■機能概要
ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionとの連携は以下の機能を提供します。
ServerView Resource Orchestratorのユーザーのロールに応じたインフラ・業務の性能情報の管理
Systemwalker Service Quality Coordinatorは、ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0以降と連携することで、仮想化/クラウド環境のパフォーマンス分析やキャパシティ管理がシームレスに行えます。
ServerView Resource Orchestrator Cloud EditionのテナントおよびL-Platformを構成するL-Serverの性能情報を、ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのユーザーのロールに応じて管理することができます。
ServerView Resource Orchestratorが管理するリソースプールの容量の、コンソールでの確認
ServerView Resource Orchestratorが管理するリソースプールの性能情報をSystemwalker Service Quality Coordinatorで分析することにより、リソースプールの状況把握や需要を予測することができます。
上の図は、Windows版の場合の運用イメージです。Linux版の場合は、別途、運用管理クライアントを用意する必要があります。
テナント共通およびテナントごとの定期レポートの登録・作成・表示
インフラ管理者がテナント共通のレポートを登録することで、テナントごとの利用状況や診断のレポートを定期的に自動出力できます。
■ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionとの連携モデル
ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionとの連携モデルには、ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionとの同居型と、別居型があります。管理対象が300台程度以上になる場合は、ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2のマネージャーで、別居型で構成してください。別居型の場合、Enterprise Manager(Enterprise Edition)が必要です。
ServerView Resource Orchestratorのマネージャーを、Systemwalker Service Quality CoordinatorのManagerとして利用するモデルです。
管理対象サーバの性能情報をSystemwalker Service Quality CoordinatorのAgentで収集し、ServerView Resource Orchestratorのマネージャーに格納します。
リソース容量、性能情報は、ServerView Resource Orchestratorから呼び出されるSystemwalker Service Quality Coordinatorのコンソールで確認します。
管理対象は、Managerの物理ディスクを、サマリデータ、リソースデータ、およびアーカイブファイルで3つに分ける場合で300台程度までです。それ以上になる場合は別居型で構成してください。
ServerView Resource Orchestratorとは別に、Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerおよびEnterprise Managerを性能管理サーバとして準備する場合のモデルです。
ServerView Resource Orchestratorのマネージャーにインフラの性能情報を格納し、性能管理サーバには、テナントに配備された仮想マシンの性能情報を格納します。性能管理サーバからServerView Resource Orchestratorマネージャーの性能情報を参照するため、性能管理サーバに接続するコンソールで一元管理できます。
■手順
連携を行うための手順を説明します。
1.18.3 ServerView Resource Orchestratorユーザーのロールに応じたコンソール表示