定義項目
カテゴリ | プロパティ | プロパティ名 | get | set | list | 再起動 |
---|---|---|---|---|---|---|
× | × | ○ | - | |||
× | × | ○ | - | |||
idle-thread-timeout-seconds | ○ | ○ | × | 不要(注1) | ||
max-queue-size | ○ | ○ | × | 不要(注1) | ||
max-thread-pool-size | ○ | ○ | × | 不要(注1) | ||
min-thread-pool-size | ○ | ○ | × | 不要(注1) | ||
name | ○ | × | × | - |
EJBコンテナのスレッドプールの定義項目を変更した場合は、再起動する必要があります。
■スレッドプール一覧
${clusterName_instanceName_configName}.thread-pools
■スレッドプール
${clusterName_instanceName_configName}.thread-pools.thread-pool.${thread-pool-name}
ポイント
${thread-pool-name}には、以下の値を指定します。
Webコンテナのスレッドプール
http-thread-pool:HTTPリスナー/HTTPSリスナー用スレッドプール
EJBコンテナのスレッドプール
thread-pool-1:デフォルトスレッドプール
create-threadpoolサブコマンドで作成したスレッドプールのID:Enterprise Beanごとに作成したスレッドプール
アイドルタイムアウト
${clusterName_instanceName_configName}.thread-pools.thread-pool.${thread-pool-name}.idle-thread-timeout-seconds
プール内のスレッドがアイドル状態のままでいられる最長時間(秒単位)です。
この期間を過ぎるとスレッドを破棄します。ただし、最小値のスレッド数分はプーリングされ続けますので破棄対象外となります。また、プロセスが停止するとスレッドも削除されます。
1~2147483647
900
キューサイズ
${clusterName_instanceName_configName}.thread-pools.thread-pool.${thread-pool-name}.max-queue-size
スレッドプールのキューのサイズです。
リクエストの処理要求があった場合、まずスレッドプールのキューに入れられてから、スレッドに空きがある場合にリクエストが処理されます。
すべてのスレッドが使用中の場合、スレッドが空くまでキューの中で待機します。
キューのサイズを超えてリクエストの処理要求があった場合、超えた分のリクエストはキューに入らず、処理されません。
注意
EJBコンテナのスレッドプールの場合、本設定は無効です。
1~2147483647
http-thread-poolの場合:200
ただし、asadmin setサブコマンドで値を省略して定義項目名と「=」だけを指定した場合、4096が設定されているものとして動作します。
最大プールサイズ
${clusterName_instanceName_configName}.thread-pools.thread-pool.${thread-pool-name}.max-thread-pool-size
スレッドプールの最大値です。
処理中のスレッド数が最大プールサイズに達した場合に処理要求があると、スレッドは作成されず、スレッドが空くまでキューで待機します。
最小プールサイズに指定する値以上の値を指定してください。
1~2147483647
http-thread-poolの場合:64
thread-pool-1の場合:200
ただし、asadmin setサブコマンドで値を省略して定義項目名と「=」だけを指定した場合、5が設定されているものとして動作します。
最小プールサイズ
${clusterName_instanceName_configName}.thread-pools.thread-pool.${thread-pool-name}.min-thread-pool-size
スレッドプールの最小値です。最大プールサイズに指定する値以下の値を指定してください。
Webコンテナのスレッドプールの場合
プロセス起動時にはスレッドが生成されず、リクエストを受け付けてからスレッドが作られます。最小プールサイズを超えるリクエストを同時に受け付けると、スレッド数が最小プールサイズを超えた値になります。その後アイドルタイムアウトの時間が経過すると、スレッド数は最小プールサイズまで縮退します。
EJBコンテナのスレッドプールの場合
プロセス起動時には、最小プールサイズのスレッドが生成されます。
1~2147483647
http-thread-poolの場合:16
thread-pool-1の場合:2
ただし、asadmin setサブコマンドで値を省略して定義項目名と「=」だけを指定した場合、2が設定されているものとして動作します。
スレッドプール名
${clusterName_instanceName_configName}.thread-pools.thread-pool.${thread-pool-name}.name
スレッドプールの名前です。
http-thread-pool:HTTPリスナー/HTTPSリスナー用スレッドプール
thread-pool-1:デフォルトスレッドプール
なお、asadmin setサブコマンドで値を省略することはできません。定義項目名と「=」だけを指定した場合、エラーになります。
関連情報
詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。
内容 | 参照先 |
---|---|
機能説明 | |
チューニング方法 | |
コマンド | asadminコマンドの以下のサブコマンド |