FUJITSU Software Linkexpress 運用ガイド
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第3章 DB連携機能> 3.9 DBサービス定義

3.9.1 DBサービス定義とは

[DBサービスについて]

DB連携機能が提供するデータの転送から格納までの一連の処理をDBサービスと呼びます。DB連携機能を使用する際には、INTABLE定義文、OUTTABLE定義文およびEXTRACT定義文を記述するDBサービス定義ファイルを作成します。

また、DB連携機能の運用では、1個または複数個のDBサービスをまとめて管理します。この単位をDBサービスグループと呼びます。

なお、Linkexpressクライアントから自側DB格納イベントおよび相手側DB格納イベントを使用した業務を作成した場合、利用者はDBサービス定義を意識することなく定義の作成が可能です。

[DBサービス定義の命令について]

DBサービス定義で使用する定義文には以下の3種類があります。

INTABLE定義文 : 入力データの定義を行う定義文です。

OUTTABLE定義文 : 出力データの定義を行う定義文です。

EXTRACT定義文 : データの編集に関する指定を行う定義文です。

定義文の記述方法として以下のような規約があります。

[DBサービス定義ファイルについて]

DBサービス定義ファイルのファイル・アクセス許可モードには、Linkexpressのインストール時に実行許可を与えたグループに対する読込権が必要です。
なお、Linkexpress V5.0L10相当以降では、インストール時にグループ名を指定せず、lxdbgrpコマンドでグループ名を指定します。lxdbgrpコマンドの詳細は、「コマンドリファレンス」の「9.15 lxdbgrpコマンド」を参照してください。

[DBサービス定義のコード系]

PCサーバの場合、DBサービス定義に記述できるコード系は、シフトJIS(MS)系(Sjis-ms)です。Unicode系など、シフトJIS(MS)系以外のコード系で記述した場合、DB連携機能の動作は保証されません。

UNIXサーバの場合、DBサービス定義に記述できるコード系は、lxchcodeコマンドで設定したコード系です。異なるコード系で記述した場合、DB連携機能の動作は保証されません。
なお、lxchcodeコマンドは、Linkexpress V5.0L10相当以降でサポートしています。コマンド未実行時は、Linkexpressインストール時点のOSのデフォルトロケールです。lxchcodeコマンドの詳細、および現在のコード系設定の確認については、「コマンドリファレンス」の「9.16 lxchcodeコマンド」を参照してください。また、Linkexpress V4.0L10相当以前の場合、Linkexpressインストール時にコード系を指定します。

[サンプルファイルについて]

PCサーバでは、DBサービス定義ファイルのサンプルを製品ディレクトリ上に提供しています。利用者のディレクトリに複写後、必要に応じて修正してください。サンプルのファイル名は以下のとおりです。


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