以下に、環境設定ファイルのテンプレートが格納されています。
環境設定ファイルを作成する際には、必要なテンプレートファイルをコピーして利用してください。
[オンライン運用/RAC構成/RMANバックアップの場合]
installdir/sample/online/rac/rman |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
[オンライン運用/RAC構成/ACMバックアップの場合]
installdir/sample/online/rac/acm |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
ASMデバイス上に作成したRAC構成のデータベースで、ACM (QuickOPC) によるオンライン運用を行う場合の環境設定ファイル作成例を以下に示します。
≪基本情報ファイルの条件≫
運用種別:オンライン
環境設定名:conf5
データベース運用形態:RAC
データベースファイル種別:ASM
データベースバックアップ方法:ACM(QuickOPC)
OPE_TYPE=1 CONF_NAME=conf5 DB_TYPE=3 DBF_TYPE=3 BK_TYPE=4
≪Oracle定義ファイルの条件≫
データベース名:dbname5
Oracle Version:11.2.0
Oracle Edition:Enterprise Edition
Oracleユーザー:oracle
ORACLE_HOME:/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
Gridユーザー:grid
Gridホーム:/app/11.2.0/grid
ORA_DB_NAME=dbname5 ORA_VL=1 ORA_E=2 ORA_OWN=oracle ORA_HOME=/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1 ORA_GRID_OWN=grid ORA_GRID_HOME=/app/11.2.0/grid
≪アーカイブログ出力先定義ファイルの条件≫
アーカイブログ出力先パス1:+DG_ARCH1/DBNAME5/arch
アーカイブログ出力先パス2:+DG_ARCH2/DBNAME5/arch
+DG_ARCH1/DBNAME5/arch +DG_ARCH2/DBNAME5/arch
設定する領域の「種別」が「ディレクトリ」か、それ以外かによって設定する項目数が異なりますので、対応した条件の例を参照してください。
≪RMfO管理領域定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ)≫
種別:ディレクトリ
ボリューム:不要
マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf5/rmfo_setup
0||/rmfo/conf5/rmfo_setup
注意
設定値を区切る「|」は省略できません。
≪RMfO管理領域定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ以外)≫
種別: ufs logging
ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2195s1
マウントポイント/ディレクトリ:/rmfo/conf5/rmfo_setup
2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2195s1|/rmfo/conf5/rmfo_setup
≪バックアップ基本情報ファイルの条件≫
バックアップ管理世代数:3世代
不要バックアップ削除タイミング:前削除(固定)
アーカイブログ自動削除:手動
リカバリ・カタログ登録:しない(固定)
実行ログ保存期間:31日
トレースレベル:標準
BK_GEN=3 BK_DEL=1 ARC_DEL=2 CATALOG=2 LOG_GEN=31 TRC_LVL=1
≪ノードリストファイルの条件≫
ホスト名1:dbsvr51
ORACLE_SID1:orasid51
ASMインスタンス名1:+ASM1
ホスト名2:dbsvr52
ORACLE_SID2:orasid52
ASMインスタンス名2:+ASM2
dbsvr51|orasid51|+ASM1 dbsvr52|orasid52|+ASM2
データベースバックアップ方法がACM(QuickOPC)の場合、設定は不要です。
設定する領域の「種別」が「ディレクトリ」か、それ以外かによって設定する項目数が異なりますので、対応した条件の例を参照してください。
≪制御ファイルバックアップ定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ)≫
バックアップ管理世代数:3世代
種別:ディレクトリ
ボリューム:不要
マウントポイント/ディレクトリ(1世代目):/rmfo/conf5/rmfo_bkctl1
マウントポイント/ディレクトリ(2世代目):/rmfo/conf5/rmfo_bkctl2
マウントポイント/ディレクトリ(3世代目):/rmfo/conf5/rmfo_bkctl3
1|0||/rmfo/conf5/rmfo_bkctl1 2|0||/rmfo/conf5/rmfo_bkctl2 3|0||/rmfo/conf5/rmfo_bkctl3
注意
設定値を区切る「|」は省略できません。
2世代以上の場合、定義する行数は管理世代数分必要になります。必ず上から世代順に設定してください。
≪制御ファイルバックアップ定義ファイルの条件(種別:ディレクトリ以外)≫
バックアップ管理世代数:3世代
種別: ufs logging
ボリューム(1世代目):/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s1
マウントポイント/ディレクトリ(1世代目):/rmfo/conf5/rmfo_bkctl1
ボリューム(2世代目):/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s1
マウントポイント/ディレクトリ(2世代目):/rmfo/conf5/rmfo_bkctl2
ボリューム(3世代目):/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s1
マウントポイント/ディレクトリ(3世代目):/rmfo/conf5/rmfo_bkctl3
1|2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s1|/rmfo/conf5/rmfo_bkctl1 2|2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s1|/rmfo/conf5/rmfo_bkctl2 3|2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s1|/rmfo/conf5/rmfo_bkctl3
注意
2世代以上の場合、定義する行数は管理世代数分必要になります。必ず上から世代順に設定してください。
制御ファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkctl.ini)と同じ形式になります。
指定方法については、「制御ファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkctl.ini)」を参照してください。
定義ファイルの設定値については、アーカイブログバックアップ先の情報を指定してください。
制御ファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkctl.ini)と同じ形式になります。
指定方法については、「制御ファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkctl.ini)」を参照してください。
定義ファイルの設定値については、SPFILEバックアップ先の情報を指定してください。
≪ACMバックアップ定義ファイルの条件≫
ASMディスク・グループ名1:DG_DATA1
業務ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2141s1@dbsvr51
バックアップ1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s1@dbsvr52
バックアップ2:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s1@dbsvr52
バックアップ3:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s1@dbsvr52
ASMディスク・グループ名2:DG_DATA2
業務ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2141s2@dbsvr51
バックアップ1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s2@dbsvr52
バックアップ2:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s2@dbsvr52
バックアップ3:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s2@dbsvr52
ASMディスク・グループ名3:DG_DATA3
業務ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2141s3@dbsvr51
バックアップ1:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s3@dbsvr52
バックアップ2:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s3@dbsvr52
バックアップ3:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s3@dbsvr52
DG_DATA1|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2141s1@dbsvr51|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s1@dbsvr52|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s1@dbsvr52|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s1@dbsvr52 DG_DATA2|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2141s2@dbsvr51|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s2@dbsvr52|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s2@dbsvr52|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s2@dbsvr52 DG_DATA3|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2141s3@dbsvr51|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2191s3@dbsvr52|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2192s3@dbsvr52|/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2193s3@dbsvr52
注意
デバイスは、業務ボリュームをホスト名1、バックアップ1~3をホスト名2に登録したサーバ間レプリケーションの例になります。
設定時は、必ず表領域が格納されているASMディスク・グループをすべて指定してください。
≪リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルの条件≫
データベース名(ORACLE_SID):Rorasid5
ORACLE_HOME:/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
リスナー名:LISTENER_Rorasid5
ポート番号:1522
リカバリ・カタログ・ユーザー名:rman_user
同時接続可能OSユーザー・プロセス最大数:150
SGAコンポーネント合計サイズ:640
一時表領域サイズ:300
R_DB_NAME=Rorasid5 R_ORA_HOME=/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1 R_LSNR_NAME=LISTENER_Rorasid5 R_PORT=1522 R_USER=rman_user R_PROCESSES=150 R_SGATARGET=640 R_TEMPSIZE=300
リカバリ・カタログ・データベースのSYSパスワードを指定してください。
≪リカバリ・カタログ・データベースSYSパスワードファイルの条件≫
SYSパスワード:catalog_sys_password
catalog_sys_password
注意
このファイルは、オンライン環境設定コマンドで有効化したときに暗号化されます。暗号化された場合、ファイルの拡張子が「.crp」に変更されます。暗号化ファイルは再設定時には使用できませんので、再度「.ini」ファイルを作成してください。
リカバリ・カタログ・ユーザーのパスワードを指定してください。
≪リカバリ・カタログ・ユーザーパスワードファイルの条件≫
リカバリ・カタログ・ユーザーパスワード:catalog_user_password
catalog_user_password
注意
このファイルは、オンライン環境設定コマンドで有効化したときに暗号化されます。暗号化された場合、ファイルの拡張子が「.crp」に変更されます。暗号化ファイルは再設定時には使用できませんので、再度「.ini」ファイルを作成してください。