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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.0 説明書
FUJITSU Storage

20.3.4 HA構成(オフライン運用)

以下に、環境設定ファイルのテンプレートが格納されています。
環境設定ファイルを作成する際には、必要なテンプレートファイルをコピーして利用してください。

[オフライン運用/HA構成/ddバックアップの場合]

installdir/sample/offline/ha/dd

installdir : 本製品のインストールディレクトリ

[オフライン運用/HA構成/ACMバックアップの場合]

installdir/sample/offline/ha/acm

installdir : 本製品のインストールフォルダー


RAWデバイス上に作成したHA構成のデータベースで、ACM (QuickOPC) によるオフライン運用を行う場合の環境設定ファイル作成例を以下に示します。


基本情報ファイル(rmfo_system.ini)

≪基本情報ファイルの条件≫

  • 「運用種別」:オフライン

  • 「環境設定名」:conf4

  • 「データベース運用形態」:HA

  • 「データベースファイル種別」:RAW

  • 「データベースバックアップ方法」:ACM(QuickOPC)

OPE_TYPE=2
CONF_NAME=conf4
DB_TYPE=2
DBF_TYPE=2
BK_TYPE=4

Oracle定義ファイル (rmfo_database.ini)

≪Oracle定義ファイルの条件≫

  • データベース名:dbname4

  • Oracle Edition:Enterprise Edition

  • Oracleユーザー:oracle

  • ORACLE_HOME:/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1

  • Gridユーザー:不要

  • Gridホーム:不要

ORA_DB_NAME=dbname4
ORA_VL=1
ORA_E=2
ORA_OWN=oracle
ORA_HOME=/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
ORA_GRID_OWN=
ORA_GRID_HOME=

注意

パラメーター値を記載しない場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。


RMfO管理領域定義ファイル (rmfo_setup.ini)

設定する領域の「種別」が「ディレクトリ」か、それ以外かによって設定する項目数が異なりますので、対応した条件の例を参照してください。

≪RMfO管理領域定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ)≫

  • 種別:ディレクトリ

  • ボリューム:不要

  • マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf4/rmfo_setup

0||/rmfo/conf4/rmfo_setup

注意

設定値を区切る「|」は省略できません。

≪RMfO管理領域定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ以外)≫

  • 種別: ufs logging

  • ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2170s1

  • マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf4/rmfo_setup

2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2170s1|/rmfo/conf4/rmfo_setup

バックアップ基本情報ファイル (rmfo_bkcom.ini)

≪バックアップ基本情報ファイルの条件≫

  • バックアップ管理世代数:指定不可

  • 不要バックアップ削除タイミング:指定不可

  • アーカイブログ自動削除:指定不可

  • リカバリ・カタログ登録:指定不可

  • 実行ログ保存期間:31日

  • トレースレベル:標準

BK_GEN=-1
BK_DEL=-1
ARC_DEL=-1
CATALOG=-1
LOG_GEN=31
TRC_LVL=1

ノードリストファイル (rmfo_node.ini)

≪ノードリストファイルの条件≫

  • ホスト名1:dbsvr41

  • ORACLE_SID:orasid4

  • ASMインスタンス名:不要


  • ホスト名2:dbsvr42

  • ORACLE_SID:orasid4

  • ASMインスタンス名:不要

dbsvr41|orasid4|
dbsvr42|orasid4|

注意

設定値を区切る「|」は省略できません。


オフラインバックアップ定義ファイル (rmfo_offline.ini)

≪オフラインバックアップ定義ファイルの条件≫

  • 未設定:不要

  • バックアップ元ボリューム1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2106s1@acmsrv4

  • 未設定:不要

  • バックアップ先ボリューム1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2156s1@acmsrv4


  • 未設定:不要

  • バックアップ元ボリューム2:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2106s2@acmsrv4

  • 未設定:不要

  • バックアップ先ボリューム2:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2156s2@acmsrv4


  • 未設定:不要

  • バックアップ元ボリューム3:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2106s3@acmsrv4

  • 未設定:不要

  • バックアップ先ボリューム3:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2156s3@acmsrv4

|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2106s1@acmsrv4||/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2156s1@acmsrv4
|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2106s2@acmsrv4||/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2156s2@acmsrv4
|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2106s3@acmsrv4||/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2156s3@acmsrv4
  :

注意

  • デバイスは、ACMの論理ノード名(SWSTGNODE)を「acmsrv4」として登録した場合の例となります。

  • 作成例では一部の領域のみを指定しています。設定時は、必ず表領域が格納されているボリュームをすべて設定してください。

  • 設定値を区切る「|」は省略できません。