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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

Enterprise Edition4.5.3 クラスタサービスの設定

Interstageで使用可能な以下のクラスタ製品の環境設定について説明します。使用するクラスタ製品に応じて、必要な環境設定を行ってください。


MSCSの場合

クラスタシステムに対して、クラスタアドミニストレータを使用して、Interstage HTTP Server 2.2のリソースを登録します。


サービス名

リソースの種類

依存関係(依存先)

  • Interstage HTTP Server 2.2

  • 任意サービス名

汎用サービス

  • Interstage用IPアドレス

  • 共用ディスク

共用ディスク装置にInterstage HTTP Server 2.2資源(環境定義ファイルやコンテンツファイルなど)を格納している場合に設定してください。


注意

Interstage HTTP Server 2.2のサービスのリソースを登録する場合は、リソース登録後に以下の対処を行ってください。

  • Windows Server(R) 2008の場合、以下のコマンドを実行して、セットアップパラメタを削除してください。

    Cluster Resource "リソース名" /priv StartupParameters=""
  • Windows Server(R) 2012の場合、フェールオーバークラスターマネージャーを使用して、登録したリソースの[プロパティ]-[全般]タブを開き、「スタートアップパラメータ」を削除してください。


PRIMECLUSTERの場合

クラスタシステムに対して、Cmdlineリソースを使用して、サービスの起動/停止/切替え処理を行います。


注意

PRIMECLUSTERでは、クラスタサービスは「userApplication」となります。


クラスタシステムの運用環境/要件に応じて、以下の手順でCmdlineリソースの修正/登録を行ってください。


  1. ローカルディスクの任意のディレクトリ配下に、以下のディレクトリ配下のCmdlineリソース(サンプル)をコピーし、ファイル名を「userApplication名.Cmdlineリソース名」に変名します。ファイルは、各ノードで同一の位置に格納してください。

    /opt/FJSVahs/etc/HA/PRIMECLUSTER/AHS_INTERSTAGE

    ポイント

    インスタンスごとにCmdlineリソースを用意すると、複数のWebサーバインスタンスを運用できます。

  2. Cmdlineリソースの以下の項目を修正します。Cmdlineリソースの作成/修正方法の詳細については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

    CONFFILE

    環境定義ファイルhttpd.confのパスを、絶対パスで指定します。

    PIDFILE

    環境定義ファイルhttpd.confのPidFileディレクティブの設定値を、絶対パスで指定します。

    # [User Definition]
    #
    # Please modify following lines, if necessary.
    CONFFILE='/opt/FJSVahs/conf/httpd.conf'
    PIDFILE='/opt/FJSVahs/logs/httpd.pid'

    注意

    上記の項目以外は、編集しないでください。

  3. 以下を使用して、スクリプトにCmdlineリソースを登録します。


    • userApplication Configuration Wizard


    • RMS Wizard

    Startスクリプトの場合

    >> Cmdlineリソースの複写先/AHS_INTERSTAGE start

    Stopスクリプトの場合

    >> Cmdlineリソースの複写先/AHS_INTERSTAGE stop

    Checkスクリプトの場合

    >> Cmdlineリソースの複写先/AHS_INTERSTAGE status
    登録時に指定するリソース属性

    項目名

    指定値

    NULLDETECTOR

    No

    ALLEXITCODES

    No

    LIEOFFLINE

    No

    CLUSTEREXCLUSIVE

    Yes

    AUTORECOVER

    No

    MONITORONLY

    No

    STANDBYCAPABLE

    No

    REALTIME

    No

    TIMEOUT

    任意(注)

    注)Cmdlineリソースの開始・停止のタイムアウト時間(秒)です。Webサーバの起動・停止時間の2倍の値を指定してください。