データベースにアクセスするためのJDBCリソースを作成します。サンプルアプリケーションでは、JPAのpersistence.xmlファイルに以下のように定義しているため、"jdbc/Account"という名前のJDBCリソースを定義する必要があります。
<jta-data-source>jdbc/Account</jta-data-source> |
リソースの作成は以下の2段階の操作が必要です。
接続プールの作成
新規に接続プールを作成する方法を説明します。インストール時にすでに用意されている"DerbyPool"などの接続プールを利用することもできます。
Interstage Java EE管理コンソールで以下のように操作してください。
ツリーから[リソース]-[JDBC]-[接続プール]を選択します。
「新規」ボタンをクリックして接続プールの新しいJDBC接続プールの作成画面を表示します。
新しい JDBC 接続プール (ステップ 1/2)の画面で以下を入力して「次へ」ボタンをクリックします。
項目 | 内容 | 指定例 |
---|---|---|
名前 | 任意の名前を指定します。 | AccountCP |
リソースタイプ | リソースタイプを指定します。 | javax.sql.DataSource |
データベースベンダー | データベースのベンダ名を指定します。 | JavaDB |
新しいJDBC 接続プール (ステップ 2/2)の画面で接続プールのチューニングを行います。
追加プロパティにはJDBCドライバ固有のプロパティを指定し、データベースの接続先などを指定する必要があります。ここでは以下を指定します。データベースの起動で使用するポートを変更した場合にはPortNumberに設定する値を変更してください。
名前 | 値 |
---|---|
PortNumber | 1527 |
User | APP |
Password | APP |
ServerName | localhost |
DatabaseName | interstage-samples |
ConnectionAttributes | ;create=true |
すべて入力したら「完了」ボタンをクリックします。
以上でJDBC接続プールの作成は完了です。
JDBCリソースの作成
Interstage Java EE管理コンソールで以下のように操作してください。
Interstage Java EE管理コンソールのツリーから[リソース]-[JDBC]-[JDBCリソース]を選択します。
「新規」ボタンをクリックして接続プールの新しいJDBCリソースの作成画面を表示します。
新しい JDBC リソースの画面で以下を入力して「了解」ボタンをクリックします。
"ターゲット"にはリソースを使用する対象を指定するため、先ほど作成したIJServerクラスタの名前(Cluster001)を指定します。Interstage Java EE DASサービスで動作確認する場合には、ターゲットには"server"を指定します。
項目 | 内容 | 指定例 |
---|---|---|
JNDI名 | 任意の名前を指定します。 | jdbc/Account |
プール名 | 接続プールを選択します。 | AccountCP |
ターゲット | JDBCリソースを利用するクラスタを指定します。 | Cluster001 |
以上でJDBCリソースの作成は完了です。