Interstageの各機能の運用時に必要となるディスク容量について説明します。
以下の表を参照し、使用する製品に応じて、各機能のディスク容量を見積もってください。表内で使用している略称については、「製品名称の略称について」を参照してください。
| EE | SJE | WS |
---|---|---|---|
○ | ○ | × | |
○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○(注) | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | × | |
○ | × | × | |
○ | ○ | × | |
○ | × | × | |
○ | ○ | × | |
○ | ○ | ○ |
○:該当製品で提供される機能です。
×:該当製品で提供されない機能です。
注)
Interstage シングル・サインオンの業務サーバだけでディスク容量を見積もります。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
コンポーネントトランザクションサービスのインストールディレクトリ\var\td001 | 60 以上 | Interstage動作環境作成時 |
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| (注) | ログ情報 |
注)
Interstage管理コンソールの以下の画面において、ログファイルをダウンロードする場合、同時にダウンロードするログファイルのサイズ分のディスク容量が一時的に必要となります。
機能 | 画面(スタンドアロン) |
---|---|
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [ログ参照]タブ | |
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名] > [ログ参照]タブ | |
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [Webサーバコネクタ] > [ログ参照]タブ | |
[システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [ログ参照]タブ |
ログファイルのサイズについては、各機能のログ情報のディスク容量を参照し、運用の内容により必要とするサイズを検討してください。
なお、ログファイルのサイズが大きいため、ディスク容量の不足によりログファイルのダウンロードに失敗する場合は、FTPなどを使用してダウンロードしてください。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
業務構成管理のリポジトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注) | デフォルトから変更した場合は、変更先 |
注)
業務構成管理のリポジトリの格納先のサイズは、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の“業務構成管理機能”を参照してください。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
アクセスログ、エラーログ、トレースログ格納ディレクトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | アクセスログ、エラーログ、トレースログ |
| 2 | オペレーションログ |
| 10 | 保守ログ |
コンテンツ格納するディレクトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | コンテンツ(HTML文書など) |
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
Interstage JMXサービスのインストールディレクトリ | 14以上 (注) |
|
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
/var/opt | 14 以上 (注) |
|
/var/opt | 32 以上 (注) |
|
/etc/opt | 0.1 以上 |
|
注)
Interstage JMXサービスのカスタマイズでログインログのファイルサイズの上限値を変更している場合、以下のディスク所要量が必要となります。
ログインログ
ログインログのファイルサイズの上限値 × 2 (Mバイト)
上限値を変更していない場合、ログインログのファイルサイズの上限値は1に設定されています。
Interstage シングル・サインオンの業務サーバ機能
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1) | アクセスログなどのログ情報 |
| 2 | |
| 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | アクセス制御情報 |
Interstage シングル・サインオンの認証サーバ機能
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1) | アクセスログなどのログ情報 |
| 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1)(注2) | |
| 2 (注3)(注4) |
Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ機能
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1)(注5) | アクセスログなどのログ情報 |
| 2 |
注1)
デフォルト設定のままでは使用ディスクサイズの上限なしにログが採取されます。ディスク不足発生を防止するために、定期的に不要になったログファイルを削除するか、ログの採取方法を変更してください。
注2)
認証サーバ間連携を行わない場合は、0Mバイトです。
注3)
統合Windows認証を行う場合には、2Mバイトを加算してください。
注4)
認証サーバ間連携を行う場合には、2Mバイトを加算してください。
注5)
セション管理を行うリポジトリサーバをクラスタシステム上で運用する場合には、52Mバイトを加算してください。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 20 × リポジトリ作成数 + 20 | ログ情報 |
| 0.5 × リポジトリ作成数 | 環境定義 |
Interstage ディレクトリサービスのアクセスログ作成ディレクトリ | Interstage管理コンソールのアクセスログの設定値に依存 | アクセスログ |
Interstage ディレクトリサービスのデータベース格納先ディレクトリ | (注1) | データベース格納先 |
|
| Interstage ディレクトリサービス SDKのログ情報 |
注1)
1つのリポジトリあたりで、以下のディスク所要量が必要です。
レプリケーション環境のマスタのリポジトリ
0.2 × n × s ÷ 500 + 200
上記以外
0.1 × n × s ÷ 500 + 200
n: エントリ数
s: 1エントリをLDIFで記述したときのサイズ(単位:バイト)
計算式は目安です。ディスク容量は十分に余裕を持たせてください。
データベース格納先に指定したディスク領域が不足すると、メッセージirep30023を表示し、リポジトリを強制終了します。メッセージirep30023の対処は、“メッセージ集”の“メッセージ番号がirepで始まるメッセージ”を参照してください。
注2)
同時接続数には、以下の必要数の総和を指定して見積もってください。
スレッド多重のアプリケーションを使用してリポジトリにアクセスする場合の、アプリケーションのプロセス数
プロセス多重のアプリケーションを使用してリポジトリにアクセスする場合の、アプリケーションのプロセス多重度
Interstage シングル・サインオン機能を使用する場合の、Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ機能を組み込んだWebサーバのクライアント同時接続数
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | J2EEアプリケーションの資産一式 |
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 24 以上 (注1) |
|
| 2 以上 (注2) |
|
| (注3) | Servletサービスのセションリカバリ機能使用時 |
注1)
IJServerワークユニット1つにつき以下を加算してください。
プロセス多重度 ×
4(コンテナログとコンテナ情報ログのデフォルトディスク使用量) ×
6(世代分のバックアップ) 以上
アプリケーションのタイムアウトが多発する場合、アプリケーションで短時間に大量のメッセージを出力する場合、およびデバッグ情報出力を行う場合は、“J2EE共通ディレクトリ/ijserver/IJServer名/log”配下のコンテナ情報ログのディスク使用量が大きくなります。このような操作が想定される場合は、十分なディスク容量をご用意ください。
注2)
Webサーバ1つにつきデフォルトで2Mバイトです。アプリケーションで短時間に大量のメッセージを出力する場合、デバッグ情報出力を行う場合は、ディスク使用量が大きくなります。このような操作が想定される場合は、十分なディスク容量をご用意ください。
注3)
セションリカバリ機能を使用して、セションの永続化を有効にした場合は、Session Registry Server環境定義ファイルで指定したセションの永続化ファイルの保存先にセションの永続化ファイルが生成されます。配備するWebアプリケーション1つについて、次のディスク容量が必要です。(単位:Mバイト)
(0.005 + (0.005 + セションの保持するデータ容量) × セション数) × 2
(0.001 + (0.002 + セションの保持するデータ容量) × セション数) × 2
(0.008 + (0.008 + セションの保持するデータ容量) × セション数) × 2
“セションの保持するデータ容量”は、Webアプリケーションでセションの属性(Attribute)にセットするオブジェクトおよびキーのサイズの合計値です。
上記の値は、利用しているファイルシステムによっては値が増減する場合があります。
なお、Session Registry Serverは、Interstage Application Server Enterprise Editionで運用可能です。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 0.01 + | 定義情報 |
| 10 以上 | コンソールファイル |
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 12 | ログ情報 |
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
Interstage動作環境定義の定義項目“TD path for system”で指定 | 1つのワークユニット定義サイズ × ワークユニット定義数 (注) | ワークユニット定義登録時 |
1つのワークユニット定義サイズ × ワークユニット起動数 (注) | ワークユニット運用時 |
注)
1つのワークユニット定義サイズ =
1000 +
(500 × “[Application Program]セクション定義数”) +
(500 × “[Resource Manager]セクション定義数”) +
(500 × “[Nonresident Application Process]セクション定義数”) +
(500 × “[Multiresident Application Process]セクション定義数”) +
ユーザ任意指定文字列データ長
Interstage Application Server Standard-J Editionの場合
Interstage Application Server Enterprise Editionの場合
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 0.1 以上 | インプリメンテーション情報、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリのデータサイズに依存します。 |
4.1 以上 (注1) | ネーミングサービス情報 | |
| 8 以上 |
|
| ログ情報 | |
2.0 以上 (注3) | 内部ログ採取時(プレインストール型Javaライブラリ以外の場合) | |
4.0 以下 (注1) | ネーミングサービスのユーザ例外ログ情報 | |
4.0 以下 (注1) | ネーミングサービスの実行トレース情報(サービス動作時のみ) | |
32.3 以下 | インタフェースリポジトリサービスのログ情報(サービス動作時のみ) | |
| 10.4 (注4) | トレース情報 |
| 10.3 以上 (注5) | インタフェースリポジトリサービス情報 |
| 1.0 以上 | IDLコンパイラ動作時 |
Java VMのシステムプロパティのuser.dirで指定 | (注6) | 内部ログ採取時(プレインストール型Javaライブラリの場合) |
環境変数OD_HTTPGW_HOMEまたはOD_HOMEで指定されたvarディレクトリ | 2.0 以上 (注7) | HTTP-IIOPゲートウェイの内部ログ採取時 |
Interstage Web Server Expressの場合
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 8.0 以上 |
|
| ログ情報 | |
2.0 以上 (注3) | 内部ログ採取時(プレインストール型Javaライブラリ以外の場合) | |
| 10.4 (注4) | トレース情報 |
Java VMのシステムプロパティのuser.dirで指定 | (注6) | 内部ログ採取時(プレインストール型Javaライブラリの場合) |
注1)
CORBAサービスのサーバマシンにネーミングサービスを構築する場合に、必要となるディスク容量について以下に示します。
ディスク容量
用途 | 容量 | |
---|---|---|
ネーミングサービス情報 | オブジェクトリポジトリ | (固定)16Kバイト |
制御ファイル | (固定)2056Kバイト | |
データファイル | (可変)2048(Kバイト) × コンテキスト数 + | |
実行トレース情報 | (最大)4096Kバイト | |
ユーザ例外ログ情報 | (最大)4096Kバイト |
注2)
CORBAサービスのログ採取機能を使用している場合、最大で以下のディスク容量を使用します。(各パラメタはconfigファイルで定義)
access_log_size × 2 + error_log_size × 2 + process_log_size × 2 + info_log_size × 2
Windowsでは、上記に加えてさらに以下のディスク容量を使用します。
error_log_size × 2 + process_log_size × 2 + info_log_size × 2
ログ採取機能については“トラブルシューティング集”の“CORBAサービスのログ情報の採取”を、上記パラメタについては“A.1 config”(CORBAサービス)を参照してください。
注3)
以下のディスク所要量(単位:バイト)が必要です。
(max_processes(*) + 2) × log_file_size(*) × 2
*: CORBAサービスのインストールフォルダ\etc\configファイルのパラメタ
log_file_size(*)×2
*: configファイルで定義
なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。
採取されるログファイルはlog、log.old以外にサーバアプリケーションごとに“appNNNN.log”、“appNNNN.old”(NNNNは英数字)の名前で採取されます。
自ホストでネーミングサービス、インタフェースリポジトリを動作させる場合には、それぞれ、4Mバイト、32Mバイトの領域が必要です。
注4)
CORBAサービスのトレース情報の採取機能を使用している場合、最大で以下のディスク容量を使用します。(各パラメタはconfigファイルで定義)
trace_size_per_process× max_processes × 2 + trace_size_of_daemon × 2
トレース情報の採取機能については“トラブルシューティング集”の“CORBAサービスのトレース情報の採取”を、上記パラメタについては“A.1 config”(CORBAサービス)を参照してください。
注5)
インタフェースリポジトリを使用する場合のディスク容量について以下に示します。インタフェースリポジトリのデータベースのサイズは、以下の計算式に従って見積もり、ディスクを確保してください。
なお、インタフェースリポジトリのデータベースは、初期値(10240Kバイト)から自動拡張します。
ディスク容量
用途 | 容量 | |
---|---|---|
インタフェースリポジトリサービス情報 | 管理域 | (固定)220Kバイト |
利用者定義領域 | (初期値:可変)10240Kバイト | |
実行トレース情報 | (最大)33000Kバイト |
見積り式
利用者定義領域(オブジェクトに要するディスク容量)の見積り式を以下に示します。
項番 | IDL定義 | 計算式(単位:バイト) |
---|---|---|
1 | モジュール宣言 | 1708 + ((a-1)÷32+1)×176 |
2 | インタフェース宣言 | 1712 + ((a-1)÷32+1)×176 + ((b-1)÷32+1)×176 + 512×b |
3 | オペレーション宣言 | 2304 + ((e-1)/32+1)×176 + ((f-1)÷32+1)×176 + ((g-1)÷32+1)×176 |
4 | 属性宣言 | 2224 |
5 | 定数宣言 | 2160 + c |
6 | 例外宣言 | 1712 + ((d-1)÷32+1)×176 + 836×d |
7 | データ型宣言 | 2220 |
8 | 文字列型宣言(ワイド文字列を含む) | 1716 |
9 | 列挙型宣言 | 1824 + ((j-1)÷32+1)×176 + 64×j |
10 | シーケンス型宣言 | 2228 |
11 | 構造体宣言 | 1712 + ((h-1)÷32+1)×176 + 836×h |
12 | 共用体宣言 | 2436 + ((i-1)÷32+1)×176 + 972×i |
13 | 固定小数点型宣言 | 1716 |
14 | 配列宣言 | 2228 |
記号 | 項目 | 意味 |
---|---|---|
a | 包含数 | 包含する型宣言数 |
b | 継承数 | インタフェース宣言が継承するインタフェース数 |
c | 定数値長 | 定数宣言の値の長さ |
d | 例外構造体メンバ数 | 例外宣言の構造体のメンバ数 |
e | パラメタ数 | オペレーション宣言でのパラメタ数 |
f | コンテキスト数 | オペレーション宣言でのコンテキスト数 |
g | 例外数 | オペレーション宣言での例外数 |
h | 構造体メンバ数 | 構造体宣言でのメンバ数 |
i | 共用体メンバ数 | 共用体宣言でのメンバ数 |
j | 列挙型メンバ数 | 列挙型宣言でのメンバ数 |
注6)
ログファイルのサイズの上限値は、CORBAサービスのconfigファイルのlog_file_sizeで設定することができます。アプリケーションごとにJVxxxxxxxxxx.log/JVxxxxxxxxxx.old(xxxxxxxxxxは一意の数字)の名前で採取されます。なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。
注7)
ログファイルのサイズの上限値は、HTTPトンネリングの“gwconfigファイル”の“max_log_file_size”で設定することができます。ディスク容量は、バックアップファイルを1つ残すため“max_log_file_sizeで指定した値×2”となります。また、SolarisまたはLinuxで、WebサーバにInterstage HTTP Serverを使用している場合は、Interstage HTTP Serverの通信プロセスごとにログファイルが作成されます。なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
|
| チャネル情報 |
| 61(Mバイト) + | ログ情報 |
| トレース情報 | |
Interstage管理コンソールで保存先(新規作成)の格納ディレクトリで指定、またはイベントサービスのユニット定義ファイルの“trandir”、“sysdir”、“userdir”で指定 |
| 不揮発チャネル運用時 |
注1)
プロセス単位で内部トレースを採取する(traceconfigファイルのtrace_buffer = process)場合
traceconfigファイルのtrace_size × イベントチャネルのプロセス数(*1) × トレースファイルの世代数
*1)イベントチャネルのプロセス数 = 静的イベントチャネルグループ数 + 動的イベントチャネルのプロセス数(*2)
*2)isinitコマンドでInterstage初期化時に設定したInterstage動作環境定義の定義「Event maximum Process」の指定値。ノーティフィケーションサービスを使用している場合は、「動的イベントチャネルのプロセス数×2」としてください。
イベントサービス単位で内部トレースを採取する(traceconfigファイルのtrace_buffer = system)場合
traceconfigファイルのtrace_size × トレースファイルの世代数
注2)
Interstage管理コンソールで設定した場合は、保存先(新規作成)の格納ディレクトリには、以下の容量が必要となります。
イベントデータ用ファイル容量
システム用ファイル容量
トランザクション用ファイル容量:
((トランザクション多重度 × 4) + 256 + (1トランザクション内最大メッセージサイズ × 2)) × 16 (Kバイト)
ユニット定義ファイルで設定した場合は、各ユニット定義ファイルで指定した以下の容量が必要となります。
「sysdir」で指定したディレクトリ:「syssize」で指定したサイズ
「userdir」で指定したディレクトリ:「usersize」で指定したサイズ
「trandir」で指定したディレクトリ:((tranmax×4) + 256 + (tranunitmax × 2)) × 16 (Kバイト)
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| (注2) | ログ情報 |
注1)
アプレットとして動作する場合は、アプレットが動作するクライアントマシン上のローカルディスクに、porbeditenvコマンドで“ログ格納ディレクトリ”として指定したディレクトリとなります。
注2)
porbeditenvコマンドで“ログ情報を採取”を指定した場合、
設定した“ログファイルサイズ” × 2 × 動作するアプリケーション/アプレット数
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 25以上 | ログトレースファイル |
| 15.0 以上 | 動作環境 |
| 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注) | 異常終了した場合に採取されるcoreファイル |
注)
ディスク所要量の算出方法は、以下のとおりです。
CORBAサービス関連の共有メモリサイズ(*1) × 3 + コンポーネントトランザクションサービスの共有メモリサイズ(*2) + ワークユニット数 × 0.26 + ワークユニットに含まれるIDL定義のパラメタ数(*3) × 0.00005 + 基本サイズ(*4)
CORBAサービス関連の共有メモリサイズ(*1) × 3 + ワークユニット数 × 0.26 + 基本サイズ(*4)
*1)CORBAサービス関連の共有メモリサイズは、CORBAサービスのconfigファイル(/opt/FJSVod/config)の各パラメタから以下のように算出します。
limit_of_max_IIOP_resp_con × 0.016 + limit_of_max_IIOP_resp_requests × 0.016 + max_impl_rep_entries × 0.006 + 0.01
*2)コンポーネントトランザクションサービスの共有メモリサイズは、以下のように算出します。
クライアント数 × 0.1 + 100
クライアント数は、環境定義ファイル(/var/opt/FJSVtd/etc/sysdef)のSystem Scale: ステートメントに指定した値に応じて、以下のように見積もってください。
small:50
moderate:100
large:500
super:1000
*3)ワークユニットに含まれるIDL定義のパラメタ数は、ワークユニット数やIDL定義内のパラメタ数が多い場合に加算してください。各オペレーションのパラメタに構造体がある場合は、パラメタごとに構造体のメンバ数を加算してください。
*4)基本サイズは、環境定義ファイル(/var/opt/FJSVtd/etc/sysdef)のSystem Scale: ステートメントに指定した値に応じて、以下のように見積もってください。
small:250
moderate:330
large:840
super:1400
small:270
moderate:350
large:860
super:1420
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| (注) | システムログファイル |
| トランザクション数 × 0.008 + 0.001 | データベース連携サービス運用時 |
トレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のOTS_TRACE_SIZE × 0.001 | |
リソース管理トレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のRESOUCE_TRACE_SIZE × 0.001 | |
リカバリトレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のRECOVERY_TRACE_SIZE × 0.001 | |
監視プロセストレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のOBSERVE_TRACE_SIZE × 0.001 | |
| 登録したリソース定義ファイル数 × 0.001 | |
| 5.0 以上 |
注)
データベース連携サービスのシステムログファイルは、isgendefコマンドで指定したシステム規模により異なりますので、以下のように見積もってください。
small:1Mバイト以上
moderate:2Mバイト以上
large:8Mバイト以上
super:16Mバイト以上
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| (注) | データファイル |
注)
以下のディスク所要量が必要です。
ロードバランスグループ数 × ((1ロードバランスグループあたりのオブジェクトリファレンス数 × オブジェクトリファレンス長) + 0.0005)
初期量として、8256Kバイトを、初回起動時に獲得します。
これを超過した場合、1024Kバイト単位で拡張します。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
格納ディレクトリ | 1.0以上 (注1) | 性能ログファイル |
| 6.4 × 性能監視ツールの共有メモリサイズ(注2) × 6 | 異常終了した場合に採取されるcoreファイル |
注1)
所要量 = ispmakeenvで指定する共用メモリサイズ × (測定時間 ÷ インターバル時間)
注2)
ispmakeenvコマンドの-mオプションで指定する共有メモリサイズです。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
- | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください | 詳細は“MessageQueueDirector 説明書”の“ファイル容量の見積り”を参照してください |
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
Java VMのシステムプロパティのjava.io.tmpdirで指定 |
| ファイルアップロード機能の使用時 (注) |
フレームワークのログ機能で指定したファイルが格納されるディレクトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | フレームワークのログ機能の使用時 |
注)
このディレクトリには、WebブラウザからアップロードされたファイルのサイズがWebアプリケーションの指定したファイル転送用メモリサイズを超えた場合に、アップロードされたファイルが格納されます。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
| 配備ファイルのサイズ × 2 | 配備時に使用する一時領域 |
[Java EE共通ディレクトリ] | 配備ファイルを展開した資産のサイズ × 2 | Java EEアプリケーションの資産一式 |
| 配備モジュールの誤りに依存 | 配備モジュールの検証結果を格納する領域 |
サーバーログ (注1)
|
※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.016Mバイトのログが出力されます。 ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。 | |
Java VMログ(注1) |
※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.003Mバイトのログが出力されます。 ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。 | |
HTTPトレースログ(注1)
| HTTPトレースログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1) ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。 | |
HTTPアクセスログ(注1)
|
※ログサイズ、保存するログファイルの世代数、形式は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。 | |
IIOPアクセスログ(注1)
| IIOPアクセスログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1) (注3) | IIOPアクセスログ |
モニタロギングのログ(注1)(注2) |
※1回あたりの出力サイズは、監視する情報の数や監視レベルによって異なりますが、ログファイル1つにつき約0.0001Mバイト~0.0005Mバイトです。 ※1日あたりの採取回数は、監視サービスの定義項目で設定した採取間隔により決まります。 ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。 | |
| 配備するエンタープライズアプリケーション(.ear)を展開した資産のサイズ | |
| 配備する下記アプリケーションを展開した資産のサイズ
| |
| 配備するアプリケーションの構成に依存します。 なお、大容量、および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。 | |
| 最大6Mバイト | |
| 初期値1MBに以下の算出値を加算してください。
トランザクションを使用する場合
Durable Subscription機能を使用する場合
| メッセージブローカを複数起動する場合には、メッセージブローカごとに左記の値を算出し、各値を合計してディスク容量を算出してください。 |
セッションの永続化ファイル | (注4) | セッションリカバリ機能使用時 |
[トランザクションログの位置] | キーポイント間隔の設定値 × 0.0005Mバイト + 0.15Mバイト | トランザクションログファイルの格納先 |
[セッション格納位置] | passivateされたBeanインスタンスのファイルサイズ × passivateされたBeanインスタンス数 Beanインスタンスのファイルサイズやpassivateされる数量は、配備するアプリケーションやアプリケーションの運用方法に依存します。 | 「5.8.2 Enterprise Beanインスタンスのキャッシング」を参照しEJBコンテナ定義のチューニングを実施したり、負荷試験や運用リハーサルを実施したりしてどの程度のディスク容量が必要になるかどうか事前に想定し、見積もることを推奨します。 |
注1)
このディレクトリは、ロガーの定義項目で変更可能です。
注2)
デフォルトでは、モニタロギングは無効になっているため、ログは出力されません。
注3)
ログサイズおよび保存するログファイルの世代数は、IIOPサービスの定義項目の値です。IIOPサービスの定義項目については、「Java EE運用ガイド」の「定義項目一覧」-「動作環境に関する定義項目」を参照してください。
注4)
セッションリカバリ機能を使用して、セッションの永続化を有効にした場合は、Session Registry Serverの環境設定で指定したセッションの永続化ファイルの保存先にセッションの永続化ファイルが生成されます。配備するWebアプリケーション1つについて、以下のディスク容量が必要です(単位:Mバイト)。なお、以下の式で算出した値は、利用しているファイルシステムによって増減する場合があります。
(0.004 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.004) × セッション数) × 2
(0.001 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.001) × セッション数) × 2
(0.004 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.004) × セッション数) × 2
“セッションの保持するデータ容量”は、Webアプリケーションでセションの属性(Attribute)にセットするオブジェクトおよびキーのサイズの合計値です。
“X”は、0.001 + セッションの保持するデータ容量 × 0.05です。
Session Registry Serverは、Interstage Application Server Enterprise Editionで運用可能です。