Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerのPDB/アーカイブファイル格納先の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは、Managerの物理ディスクを、サマリデータ、リソースデータ、およびアーカイブファイルで3つに分けることによって、1つのManagerで管理できるAgentの数を300台まで増やすことができます。

    必要に応じて、導入手引書「PDB/アーカイブファイル格納先の変更」を参照して、物理ディスクの格納先を変更してください。

    なお、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerにおいて、Systemwalker Service Quality CoordinatorのPDBファイルを格納している場所は、以下のとおりです。

    【Windows版】

    <ServerView Resource Orchestrator インストールディレクトリ>\SQC_DATA\data

    【UNIX版】

    /var/opt/FJSVssqc/PDB/

  4. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

  5. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのサービス/デーモンの起動と確認

    A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。

  6. ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携

    ServerView Resource Orchestratorコンソールに、Systemwalker Service Quality Coordinatorコンソールを登録して、呼び出すようにします。「1.18.2.4 ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携」を参照してください。


Systemwalker Service Quality Coordinator V15.1.0の機能を利用する場合

ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2以降の場合は、アップグレードインストールを行うことによってSystemwalker Service Quality Coordinator V15.1.0の機能を利用することができます。

ポイント

ダッシュボード(キャパシティプランニング)で以下のレポートを使用する場合、アップグレードインストールすることにより、条件設定域で設定可能な項目が追加されます。

  • VMware リソース使用状況(仮想マシン積み上げ)

  • VMware 仮想マシン再配置シミュレーション

追加された項目を使用する場合、使用手引書(コンソール編)「条件設定」を参照してください。この時、「システムグループ」を「テナント」に読み替えてください。

  1. ServerView Resource Orchestrator マネージャーのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、マネージャーのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。すでにインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールしてください。

  2. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのアップグレードインストール

    導入手引書「アップグレードインストール」の「Manager/Enterprise Manager【EE】での作業」を参照し、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerをアップグレードインストールしてください。

    ポイント

    導入手引書で説明している手順の、「Manager/Enterprise Managerのセットアップ」は、必ず実施してください。

  3. Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerのPDB/アーカイブファイル格納先の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは、Managerの物理ディスクを、サマリデータ、リソースデータ、およびアーカイブファイルで3つに分けることによって、1つのManagerで管理できるAgentの数を300台まで増やすことができます。

    必要に応じて、導入手引書「PDB/アーカイブファイル格納先の変更」を参照して、物理ディスクの格納先を変更してください。

    なお、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerにおいて、Systemwalker Service Quality CoordinatorのPDBファイルを格納している場所は、以下のとおりです。

    【Windows版】

    <ServerView Resource Orchestrator インストールディレクトリ>\SQC_DATA\data

    【UNIX版】

    /var/opt/FJSVssqc/PDB/

  4. Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントのアップグレードインストール

    導入手引書「アップグレードインストール」の「運用管理クライアントでの作業」を参照し、Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントをアップグレードインストールしてください。

    ポイント

    導入手引書で説明している手順の、「通信環境のセットアップ」は、実施しないでください。

  5. ServerView Resource Orchestrator連携設定

    リファレンスマニュアル「sqcSetRorInfo(ServerView Resource Orchestrator連携設定コマンド)」を参照して、運用管理クライアントとServerView Resource Orchestratorマネージャーを連携するための設定を行います。

  6. ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携

    ServerView Resource Orchestratorコンソールに、Systemwalker Service Quality Coordinatorコンソールを登録して、呼び出すようにします。「1.18.2.4 ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携」を参照してください。

1.18.1.1.2 ServerView Resource Orchestrator エージェントでの作業

ServerView Resource Orchestratorのエージェントに含まれるSystemwalker Service Quality Coordinator Agentをそのまま利用する場合

  1. ServerView Resource Orchestrator エージェントのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、エージェントのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。すでにインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールしてください。

  2. ServerView Resource Orchestrator エージェントの収集項目の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは収集項目が制限されています。

    1.18.2.2 ServerView Resource Orchestratorエージェントの収集項目の変更」を参照して、収集項目の制限を解除します。

    ポイント

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionがインストールされている環境にSystemwalker Service Quality Coordinatorをインストールした場合は、収集項目の変更を実施する必要はありません。

  3. Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

  4. Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのサービス/デーモンの起動と確認

    A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。


Systemwalker Service Quality Coordinator V15.1.0の機能を利用する場合

ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2以降の場合は、アップグレードインストールを行うことによってSystemwalker Service Quality Coordinator V15.1.0の機能を利用することができます。

  1. ServerView Resource Orchestrator エージェントのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、エージェントのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。すでにインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールしてください。

  2. Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのアップグレードインストール

    導入手引書「アップグレードインストール」の「Agent/Proxy Managerでの作業」を参照し、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentをアップグレードインストールしてください。

Enterprise Edition1.18.1.2 別居型の場合

ServerView Resource Orchestratorとは別に、Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerおよびEnterprise Managerを性能管理サーバとして準備する場合の手順を以下に示します。


■手順

以下の順に沿って実施してください。

1.18.1.2.1 Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントでの作業
  1. Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントのインストール

    導入手引書「運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

  2. Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

    運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要があります。「1.18.2.3 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

  3. ServerView Resource Orchestrator 連携設定

    リファレンスマニュアル「sqcSetRorInfo(ServerView Resource Orchestrator連携設定コマンド)」を参照して、運用管理クライアントとServerView Resource Orchestratorマネージャーを連携するための設定を行います。

  4. 通信環境の設定

    手順3.の-hオプションおよび-dオプションでホスト名(FQDN)を指定した場合、運用管理クライアントと指定したホスト名(FQDN)とが通信できるようにするため、ホスト名(FQDN)とIPアドレスをhostsファイルに設定してください。

1.18.1.2.2 ServerView Resource Orchestrator マネージャーでの作業
  1. ServerView Resource Orchestrator マネージャーのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、マネージャーのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。すでにインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールしてください。

  2. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのアップグレードインストール

    導入手引書「アップグレードインストール」の「Manager/Enterprise Manager【EE】での作業」を参照し、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerをアップグレードインストールしてください。

    ポイント

    • 導入手引書で説明している手順の、「アップグレードインストール後の設定」 - 「Managerの二階層運用の場合」の二階層運用セットアップは、必ず実施してください。

      そのとき、オプション「-s on -m off」を指定してください。

    • 導入手引書で説明している手順の、「Manager/Enterprise Managerのセットアップ」は、必ず実施してください。

  3. ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携

    ServerView Resource Orchestratorコンソールに、Systemwalker Service Quality Coordinatorコンソールを登録して、呼び出すようにします。「1.18.2.4 ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携」を参照してください。

1.18.1.2.3 ServerView Resource Orchestrator エージェントでの作業

■ServerView Resource Orchestratorのエージェントに含まれるSystemwalker Service Quality Coordinator Agentをそのまま利用する場合

同居型の場合の手順と同じです。「■ServerView Resource Orchestratorのエージェントに含まれるSystemwalker Service Quality Coordinator Agentをそのまま利用する場合」を参照してください。


Systemwalker Service Quality Coordinator V15.1.0の機能を利用する場合

同居型の場合の手順と同じです。「■Systemwalker Service Quality Coordinator V15.1.0の機能を利用する場合」を参照してください。