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Interstage Application Server 入門ガイド
FUJITSU Software

2.4.3 リソースの作成

データベースにアクセスするためのJDBCリソースを作成します。サンプルアプリケーションでは、JPAのpersistence.xmlファイルに以下のように定義しているため、"jdbc/Account"という名前のJDBCリソースを定義する必要があります。

<jta-data-source>jdbc/Account</jta-data-source>

リソースの作成は以下の2段階の操作が必要です。

プールの作成

新規に接続プールを作成する方法を説明します。インストール時にすでに用意されている"DerbyPool"などの接続プールを利用することもできます。
Interstage Java EE管理コンソールで以下のように操作してください。

  1. ツリーから[リソース]-[JDBC]-[接続プール]を選択します。

  2. 「新規」ボタンをクリックして接続プールの新しいJDBC接続プールの作成画面を表示します。

  3. 新しい JDBC 接続プール (ステップ 1/2)の画面で以下を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    項目

    内容

    指定例

    名前

    任意の名前を指定します。

    AccountCP

    リソースタイプ

    リソースタイプを指定します。

    javax.sql.DataSource

    データベースベンダー

    データベースのベンダ名を指定します。

    JavaDB


  4. 新しいJDBC 接続プール (ステップ 2/2)の画面で接続プールのチューニングを行います。
    追加プロパティにはJDBCドライバ固有のプロパティを指定し、データベースの接続先などを指定する必要があります。ここでは以下を指定します。データベースの起動で使用するポートを変更した場合にはPortNumberに設定する値を変更してください。

    名前

    PortNumber

    1527

    User

    APP

    Password

    APP

    ServerName

    localhost

    DatabaseName

    interstage-samples

    ConnectionAttributes

    ;create=true


  5. すべて入力したら「完了」ボタンをクリックします。


以上でJDBC接続プールの作成は完了です。

JDBCリソースの作成

Interstage Java EE管理コンソールで以下のように操作してください。

  1. Interstage Java EE管理コンソールのツリーから[リソース]-[JDBC]-[JDBCリソース]を選択します。

  2. 「新規」ボタンをクリックして接続プールの新しいJDBCリソースの作成画面を表示します。

  3. 新しい JDBC リソースの画面で以下を入力して「了解」ボタンをクリックします。
    "ターゲット"にはリソースを使用する対象を指定するため、先ほど作成したIJServerクラスタの名前(Cluster001)を指定します。Interstage Java EE DASサービスで動作確認する場合には、ターゲットには"server"を指定します。

    項目

    内容

    指定例

    JNDI名

    任意の名前を指定します。

    jdbc/Account

    プール名

    接続プールを選択します。

    AccountCP

    ターゲット

    JDBCリソースを利用するクラスタを指定します。

    Cluster001


以上でJDBCリソースの作成は完了です。