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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

5.1 デバッグトレースを採取する

デバッグトレースは、管理(統合管理)サーバのサービスのトレースです。トレース採取の設定は、管理(統合管理)サーバと接続されている管理コンソールで行います。

注意

トレースの採取は、指定された場合だけ実施してください

調査用のデータが大量に採取され、PCの負荷が高くなる可能性があるので、デバッグトレースの採取は、富士通技術員に指定された場合だけ行ってください。

デバッグトレースの設定変更後、すぐにトレースが採取されないことがあります

  • デバッグトレースの設定変更後、設定が有効になるまでには、約6分かかります。

  • デバッグトレースの設定変更後、管理サーバのサービスを再起動することで、すぐに設定が有効となります。

手順は、以下のとおりです。

  1. [管理コンソール]画面を起動します。

  2. [動作設定]メニューから[デバッグトレース]を選択します。

  3. [概要]または[詳細]をチェックします。

  4. [設定]ボタンをクリックします。

    画面が閉じた後、約6分でデバッグトレースの採取が開始されます。

    Windows Server® 2003の場合
    [OSインストールドライブ]\Documents and Settings\All Users\Application Data\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeperに以下のファイルが作成・更新されます。
    (環境によっては[OSインストールドライブ]¥Documents and Settings¥All Users.WINNT¥Application Data¥Fujitsu¥Systemwalker Desktop Keeperに作成・更新される場合があります。)

    • 階層化サービスのトレース設定:fsw21sj1.log

    • サーバサービスのトレース設定:fsw21sj0.log

    • 管理者メール送信のトレース設定:fsw21ej4.log

    【Windows Server® 2008、またはWindows Server® 2012の場合】
    [OSインストールドライブ]¥ProgramData¥Fujitsu¥Systemwalker Desktop Keeperにファイルが作成・更新されます。

    また、ファイルは10MB以上になると別のファイルに変名して保存されます。(拡張子に「1」から「3」の名前を持つファイルが作成されます。)
    「3」の名前を持つファイルが作成されると、それ以上新しいファイルは作成されず、前のファイルの内容が上書きされます。よって4つのファイル×10MBで最大40MBまでしかディスク容量を必要としません。

    [しない]をチェックした場合、デバッグトレースが停止します。

注意

ディスク領域が枯渇すると、トレースは採取されません

ディスク領域枯渇時は、自動的にデバッグトレース採取が中止されます。


【[デバッグトレース]選択時に表示される情報と、サーバ設定ツールの“[トレース設定]画面の[トレース設定]情報との関係について】

サーバ設定ツールの[トレース設定]で設定する以下の情報のうち、トレースログの採取レベルが一番高い設定(1番高い設定が「詳細」、次が「概要」、最後が「しない」)が管理コンソールの[デバックトレース]の選択画面に設定されます。

  • [階層化サービスのトレース設定]

  • [サーバサービスのトレース設定]

  • [管理者メール送信のトレース設定]

また、管理コンソールの[デバックトレース]の選択画面で再設定すると、その設定がサーバ設定ツールの[トレース設定]([階層化サービスのトレース設定]、[サーバサービスのトレース設定]、[管理者メール送信のトレース設定])に同じレベルで設定されます。

[トレース設定]画面

説明: imgfile/trace.gif

[トレース設定]

項目名

説明

[階層化サービスのトレース設定]

階層化サービスのトレース指定を設定します。

  • [しない]
    階層化サービスのトレースを採取しません。

  • [概要]
    階層化サービスのトレースを概要レベルで採取します。

  • [詳細]
    階層化サービスのトレースを詳細レベルで採取します。

[サーバサービスのトレース設定]

サーバサービスのトレース指定を設定します。

  • [しない]
    サーバサービスのトレースを採取しません。

  • [概要]
    サーバサービスのトレースを概要レベルで採取します。

  • [詳細]
    サーバサービスのトレースを詳細レベルで採取します。

[管理者メール送信のトレース設定]

管理者通知機能のトレース指定を設定します。

  • [しない]
    管理者通知機能のトレースを採取しません。

  • [概要]
    管理者通知機能のトレースを概要レベルで採取します。

  • [詳細]
    管理者通知機能のトレースを詳細レベルで採取します。

[Active Directory連携機能のトレースの設定]については、“5.4 Active Directory連携機能のトレースを採取する”を参照してください。