Interstageで使用可能な以下のクラスタ製品の環境設定について説明します。使用するクラスタ製品に応じて、必要な環境設定を行ってください。
userApplication Configuration Wizard
RMS Wizard
■MSCSの場合
クラスタシステムに対して、クラスタアドミニストレータを使用して、Interstage HTTP Server 2.2のリソースを登録します。
サービス名 | リソースの種類 | 依存関係(依存先) |
---|---|---|
| 汎用サービス |
|
注)共用ディスク装置にInterstage HTTP Server 2.2資源(環境定義ファイルやコンテンツファイルなど)を格納している場合に設定してください。
注意
Interstage HTTP Server 2.2のサービスのリソースを登録する場合は、リソース登録後に以下の対処を行ってください。
Windows Server(R) 2008の場合、以下のコマンドを実行して、セットアップパラメタを削除してください。
Cluster Resource "リソース名" /priv StartupParameters=""
Windows Server(R) 2012の場合、フェールオーバークラスターマネージャーを使用して、登録したリソースの[プロパティ]-[全般]タブを開き、「スタートアップパラメータ」を削除してください。
■PRIMECLUSTERの場合
クラスタシステムに対して、Cmdlineリソースを使用して、サービスの起動/停止/切替え処理を行います。
注意
PRIMECLUSTERでは、クラスタサービスは「userApplication」となります。
クラスタシステムの運用環境/要件に応じて、以下の手順でCmdlineリソースの修正/登録を行ってください。
ローカルディスクの任意のディレクトリ配下に、以下のディレクトリ配下のCmdlineリソース(サンプル)をコピーし、ファイル名を「userApplication名.Cmdlineリソース名」に変名します。ファイルは、各ノードで同一の位置に格納してください。
/opt/FJSVahs/etc/HA/PRIMECLUSTER/AHS_INTERSTAGE
ポイント
インスタンスごとにCmdlineリソースを用意すると、複数のWebサーバインスタンスを運用できます。
Cmdlineリソースの以下の項目を修正します。Cmdlineリソースの作成/修正方法の詳細については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
環境定義ファイル(httpd.conf)のパスを、絶対パスで指定します。
環境定義ファイル(httpd.conf)のPidFileディレクティブの設定値を、絶対パスで指定します。
例
# [User Definition] # # Please modify following lines, if necessary. CONFFILE='/opt/FJSVahs/conf/httpd.conf' PIDFILE='/opt/FJSVahs/logs/httpd.pid'
注意
上記の項目以外は、編集しないでください。
以下を使用して、スクリプトにCmdlineリソースを登録します。
userApplication Configuration Wizard
RMS Wizard
例
Startスクリプトの場合
>> Cmdlineリソースの複写先/AHS_INTERSTAGE start
Stopスクリプトの場合
>> Cmdlineリソースの複写先/AHS_INTERSTAGE stop
Checkスクリプトの場合
>> Cmdlineリソースの複写先/AHS_INTERSTAGE status
項目名 | 指定値 |
---|---|
NULLDETECTOR | No |
ALLEXITCODES | No |
LIEOFFLINE | No |
CLUSTEREXCLUSIVE | Yes |
AUTORECOVER | No |
MONITORONLY | No |
STANDBYCAPABLE | No |
REALTIME | No |
TIMEOUT | 任意(注) |
注)Cmdlineリソースの開始・停止のタイムアウト時間(秒)です。Webサーバの起動・停止時間の2倍の値を指定してください。