FUJITSU Software Linkexpress 運用ガイド |
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第1章 データ転送機能 | > 1.2 ファイル転送機能 |
TCP/IP(FTP系)によるファイル転送で、Linkexpress が起動側システムとして動作し、応答側システムがグローバルサーバ/ PRIMEFORCEの場合に、ファイル送信またはファイル受信を要求する際の仮想ファイル名(グローバルサーバ/PRIMEFORCE側のファイル名)の指定方法を説明します。
仮想ファイル名は、応答側システムであるグローバルサーバ/PRIMEFORCE側FTPサーバ製品(Linkexpress File TransferまたはDTS)の定義により、指定方法が異なります。
仮想ファイル名として、グローバルサーバ/PRIMEFORCE側のファイル名を指定します。
仮想ファイル名をシングルクォーテーションで囲む場合と囲まない場合で、グローバルサーバ/PRIMEFORCE側のFTPサーバ製品の動作が異なります。詳細は、"OSIV TISP/BP 使用手引書" を参照してください。
第一修飾子として、起動側システムで指定した相手側利用者名が仮想ファイルの前に付加されます。
例として、仮想ファイル名 A.B.C 、起動側システムで指定した相手側利用者名 X の場合、グローバルサーバ/PRIMEFORCE側で認識する仮想ファイル名は以下のとおりとなります。
X.A.B.C
シングルクォーテーションで囲まれた仮想ファイル名が、グローバルサーバ /PRIMEFORCE側のファイル名となります。なお、Linkexpressのコマンドで仮想ファイル名を指定する場合、コマンドライン上にシングルクォーテーションを記述すると、OSによってはシングルクォーテーションが制御文字の扱いとなります。制御文字の扱いになった場合、グローバルサーバ/PRIMEFORCE側へはシングルクォーテーションが通知されず、結果的に「仮想ファイル名をシングルクォーテーションで囲まない場合」と同様の動作となります。
この場合はさらにダブルクォーテーションで囲む等の対処が必要です。なお、ご利用のOSでシングルクォーテーションが制御文字の扱いになるか否かを確認するためには、コマンドライン上で以下のコマンド投入表示結果を確認してください。
echo "'" 表示結果 ' → シングルクォーテーションは制御文字 表示結果 "'" → シングルクォーテーションは制御文字では無い
仮想ファイル名 A.B.C をシングルクォーテーションで囲む場合のコマンドラインでの指定例を以下に示します。
例1)"'"A.B.C"'"
例2)\'A.B.C\'
ファイル転送やメッセージ転送などのシステム連携では、能動的に処理を行うシステムを起動側システム、受動的に処理を行うシステムを応答側システムと呼びます。通信を行う場合、必ず片方のシステムが起動側システム、もう片方が応答側システムとなります。
ネットワーク定義のKGFGCOMM定義命令で指定します。詳細は、"Linkexpress File Transfer 運用手引書" を参照してください。
DTS定義のJVTGCOMM定義命令で指定します。詳細は、"DTS 運用手引書" を参照してください。
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