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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
FUJITSU Software

7.5.5 JavaMailセッションの定義項目

定義項目

カテゴリ

プロパティ

プロパティ名

get

set

list

再起動

■JavaMailセッション

×

×

JNDI名

jndi-name

×

×

ストアプロトコル

store-protocol

×

不要

ストアプロトコルクラス

store-protocol-class

×

不要

転送プロトコル

transport-protocol

×

不要

転送プロトコルクラス

transport-protocol-class

×

不要

メールホスト

host

×

不要

デフォルトユーザ

user

×

不要

デフォルトの返信用アドレス

from

×

不要

デバッグ

debug

×

不要

説明

description

×

不要

追加プロパティ

property.${PropertyName}

×

不要


JavaMailセッション

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}


JNDI名

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.jndi-name
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.jndi-name

説明

JNDI名を指定します。

省略値

なし


ストアプロトコル

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.store-protocol
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.store-protocol

説明

使用するストアオブジェクト通信の方法を、以下より選択します。

  • imap: IMAPを使用する場合

  • pop3: POP3を使用する場合

範囲
  • imap

  • pop3

省略値

imap


ストアプロトコルクラス

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.store-protocol-class
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.store-protocol-class

説明

目的のストアプロトコルを実装するストア通信メソッドクラスを、以下より選択します。

  • com.sun.mail.imap.IMAPStore: IMAPを使用する場合

  • com.sun.mail.pop3.POP3Store: POP3を使用する場合

範囲
  • com.sun.mail.imap.IMAPStore

  • com.sun.mail.pop3.POP3Store

省略値

com.sun.mail.imap.IMAPStore


転送プロトコル

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.transport-protocol
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.transport-protocol

説明

トランスポート通信の方法を指定します。以下の値を指定してください。

  • smtp: SMTPを使用する場合

範囲
  • smtp

省略値

smtp


転送プロトコルクラス

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.transport-protocol-class
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.transport-protocol-class

説明

トランスポートプロトコルの実装クラスを指定します。以下の値を指定してください。

  • com.sun.mail.smtp.SMTPTransport: SMTPを使用する場合

範囲
  • com.sun.mail.smtp.SMTPTransport

省略値

com.sun.mail.smtp.SMTPTransport


メールホスト

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.host
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.host

説明

デフォルトメールサーバーのホスト名を指定します。プロトコル固有のホストプロパティが提供されていない場合、StoreオブジェクトとTransportオブジェクトの接続メソッドはこの値を使用します。この名前は実際のホスト名として解決可能である必要があります。

範囲

任意の文字列

省略値

なし

JavaMailセッションを利用する場合、本定義項目の指定は必須であるため、asadmin setサブコマンドで値を省略して定義項目名と「=」だけを指定した場合、エラーになります。


デフォルトユーザ

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.user
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.user

説明

メールサーバへの接続時に渡されるユーザ名を指定します。プロトコル固有のusernameプロパティが提供されていない場合、StoreオブジェクトとTransportオブジェクトの接続メソッドはこの値を使用します。

範囲

任意の文字列

省略値

なし

JavaMailセッションを利用する場合、本定義項目の指定は必須であるため、asadmin setサブコマンドで値を省略して定義項目名と「=」だけを指定した場合、エラーになります。


デフォルトの返信用アドレス

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.from
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.from

説明

デフォルトユーザの電子メールアドレスを指定します。「username@host.domain」の形式で入力します。

範囲

任意の文字列

省略値

なし

JavaMailセッションを利用する場合、本定義項目の指定は必須であるため、asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)した場合、エラーになります。


デバッグ

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.debug
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.debug

説明

デバッグ情報を出力する(true)/しない(false)を指定します。指定した値はSession Propertyのmail.debugに設定されます。

範囲
  • true

  • false

省略値

false


説明

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.description
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.description

説明

コンポーネントの説明を入力します。

範囲

任意の文字列

省略値

なし


追加プロパティ

定義項目名

resources.mail-resource.${jndi-name}.property.${PropertyName}
${clusterName_instanceName}.resources.mail-resource.${jndi-name}.property.${PropertyName}

説明

追加するSession Propertyのキーと値のペアを指定します。定義項目と重複するプロパティを指定した場合はこの定義で上書きされます。

指定可能なSession Propertyは、JavaMail APIのドキュメントを参照してください。

) キーに使用する値でピリオド‘.’の部分はハイフン‘-’に置き換えて指定してください。
例)「mail.debug」は「mail-debug」と指定します。

範囲
  • プロパティ名

    • 半角英数字、マルチバイト文字、または特殊文字(‘-’、‘_’、‘.’、‘/’、‘;’、‘#’)

    • 先頭には、半角英数字もしくはマルチバイト文字が指定可能

  • プロパティ値

    任意の文字列

省略値

なし

asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)した場合、追加プロパティは削除されます。


関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

4.13.2 JavaMailを利用する場合の手順

チューニング方法

  

コマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド
  getサブコマンド
  setサブコマンド
  listサブコマンド
  create-javamail-resourceサブコマンド
  delete-javamail-resourceサブコマンド
  list-javamail-resourcesサブコマンド