FUJITSU Software Linkexpress 運用ガイド |
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第8章 トラブル発生時の調査手順 |
エラー情報から原因が解決できない場合、以下の調査観点から調査してください。なお、その他のトラブル事例はFAQで紹介しています。FAQ情報の参照URLについては、エラー情報の調査手順を参照してください。
機能 |
問題事象 |
調査観点 |
業務定義 |
応答側監視業務が起動できない場合 |
考えられる原因は、以下のとおりです。
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業務定義が登録できない場合 |
業務定義は、動作環境定義で「制御サーバ」または「制御サーバ兼業務サーバ」と定義されているサーバ上でのみ業務定義の登録/反映が可能です。「業務サーバ」にログインした場合は、登録/反映は実施できません。 |
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Linkexpressクライアント(GUI)で業務情報が更新されない場合 |
考えられる原因は、以下のとおりです。
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ファイル転送全般 |
導入時に相手側システムと接続が失敗する場合 |
考えられる原因は、以下のとおりです。
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運用開始後、相手側システムと接続が失敗する場合 |
考えられる原因は、以下のとおりです。
なお、自側システム、相手側システムとも通信エラーのメッセージが出力される場合で、問題事象が頻発する場合は、ネットワークを調査する必要があります。TCP/IP系プロトコルによるファイル転送を実施している場合、ネットワークトレースを自側システム、相手側システムで採取し調査してください。以下は各プラットフォームで代表的なネットワートレースの採取ツールです。
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ファイル転送処理速度が遅い場合 |
ファイル転送性能は、ネットワーク性能以外にも影響を受ける要因があります。代表的な要因を以下のとおりです。各要因について、状態を確認してください。
なお、ファイル転送を実施するサーバがWindowsの場合、上述以外の要因として、Windows側のハード/LANドライバ/OSの関連で、TCP/IP通信が遅くなっている可能性があります。
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ジョブ連携 |
ジョブ連携処理が無応答となる場合 |
無応答状態の場合の調査観点を参照してください。 |
ジョブが起動できない場合 |
Linkexpressでは起動できないジョブがあります。また、Windowsの場合、注意事項があります。ジョブ連携提供機能を参照してください。 |
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起動されたジョブが正しく動作しない場合 |
ジョブが利用する環境変数が、設定されていないことが考えられます。ジョブの動作環境を参照してください。 |
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コード変換 |
コード変換が失敗する場合 |
トラブル事例とその対処については、「導入ガイド」の「10.3 コード変換のトラブル対処」を参照してください。 |
クラスタ |
Linkexpressを停止するとクラスタが切り替わる場合 |
状態遷移プロシジャで、Linkexpressのプロセス監視を行っています。このため、Linkexpressを停止するとプロセスが終了するためクラスタが切り替わります。PRIMECLUSTERの場合は、「クラスタシステム導入説明書」の「3.1.3.4 Linkexpressのプロセス監視」、および「3.1.3.11 状態遷移プロシジャの再登録方法」を参照してください。 |
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