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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

6.8.19 プロセス制御の定義項目

定義項目

項目名

省略値

範囲

説明

再起動要否

(※)

環境変数(注1)

  

  

アプリケーションが動作時に使用する環境変数を、「環境変数=値」の形式で指定します。複数の環境変数を指定する場合、各環境変数をカンマ(,)で区切って指定します。(注2)
ただし、「PATH」および「LD_LIBRARY_PATH」環境変数は指定できません。
なお、Interstage Java EE Node Agentサービス起動時のシステムの環境変数と、本定義項目で指定した環境変数の両方が有効になります。環境変数名が重複した場合、本定義項目が優先されます。

「PATH」環境変数を変更する場合は、Interstage Java EE Node Agentサービス起動時のシステムの環境変数に指定してください。詳細は「4.4.3 環境変数の設定」を参照してください。
「LD_LIBRARY_PATH」環境変数を変更する場合は、ネイティブライブラリパスのサフィックスを設定してください。詳細は「6.8.15 Java VMの定義項目」を参照してください。

Javaヒープ/Permanent世代領域不足時の制御(注1)

true

  

JavaヒープまたはPermanent世代領域が不足した場合のJava VMプロセスの制御を以下から選択します。

  • true
    プロセスを再起動する

  • false
    アプリケーションにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却する

アプリケーション最大処理時間(注1)

480

0~86400(秒)

アプリケーションの最大処理時間を指定します。(注3)

アプリケーション最大処理時間超過時の制御

false

  

アプリケーション最大処理時間を超過したときの動作を以下から選択します。

  • true
    プロセスを強制停止します。運用中である場合、自動再起動されます。

  • false
    警告メッセージを出力します。

IJServerクラスタ起動待ち時間(注1)

600

0~65535(秒)

Java VMプロセスの起動が完了するまでの監視時間を指定します。0を指定した場合、プロセス起動待ち時間の監視は行われません。

IJServerクラスタ停止待ち時間(注1)

180

0~65535(秒)

Java VMプロセスの強制停止が完了するまでの監視時間を指定します。0を指定した場合、強制停止が完了するまでの時間監視は行われません。(注4)

カレントディレクトリのパス(注1)

[Java EE共通ディレクトリ]/nodeagents/ijna

カレントディレクトリを配置するディレクトリを指定します。指定するディレクトリは、作成可能な絶対パスを指定してください。

カレントディレクトリは、以下の形式で作成されます。
[指定したディレクトリ]/${サーバーインスタンス名}/current/latest

指定されたディレクトリは、事前チェックされません。不正なディレクトリが指定されるとOM1033、またはNAGT0008を出力して起動に失敗します。サーバーインスタンスのサーバーログにメッセージが出力されていない場合、Interstage Java EE Node Agentサービスのサーバーログを確認してください。

退避するカレントディレクトリの世代数(注1)

1

0~5

カレントディレクトリをバックアップする世代数を指定します。0を指定した場合、カレントディレクトリは退避されません。

※:IJServerクラスタの再起動が必要かどうかを示しています。
    ○:再起動必要、×:再起動不要

注1)

本項目は、Interstage Java EE DASサービスでは利用できません。
Interstage Java EE DASサービス起動時のシステムの環境変数に指定してください。詳細は「4.3.3 環境変数の設定」を参照してください。

2)

環境変数に複数の環境変数を指定する場合のコマンドの指定例

asadmin set testserver.ijserver-control.environment-variable="TestEnv1=test1,TestEnv2=test2"

3)

Webアプリケーションの静的リソースへのリクエストも監視対象とする場合は、以下のJava VMオプションを設定してください。

  • -Dcom.fujitsu.interstage.javaee.webtier.target.DefaultServlet=true

Java VMオプションの設定についてはasadminコマンドの「create-jvm-optionsサブコマンド」を参照してください。

4)

監視時間超過時の動作は以下のとおりです。

通常停止時

  1. Java VMログに1回目のフルスレッドダンプが出力されます。

  2. 1.の10秒後に、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプが出力されます。

  3. 2.の10秒後、イベントログ/システムログにISJEE_OM1001のメッセージが出力されます。

  4. 強制停止を行います。

  5. 4.で強制停止もハングアップした場合、180秒後にプロセスを強制回収(kill)します。

強制停止時

  1. Java VMログに1回目のフルスレッドダンプが出力されます。

  2. 1.の10秒後に、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプが出力されます。

  3. 2.の10秒後、イベントログ/システムログにISJEE_OM1001のメッセージが出力されます。

  4. プロセスを強制回収(kill)します。

関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

2.4 IJServerクラスタ

チューニング方法

「チューニングガイド」-「IJServerクラスタのチューニング」

コマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド
  getサブコマンド
  setサブコマンド
  listサブコマンド
  create-clusterサブコマンド
  delete-clusterサブコマンド
  list-clustersサブコマンド

asadminコマンドでの定義項目名

configs.config.ijserver-controlの定義項目