以下に、環境設定ファイルのテンプレートが格納されています。
環境設定ファイルを作成する際には、必要なテンプレートファイルをコピーして利用してください。
[オンライン運用/HA構成/RMANバックアップの場合]
installdir/sample/online/ha/rman |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
[オンライン運用/HA構成/ACMバックアップの場合]
installdir/sample/online/ha/acm |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
RAWデバイス上に作成したHA構成のデータベースで、ACM (QuickOPC) によるオンライン運用を行う場合の環境設定ファイル作成例を以下に示します。
≪基本情報ファイルの条件≫
運用種別:オンライン
環境設定名:conf3
データベース運用形態:HA
データベースファイル種別:RAW
データベースバックアップ方法:ACM(QuickOPC)
OPE_TYPE=1 CONF_NAME=conf3 DB_TYPE=2 DBF_TYPE=2 BK_TYPE=4
≪Oracle定義ファイルの条件≫
データベース名:dbname3
Oracle Version:11.2.0
Oracle Edition:Enterprise Edition
Oracleユーザー:oracle
ORACLE_HOME:/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
Gridユーザー:不要
Gridホーム:不要
ORA_DB_NAME=dbname3 ORA_VL=1 ORA_E=2 ORA_OWN=oracle ORA_HOME=/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1 ORA_GRID_OWN= ORA_GRID_HOME=
注意
パラメーター値を記載しない場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。
データベース運用形態がHAの場合、設定は不要です。
設定する領域の「種別」が「ディレクトリ」か、それ以外かによって設定する項目数が異なりますので、対応した条件の例を参照してください。
≪RMfO管理領域定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ)≫
種別:ディレクトリ
ボリューム:不要
マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf3/rmfo_setup
0||/rmfo/conf3/rmfo_setup
注意
設定値を区切る「|」は省略できません。
≪RMfO管理領域定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ以外)≫
種別: ufs logging
ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2165s1
マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf3/rmfo_setup
2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2165s1|/rmfo/conf3/rmfo_setup
≪バックアップ基本情報ファイルの条件≫
バックアップ管理世代数:1世代
不要バックアップ削除タイミング:前削除(固定)
アーカイブログ自動削除:手動
リカバリ・カタログ登録:する
実行ログ保存期間:31日
トレースレベル:標準
BK_GEN=1 BK_DEL=1 ARC_DEL=2 CATALOG=1 LOG_GEN=31 TRC_LVL=1
≪ノードリストファイルの条件≫
ホスト名1:dbsvr31
ORACLE_SID:orasid3
ASMインスタンス名:不要
ホスト名2:dbsvr32
ORACLE_SID:orasid3
ASMインスタンス名:不要
dbsvr31|orasid3| dbsvr32|orasid3|
注意
設定値を区切る「|」は省略できません。
データベースバックアップ方法がACM(QuickOPC)の場合、設定は不要です。
設定する領域の「種別」が「ディレクトリ」か、それ以外かによって設定する項目数が異なりますので、対応した条件の例を参照してください。
≪制御ファイルバックアップ定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ)≫
バックアップ管理世代数:1世代
種別:ディレクトリ
ボリューム:不要
マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf3/rmfo_bkctl
1|0||/rmfo/conf3/rmfo_bkctl
注意
設定値を区切る「|」は省略できません。
2世代以上の場合、定義する行数は管理世代数分必要になります。必ず上から世代順に設定してください。
≪制御ファイルバックアップ定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ以外)≫
バックアップ管理世代数:1世代
種別: ufs logging
ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s1
マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf3/rmfo_bkctl
1|2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s1|/rmfo/conf3/rmfo_bkctl
注意
2世代以上の場合、定義する行数は管理世代数分必要になります。必ず上から世代順に設定してください。
制御ファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkctl.ini)と同じ形式になります。
指定方法については、「制御ファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkctl.ini)」を参照してください。
定義ファイルの設定値については、アーカイブログバックアップ先の情報を指定してください。
「基本情報ファイル(rmfo_system.ini)」の「データベース運用形態」が「HA」の場合、設定は不要です。
≪ACMバックアップ定義ファイルの条件≫
表領域1:SYSTEM
業務ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2111s1@acmsrv3
バックアップ1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s1@acmsrv3
バックアップ2:不要
バックアップ3:不要
表領域2:SYSAUX
業務ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2111s2@acmsrv3
バックアップ1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s2@acmsrv3
バックアップ2:不要
バックアップ3:不要
表領域3:UNDOTBS
業務ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2111s3@acmsrv3
バックアップ1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s3@acmsrv3
バックアップ2:不要
バックアップ3:不要
SYSTEM|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2111s1@acmsrv3|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s1@acmsrv3|| SYSAUX|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2111s2@acmsrv3|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s2@acmsrv3|| UNDOTBS|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2111s3@acmsrv3|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2161s3@acmsrv3|| :
注意
デバイスは、ACMの論理ノード名(SWSTGNODE)を「acmsrv3」として登録した場合の例となります。
作成例では一部の表領域のみを指定しています。設定時は、必ず表領域が格納されているボリュームをすべて設定してください。
設定値を区切る「|」は省略できません。
≪リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルの条件≫
データベース名(ORACLE_SID):Rorasid3
ORACLE_HOME:/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
リスナー名:LISTENER_Rorasid3
ポート番号:1522
リカバリ・カタログ・ユーザー名:rman_user
同時接続可能OSユーザー・プロセス最大数:150
SGAコンポーネント合計サイズ:640
一時表領域サイズ:300
R_DB_NAME=Rorasid3 R_ORA_HOME=/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1 R_LSNR_NAME=LISTENER_Rorasid3 R_PORT=1522 R_USER=rman_user R_PROCESSES=150 R_SGATARGET=640 R_TEMPSIZE=300
リカバリ・カタログ・データベースのSYSパスワードを指定してください。
≪リカバリ・カタログ・データベースSYSパスワードファイルの条件≫
SYSパスワード:catalog_sys_password
catalog_sys_password
注意
このファイルは、オンライン環境設定コマンドで有効化したときに暗号化されます。暗号化された場合、ファイルの拡張子が「.crp」に変更されます。暗号化ファイルは再設定時には使用できませんので、再度「.ini」ファイルを作成してください。
リカバリ・カタログ・ユーザーのパスワードを指定してください。
≪リカバリ・カタログ・ユーザーパスワードファイルの条件≫
リカバリ・カタログ・ユーザーパスワード:catalog_user_password
catalog_user_password
注意
このファイルは、オンライン環境設定コマンドで有効化したときに暗号化されます。暗号化された場合、ファイルの拡張子が「.crp」に変更されます。暗号化ファイルは再設定時には使用できませんので、再度「.ini」ファイルを作成してください。